子育て情報『トランスジェンダーの“性の違和感”体験を多くの人に伝えたい 絵本「せかいにひとりだけのぼく」制作・出版に向けクラウドファンディング開始』

2021年9月1日 12:00

トランスジェンダーの“性の違和感”体験を多くの人に伝えたい 絵本「せかいにひとりだけのぼく」制作・出版に向けクラウドファンディング開始

出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの男性・竹紫春翔(ちくしはると)さん(本名・大城春香さん 32歳、神戸市)が自らのおいたちや体験をもとにした絵本「せかいにひとりだけのぼく」の制作・出版のためのクラウドファンディングを8月8日に立ち上げました。
公共施設への寄付、講演費用など120万円の調達を目指し、支援は10月11日まで受け付けております。8月8日から18日間で50%達成しました。

トランスジェンダーの“性の違和感”体験を多くの人に伝えたい 絵本「せかいにひとりだけのぼく」制作・出版に向けクラウドファンディング開始

勇気と希望を届けたい

竹紫さんは沖縄県生まれで体は女性、心は男性のトランスジェンダー。
幼少期から自分の性に違和感を持ち、小学校6年生で女性の先生を好きになったときに、人と違うことに気づきました。男子生徒に混じり小・中・高と野球に打ち込みますが、いじめに遭うなど苦しい学生生活を送ることとなりました。
母へのカミングアウトは25歳のとき。家を出ることを覚悟して打ち明けたのに、母はあっさりと受け入れて拍子抜けしたそうです。


竹紫さんは語ります。
「母に受け入れてもらったことをきっかけに、トランスジェンダーは自分の個性だと思うようになり、前を向いて歩んで行けるようになりました。その体験を絵本という形で世に出し、同じような悩みを持つ大人、子供に勇気と希望を与えたいです。現在、日本のLGBTの割合は8~9%と言われています。誰にも打ち明けられず、相談もできない。そんな人びとを寛容に受け入れていく社会になっていくことを望みます。絵本出版はその第一歩になると信じています」

トランスジェンダーの“性の違和感”体験を多くの人に伝えたい 絵本「せかいにひとりだけのぼく」制作・出版に向けクラウドファンディング開始

左・竹紫さん、右・絵本作家Haijiさん

■クラウドファンディング
「男女って何?性別の枠を越えた、個性を大切にする絵本を子供達に届けたい」
https://camp-fire.jp/projects/view/452364

【竹紫春翔(ちくしはると)】(本名・大城春香)32歳、神戸市。
1989年生まれ、沖縄県那覇市出身、神戸市灘区在住
関西を中心にオニイタレントとして活動。
LGBTの講演も積極的に行っている。
Instagram:https://www.instagram.com/haruto_chikushi_onii516/

【Haiji(ハイジ)】(本名・平野沙緒理)37歳、西宮市。1984年生まれ、山口県下松市出身、西宮市在住の絵本作家。「ほっこり優しいイラストで子どもたちを笑顔にしたい」をテーマに絵本を描く。

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