Dropboxは、iOS版「Dropbox」アプリの最新バージョンとなる「バージョン 3.9」を公開し、「最近」タブ機能やiPhone、iPadからファイルにコメントを付けることができる機能を追加した。iOS版「Dropbox」の最新バージョンでは、従来のファイルリストが一新され、最近使用したすべてのファイルが表示される「最近」タブがアプリのホーム画面左端に追加されている。そのほか、先日ブラウザ版の「Dropbox」に搭載されたファイルにコメントできる機能が、iOS版アプリにも新機能として追加され、iPhoneやiPadからコメントを付けることが可能となった。また、同社は数週間以内に、iOS版アプリにMicrosoft Office ドキュメントを作成できる機能を追加するとしている。同機能では、作成したWord、Excel、PowerPointファイルが「ドキュメントを作成」をタップしたときに、「Dropbox」のフォルダに保存されるという。
2015年05月07日米Dropboxは5日(現地時間)、iOS版Dropboxアプリをアップデートし、最新版となるバージョン3.9を公開した。新たに、ホーム画面に最近使用したファイルの履歴リストが表示される機能が追加された。また、従来dropbox.com上で追加可能だったファイルへのコメント機能が、iPhoneやiPadなどから行えるようになった。最近使用したファイルの表示については、全アクティビティの最新情報を表示できる[最近]タブをホーム画面に追加。使用デバイスやdropbox.comにて、アップロードや閲覧、名前の変更、編集などを行ったファイルの一覧が確認できる。これにより、外出時などで必要になる可能性が高い、直近に更新したファイルが、最もアクセスしやすい場所に表示されるようになった。コメント機能では、ファイルへの直接コメントおよび、コメントにおける他ユーザーの招待などがアプリ上から可能となった。@後に相手の名前やメールアドレスを入力することで、他ユーザーの招待や通知などが自動的に行われる。このほか、数週間以内に、iOS版Dropboxアプリから直接WordやExcel、PowerPointなどMicrosoft Officeファイルを作成する機能を追加する予定。Microsoft提供の各Officeアプリを端末にダウンロードすることで利用可能。作成されたファイルは「ドキュメントを作成」をタップした際に閲覧していたDropboxフォルダに保存され、各デバイスやdropbox.comからアクセスできる。
2015年05月07日米Dropboxは4月28日(現地時間)、Dropboxで管理するすべてのファイルにコメントを付けられる機能を追加した。これにより、Dropboxファイルのプレビュー画面上で、他のユーザーとのチャットが行える。同社はモバイル版でも追って、コメント機能を利用可能にする予定だ。コメント欄はファイルのプレビュー画面横に設けられており、文中の「@」以降にDropboxのユーザー名やメールアドレスを入力すると、その相手に通知メールが送られる。Dropboxアカウントを持たない場合も、他のユーザーから招待を受けることで、指定のファイルとコメントの閲覧が行える。どのファイルのコメント通知メールを受け取るかは選択可能で、配信を希望しない場合は停止設定できる。コメント機能そのものを必要としないユーザーは、オプションからコメント機能をオフにできる。
2015年05月01日Dropboxは4月28日、新しくコメント機能を追加したと発表した。この機能を利用することで、Dropboxに保存したファイルを中心に、共有リンクを通じ会話ができるようになる。また、この機能により編集対象となるファイル1か所に会話をまとめ、会話に加わった全員からフィードバックを集めることも可能になる。機能は、ビジネス版Dropboxの先行アクセスユーザーに対し、1カ月間試験的に提供されていた。4月28日からは全てのユーザーに提供されることになる。メンション機能で誰でも会話に参加できる。@の後に名前かメールアドレスを入力すると、その相手にメールで通知が送られる。Dropboxアカウントを持っていない相手でも、ファイルの共有リンクがあれば会話に参加可能だ。更新の通知を受けたいファイルのみ選択できる。共有したファイルに誰かがコメントすると、メールで通知が送信される。情報やコメントの更新状況の通知が必要でない場合は、「通知の送信を停止する」をクリックすればよい。共有ファイルにアクセス可能なユーザーなら誰でもファイルに対してコメントできる。不要な場合は、「オプション」メニューの「コメントをオフにする」で本機能をオフにできる。Microsoft Officeファイルにコメントがあった場合、自分がファイルの所有者ならブラウザ内でファイルを編集できる。
