VR動画と対話AIを駆使した次世代型の探究教材「沖縄バーチャル探究学習」の無料モニター募集開始
とは言うものの、CO2だけで温暖化を説明することはできません。では他に何があれば説明がつくのか。それは自然由来の「水蒸気」です。その温室効果はCO2の2倍から3倍に及び、気候変動の根幹に関わる因子となっています。
この温暖化メカニズムを説明します。まず、人為起源のCO2が気温を1度上昇させると、大気中の水蒸気が7%増加し、さらに気温が上がります。これを「水蒸気フィードバック」と呼びます。ちなみにCO2と違い、水蒸気は上空で冷えると凝結し雨となって地上に降り注ぎつつ、海面からの蒸発で大気に水蒸気が戻ります。
つまり水蒸気フィードバックで気温が上がれば上がるほど、雨量も増え続けます。これが近年の水害の大きな因子となっています。洪水で街が沈まないためにも「脱炭素ライフスタイル」へのシフトは待ったなしとなっています。
【体験学習】気候変動のカナリア「サンゴ礁」
沖縄随一のサンゴ礁生態系を、「宮古島バーチャル修学旅行」にて仮想体験します。沖縄方面に修学旅行が決定している学校も、他方面の学校も、気候変動のカナリア「サンゴ礁」をテーマに、SDGs探究学習ができます。
実のところ、沖縄現地でのリアルなサンゴ礁体験は容易ではありません。その点、仮想体験動画なら、リアル超えのダイビング探究を全員参加で深めることができます。学習目標は、サンゴ礁をテーマに気候変動を掘り下げ、生徒たちと共に「脱炭素ライフスタイル」への道を探ることです。
それゆえ、ブルーカーボンなどの脱炭素生態系という視点からも、サンゴ礁を探究します。悠久の彼方から、大気中のCO2を海中に貯蔵し続けてきたサンゴ礁生態系の壮大なメカニズムを学びます。このまま海中に溶け込む大気のCO2が増え続けると、海洋酸性化が進み、炭酸カルシウムの骨格をサンゴが造れなくなり、サンゴ礁が消失するリスクも探ります。貝類や甲殻類も然りです。
やはり、サンゴ礁消失を回避するためにも「脱炭素ライフスタイル」へのシフトは待ったなしとなっています。
【事後学習】大学や企業など社会が求める生徒像
修学旅行が終われば、残りの学校生活も1年余り、進学や就職が大きな関心事となります。そんな中、社会は大きく変遷しようとしています。今後、大学や企業など社会が求める生徒像は、「持続可能な社会の創り手」となり、偏差値では判断できない新たな「生きる力」が求められます。
大学や企業が生徒たちに問うのは、生徒時代の具体的な行動実績となります。