子育て情報『幼児教育現場におけるICTの活用について -園がICT化するまでの試行錯誤- 4月25日(月)に開催したオンラインセミナーのレポートを公開』

2022年6月14日 13:00

幼児教育現場におけるICTの活用について -園がICT化するまでの試行錯誤- 4月25日(月)に開催したオンラインセミナーのレポートを公開

■セミナーまとめ(亀山理事長のまとめより抜粋)
保育充実化に向けた試行錯誤について、私たちがやってみたことをお話ししました。保育者の発想を広げるきっかけになれば幸いです。
保育充実化では、保育の時間を豊かにするために保育者自身の発想を広げて、子どもたちにデジカメを渡すだけでいろいろと話が広がります。またデジカメでもiPadでも動画撮影ができます。写真や動画を子どもの目線で撮影し、子どもたちにドキュメンテーションづくりをぜひやらせてあげてください。
子どもたちが園のドキュメンテーションをすると、子ども自身が好きなところで写真を撮ってくれます。先生が意図して用意したところは、意外と子どもに伝わっていないことも見えてきます。
例えば、子どもたちに危ないところってどこ?と訊ねると、子どもたちは危ないところの写真を撮ってくれます。
ここで押されたことがある、ここで転んだ、とかが写真になります。それは子どもたち自身の直接的、具体的な体験とつながっていて、体験したことで子どもたちの発想も広がるんです。
先生自身も直接的・具体的な体験とのつながりを常に意識してやってみてください。すると2つも3つも進んだ取り組みを子どもたちが考えてくれます。
そして、対話、情報活用と探究心を育む道具がデジカメやiPadです。これらを折り紙、ハサミと同じように使ってみる感覚が必要となります。
ハサミなどの道具と同様にデジカメやiPadの使い方も教えてあげてください。例えばパシャパシャ撮るけれども、それは撮られるお友だちが撮って良いって本当に言っていたのかも大切です。
子どもたちにとっては撮ったら嫌なものもたくさんあります。隠していたのに先生に撮られた、とか言うかもしれません。そういったものに耳を傾けてください。
本人にも肖像権があるし子ども自身が隠しているものに著作権があるかもしれません。安易に撮影して良いわけじゃないんです。保育者のリテラシーを上げることは、とても大切なことになります。
主体的・対話的で深い学びを実現し、小学校以降に学びや生活の基盤を育成することにリンクされるよう皆さんも、チャレンジしていただければと思います。

■VISH株式会社 会社概要
VISH株式会社は、日本の真ん中・愛知県名古屋市からインターネットを活用し、皆さまの想い(Vision)を共有(Share)するクラウドサービスの開発・提供を行っています。

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