2015年04月29日スマートフォンから利用するために、Dropboxでは専用アプリを用意している。Dropboxとスマートフォンの組み合わせで最も便利なのは「カメラアップロード」機能だろう。カメラアップロードとは、スマートフォンで撮影した画像やスクリーンキャプチャなどの画像を、Dropboxの「カメラアップロード」フォルダに自動的にアップロードしてくれる機能だ。別のギャラリーアプリなどでスマートフォン内部の画像を削除しても、Dropbox上には画像が残るからバックアップとしても利用できる。アップロードされた画像は当然PCで扱いやすくなるから、スマートフォンで撮影してからPCで画像加工したいという場合にも便利だ。カメラアップロード機能は、スマートフォンでDropboxのアプリを初めて起動した時に利用するかどうかを尋ねられる。ここで「カメラアップロードをON」をタップしておけば、基本的な利用設定は完了だ。動画撮影もよくするなら、さらに「動画を含む」のスイッチも入れておけばよい。細かな設定は「設定」画面で行える。カメラアップロード機能そのもののオン/オフや動画の取り扱いに加えて、アップロード方法の指定も可能だ。標準では「Wi-Fiのみ」になっていて、無線LANに接続した時に一気にアップロードすることでパケット通信量を抑えるような設定がされている。もし通信量を気にする必要がないなら、「Wi-Fiまたはデータプラン」にチェックを入れておけば、LTEや3G環境でもアップロードが行われる。ただし、スマートフォン本体のバッテリー残量が少ない時は、設定にかかわらずアップロード機能は停止される。残り少ないバッテリーを、急いでいないカメラアップロード機能で使い果たされてしまうという心配は無用というわけだ。アップロードした画像は、カメラアップロードフォルダはもちろんスマートフォンのアプリからも確認できる。ローカルの画像は容量節約のために削除してしまい、必要な時にDropboxから引き出すようにするのもよいだろう。当然のことながら、PCで作ったファイルも閲覧可能だ。フォルダやファイルは右側のボタンをタップするとメニューを呼び出せるから、ここから削除やお気に入りチェックといった作業を行うとよい。「共有」ではリンクを送るアプリを選択する画面が表示され、「詳細」では名前変更などのメニューが表示される。Officeドキュメントなどもプレビューできるが、MicrosoftのOffice Mobileをインストールしている状態ならアプリでドキュメントを開いて編集もできてしまう。ちょっとした内容確認や手直しくらいなら、スマートフォンでも作業できるのが便利だ。画像は、上のバーにある左から2番目のアイコンをタップするとアルバムモードに切り替わり、ブラウザで利用した時と同様に、撮影日を基準に画像を整理してくれるモードになる。このモードでだけ、サムネイルをロングタップすると複数枚が選択できるようになる。選択してどうするのかと言うと、アルバムを作ることができる。大量の画像をうまく整理したい時は、名前をつけてアルバム化すると便利だ。
2015年04月20日米Dropboxと米Microsoftは9日(米国時間)、パートナーシップによる最新機能を発表した。オンラインストレージのDropboxと、Microsoftの「Office Online」が相互に接続され、WebブラウザでアクセスしたDropbox上でOffice文書(Word、Excel、PowerPoint)を編集できるようになる。これにより、Microsoft Officeのデスクトップ版がPCにインストールされていなくても、Office文書の編集が可能。さらにPCがなくても、iOSデバイスやAndroidデバイスのWebブラウザを使って、Dropbox上のOffice文書を編集できる。編集(変更)の内容は、Dropbox上のファイルに自動保存される仕組み。Office OnlineからDropboxへの直接アクセスもサポートされた。Office OnlineからDropbox上のファイルを開いたり、Office Onlineで作成した新しいファイルをDropboxへ保存したりできる。
