塾選びの基準は「自分の理想と見合うかどうか」、教科担当制がいい理由
塾選びというのは、親にとってなかなかの悩みどころだと思います。
そもそも選ぶ上での基準がわかりにくいですし、入塾前には説明をしない部分、つまりクローズドな部分もけっこう多いです。
もちろん実際に質問をすれば答えてくれると思いますが、いざ質問をしようと思っても、着眼点がわからないんですよね。
そこで、「塾選びをする上で重要視したいこと」を元塾講師目線でお伝えしていこうと思います。
■ 1.月謝に惑わされちゃダメ
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月謝が高いから良い塾、月謝が安いから質の落ちる塾というわけではありません。
その塾ごとに持ち味と言いますか、カラーや特色があります。
たとえば長期休暇中にも普通授業がある塾もありますし、全くなくなる塾もあります。
補習に力を入れているスタイルの塾もあれば、進学に向けて学校以上の内容を教える塾もあります。
また、授業時間以外の先生との距離が物理的に近い塾もありますし、離れている塾もあります。
そのあたりの需要と供給が自分たちの理想や都合と合うかどうかを見極めることのほうが、月謝よりも大切です。
SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)
それともう一点、金銭的なところで注意しなければならないのは月謝のほかにもテキスト費や教室維持費、長期休み中の講習費などが加算される点についてでしょうか。
そのあたりも聞いて比較するようにしなければなりません。
ここが高いと、たとえ月謝が安くても最終的な値段が高くなってしまうこともあります。
■ 2.担任制、教科担当制、コマ担当制…結局どれがいい?
Kazpon / PIXTA(ピクスタ)
塾の形態としては、大きく分けて1人の生徒の全てと向き合う担任制、教科を担当する教科担当制、特定の授業時間を担当している(たとえば、火曜の18時、水曜の20時開始の授業を担当しているなど)コマ担当制があります。
個人的におすすめなのは教科担当制で、次に担任制です。コマ担当制はあまりオススメできません。
教科担当制は、その教科に特化して強い先生がずっと教えるので、実力アップに期待ができます。
担任制は、たとえば補習塾などにおいて全体的にやる気を出してもらうところから始めるなど、信頼関係を築いて勉強に向き合うこと、基礎固め的な意味合いを目標にするならおすすめでしょう。