2015年04月10日米Microsoftと米Dropboxは9日(現地時間)、Office OnlineとDropbox.comが相互に接続できるようになったと発表した。両社は昨年11月にパートナー提携を結び、モバイルとクラウドでDropboxとMicrosoft Officeの統合を進めてきた。今回のWebサービスの連係実現は、その一環である。Office OnlineでDropboxアカウントを登録すると、Office OnlineからDropboxにアクセスして、Dropbox内のOfficeファイル(Word/Excel/PowerPoint)を開いて編集・保存できる。Office Onlineで新規作成したOfficeファイルを直接Dropboxに保存することも可能。Dropbox.comでは、Dropbox内に保管しているOfficeドキュメントを開くと、閲覧画面の右上に[Open]というボタンが表示される。クリックするとOffice Onlineに接続し、Dropbox内でOffice Onlineを使ってファイルを編集できる。変更は自動的にDropboxに保存される。
2015年04月10日米Dropboxは4月7日、ソフトバンク コマース&サービスと提携し、コラボレーションソリューションを提供すると発表した。来日中のCEO 兼 共同設立者 ドリュー・ハウストン氏は当日行われた記者会見で、日本法人の好調ぶりを口にする。「メディアにDropboxが取り上げられたのは日本のメディアが最初だったし日本は重要な市場。昨年10月に日本法人を設立してから、更に100万ユーザーも増加した」(ハウストン氏)現在のユーザー数は1000万を超えたが、コンシューマーだけではなく、ビジネス側の機会拡大も狙い、ソフトバンクとの提携を行った。ソフトバンクは主要代理店として、ビジネス向けDropboxの販売を行うが、ソフトバンク以外にもサイボウズやアイ・オー・データ機器、ウイングアーク1st、アイ・オー・データ機器など13社と業務提携を結び、拡販を行う。ビジネス向けのDropboxは、1ユーザーあたり月額1500円で5ユーザーより利用できる。1TBから利用できるため、通常の利用用途では問題も生じない可能性が高いが、容量を追加することも可能だ。企業利用を念頭に、アカウント管理機能とセキュリティ機能の充実も図っている。○電通の導入事例も公開Dropboxの調査によると、日本のビジネスユーザーの5人に4人は会社で提供されているファイル同期・共有ソリューションに満足していないという。「お客さんがどう考えているか調査したところ、個人で利用しているツールの方がいいと思っていることがわかった。これは非常に大きな要素。さくさくと仕事ができることを追求していきたい」(ハウストン氏)続いて登壇した日本法人「ドロップボックス・ジャパン」の代表取締役社長 河村 浩明氏は2つの事例を紹介。日本最大の総合広告代理店「電通」とスマートフォンゲームパブリッシャー「エイリム」の導入事例で、両者ともにビジネスの効率化が図れたという。「電通では、クライアントとの間でリッチコンテンツのやり取りが必要になる。広告事業は、仕事上、多くの人とコラボレーションしなければならず、コラボレーションこそ成功の鍵となる。今まではリッチコンテンツのやり取りでメールやUSBメモリを利用していたが、あるタイミングからDVDに入れてパートナーとやりとりを行っていた。だけど、DVDのやり取りには、数百万円単位のコストがかかり、クライアントとのやり取りでタイムラグが生じてしまっては、時間通りに終わらせるためにある程度成果に妥協が必要となっていた。そこで、一部のプロジェクトからDropboxを使っていただいて、『クライアントにすいすいファイルを送れる』と評価いただいた。その上で、コストも圧縮できる点や、タイムスケジュール管理が容易になったことで、より質にフォーカスできるようになったと聞いている」(河村氏)また、エイリムでもこれまではファイルのやり取りにFTPやメール、USBメモリを活用していたという。その後、一部の社員がDropboxを導入し、好評だったことから、ビジネスアカウントに切り替えた。こちらの例では、副作用としてファイルのやり取りもクラウドサービス化できたことから、社内にとどまる必要がなくなり、ワークライフバランスがとれる会社のデスクに縛られない働き方ができるようになったと社員に好評だという。河村氏は、「さくさくと仕事ができるようにしなければならない。日本の企業が安心してDropboxを使えるようにすることで、労働生産性向上に繋がるようにしていくことが責務」と語り、Dropboxを通して社会全体の働き方改革や中小企業のビジネスの伸長を支えたいと目標を据える。今回の各社との提携では、コラボレーションアプリなどの包括的なソリューションの提供、とりわけセキュアブラウザやSSO、EMMといった業務効率改善に直接繋がる話が多い。OnedriveやGoogle Drive、Boxなど、競合のクラウドストレージサービスも多い分野だが、コンシューマーで1000万人に支持される基盤を背景に、ビジネスユーザーも大きく取り込めるか注目される。「(提携により)日本での事業を加速させることができるので、大変ワクワクしている」(ハウストン氏)
2015年04月10日●今後5年間で100万人獲得へDropboxは、今後5年間で日本におけるビジネスユーザー100万人の獲得を目指すという。同社は7日、ソフトバンク コマース&サービスとの業務提携を発表。ビジネス向けツール「Dropbox for Business」を展開するなど、法人に向けたサービスを拡充中している。本稿では、同日都内で開催された記者説明会の模様をお伝えする。○ソフトバンク C&Sとの業務提携で事業を加速記者説明会の冒頭、DropboxのCEO兼 共同創業者であるドリュー・ハウストン氏が登壇して挨拶した。グローバルでは数億人が利用しているDropbox。日本国内においてもユーザー数が1,000万人に達するなど、日増しに存在感を強くしている。ハウストン氏は「2014年10月に、東京に日本支社を開設した。日本では今後5年間で、ビジネスユーザー100万人の獲得を目指す。今回のソフトバンク C&Sとのパートナーシップにより、事業を加速していけるのではとワクワクしている」と話した。●電通でも取り入れられている「Dropbox for Business」○会社のツールよりも評判が良いDropboxハウストン氏に続いて、ドロップボックス ジャパン 代表取締役社長の河村浩明氏が登壇。国内市場における事業戦略について説明した。河村氏は、日本のビジネスユーザーの5人に4人が会社でのファイル同期と共有ソリューションに満足していないという調査結果を紹介するとともに「会社のツールより、個人で使用しているDropboxの方が使い勝手が良いとの声も多くいただいている」と話した。河村氏は、企業の導入例として電通のケースを紹介。電通では従来、メールやUSBメモリ、DVDなどでデータのやりとりを行っていたが、データ量が増加したことで仕事に支障が出るようになった。そこでDropbox for Businessを導入したところ、メディア送付の手間がなくなり、コストも下がり、クライアントと何度もやりとりが行えることで品質も向上したという。「日本の労働生産性は、世界トップとされるノルウェーの半分。仕事のしやすさでは29位となっている。いまだ多くの企業で、社用PCの持ち出しを禁止しており、仕事を家庭で行うことも禁止しているのが現状」と河村氏。今後、労働力人口の減少が危惧されている日本において、家庭でも仕事が共有できるDropbox for Businessは有用なツールになるのではないか、とアピールした。日本市場における特徴として、有料ユーザーの利用率の高さがあげられるという。河村氏は「今後、Dropbox for Businessの知名度を上げ、安全性や機能性をご理解いただければ、まだ爆発的にユーザー数が増える余地がある」と分析。これにより「日本企業の生産性を飛躍的に高める手助けをしていきたい」と意気込んだ。●セキュリティにも万全の体制○日本で有料ユーザーの利用率が高い理由は?発表会後は質疑応答の時間が設けられた。競合製品との差別化要素について問われると、ハウストン氏は「スケールの違いにある。Dropboxのプラットフォームでは、既に30万のアプリが動いており、10万社がビジネスに導入している」と回答。日本で有料ユーザーの利用率が高い理由については「一度、生活の中にツールを取り入れると、その後はお金を出すことを厭わない人が多いためではないか」(同氏)と分析した。セキュリティ体制に関する問いには「個人情報を扱っているため、万全の態勢をとっている。Googleでセキュリティを担当していた人間なども、弊社の開発チームに携わっている。今後、業界のパートナーと協力し、パスワードの安全性をより高めていくなどの対策をとっていきたい」(同氏)と答えた。また、データセンターを国内に置く考えについて河村氏は「ストレージをクラウドで提供する、という事業は先行投資がかさむもの。コストを下げるために、データの集積化が必須になる。競合他社では売り上げと同じくらいの赤字を出している」と話し、データセンターを2か国に設置するのは困難との考えを示した。
2015年04月07日アイ・オー・データ機器は7日、法人向けNAS「LAN DISK H」シリーズが、クラウドストレージサービス「Dropbox」の法人向けサービス「Dropbox for Business」に対応したと発表した。今回の発表は、同社の法人向けNAS「LAN DISK H」シリーズが、「Dropbox」の法人向けサービス「Dropbox for Business」との連携が可能になったもの。「LAN DISK H シリーズ」は、中小企業向けのNASとして、ファイルの共有やデータのバックアップをメインに利用するモデル。容量無制限の「Dropbox for Business」と連携することで、特定フォルダに保存されたデータを自動同期し、容量を気にすることなくバックアップが可能になる。「Dropbox for Business」は、通常の「Doropbox」同様保存されたデータにPCやスマートフォンなどのデバイスからの利用が可能。加えてパスワードポリシーの強化や管理者による一括管理、オンライン上でのファイルの暗号化などにも対応。法人用途で需要のあるサービスが揃えられている。
2015年04月07日Dropbox Japan(Dropbox)は7日、ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンク C&S)と提携し、ビジネス向けサービス「Dropbox for Business」の利用を推進すると発表した。ソフトバンク C&Sを主要代理店として国内販売を進め、日本企業との連携を加速。今後5年間で100万ビジネスユーザーの獲得を目指す。また、各企業とパートナーシップを締結。アイ・オー・データ機器、アイキューブド システムズ、アルプス システム インテグレーション、インヴェンティット、インターコム、インターナショナル システム リサーチ、ウイングアーク 1st、a2media、サイバネット システム、サイボウズ、ジェーエム エー システムズ、MEDIAEDGE、レコモットなど13社と業務提携。ビジネス向けDropbox APIを公開し、各企業によるサービスとDropboxの連携を広げる。具体的には、例えばPC周辺機器を展開するアイ・オー・データ機器との協業では、アイ・オー・データ機器製の法人向けNAS「LAN DISK H」シリーズに、Dropboxとの自動同期機能を追加する。また、サイボウズとの協業では、業務アプリ構築クラウド「kintone」とエンタープライズ向けクラウドストレージサービス「Dropbox for Business」との連携ソリューションを、今秋に提供開始する。○日本は有償サービスのヘビーユーザーオンラインストレージ「Dropbox」が正式サービスを開始したのは2008年8月。2015年3月時点で3億以上のユーザーを獲得し、20カ国語をサポート。ビジネス向け「Dropbox for Business」は2014年末に営業を開始し、現在10万ユーザーを獲得するに至った。シンプルで分かりやすい、ユーザー主体のサービスを心がけてきたとする。記者会見で登壇したDropbox Inc.のドリュー・ハウストンCEO兼共同創業者は、日本市場を選んだ理由について、日本のユーザーがDropboxのリリース後早い段階でサービスを使用しており、また日本の有償ユーザーは世界的にみてファイル保存数が突出して多く、有償サービスのヘビーユーザーであるともコメント。これを「生活の中に便利なサービスを取り入れると、お金を払うことを厭わない人が多い」と分析しており、日本のビジネスユーザーの5人のうち4人が会社でのファイル同期・共有ソリューションに不満足であるという調査結果を踏まえ、日本のビジネス市場での販売を推進するとした。また、Dropbox Japan代表取締役社長の河村浩明氏は、「世界有数のDropbox有償サービス活用国である日本で安心してDropboxを使えるようになると、爆発的に広がる可能性がある。日本企業の生産性、競争力が飛躍的に高まると思っており、これがDropboxの会社としての使命」とも語った。○日本の生産性、成長にコミットしたい日本は世界的にみてビジネスのし易さが29位(The world bank調べ)と低く、また、1時間あたりの労働生産性もノルウェーの半分(OECDおよびProf.Dan Ben-Davidによる調査)という。日本の就業人口は、中小企業が全体の7割、大企業が3割という。同社はこの7割にフォーカスし「Dropbox for Business」の活用を推進。ソフトバンク C&Sによるスケール性を強みとして、(ソフトバンク C&Sの)日本市場への知見やスケーラビリティなどを活かし、「7割の中小企業にいかに気持ちよく使ってもらうか。これを促進するなかで、日本社会の成長にコミットし、社会全体の生産性を向上する」(河村氏)と抱負を述べた。
2015年04月07日DropboxはPCにインストールしたツールからだけでなく、ブラウザからも利用できる。ブラウザからのアクセスはでログインしてもよいが、PCからならタスクトレイのアイコンをクリックして表示したメニューの左下にある地球マークのボタンを押すだけでもOKだ。アクセスした画面には、PCで作ったフォルダやファイルが見えているはずだ。左メニューの「ファイル」を選択した状態が標準となっている。小さなアイコンがたくさん並んでいるが、それぞれポイントすると日本語で説明が表示されるから、触ってみると使い方が簡単にわかるだろう。ファイルはドラッグ&ドロップによりローカルからアップロードできる。複数ファイルを一気にアップロードすることも可能だ。フォルダは共有されているものは人のマークが入ったアイコンになり、共有していないものは絵のないアイコンになる。また、フォルダやファイルを選択すると右端に「共有」というボタンが表示され、ファイルやフォルダの共有が簡単に行える。さらに、フォルダやファイルを右クリックすると名前変更などのメニューが表示されるなど、使い勝手はWindowsに近い。○Officeドキュメントやテキストもプレビュー可能Dropboxには編集機能がないため、ファイルは開けても編集はできない。しかし、Officeドキュメントもそれなりに表示してくれるのはうれしいところだ。少なくとも中身は確認できるし、テキストのコピーなども行える。縦書きのWordドキュメントは、横書きフォントを無理やり縦書きにした状態になるため、句読点などの位置がおかしかった。それでも、大体の文字の入り具合などはわかるから、縦書き2段のファイルか横書き2段のファイルかくらいはわかる。テキストはまるでテキストエディタのように表示される。画像はプレビューという形で開かれるが、右下のメニューからオリジナルサイズをあらためて開くこともできる。ブラウザで画像を見るそのままの形で、わかりやすい。どのファイル形式でもファイルのダウンロードは可能で、Dropboxフォルダだけでなく任意のフォルダにダウンロード可能だ。また画像は、写真と動画だけを自動的に集めてくれる機能がある。「ファイル」表示ではあくまでもファイルとして、ファイル名や更新時間などでのソートになる。しかし、左メニューで「写真」をクリックすると、さまざまなフォルダにある写真や動画を収集して撮影日でまとめてくれる。簡単なアルバム機能だ。撮影した写真をどんどん保存して、ここで整理するのもよいだろう。○使い方を広げられる「Dropbox NAVI」最初の画面の上にあるメニューに「Dropbox NAVI」という項目がある。クリックするとが新しいタブで開かれるのだが、ここにはDropboxの使い方のヒントが詰まっている。ログインしなくても見られるページであるため、まだアカウントを作っていないユーザーに向けた非常に基礎的な内容も多いが、具体的な利用例や他のユーザーの活用方法などが紹介されている。1人でファイルを保存するだけでなく、複数人でうまく使いこなしたいと考えている人にとってはよいヒントになる内容も多いから、たまにはのぞいてみるとよいだろう。
2015年04月06日米Dropboxは3月31日(現地時間)、オンラインストレージ「Dropbox」において、保存ドキュメントをダウンロードすることなくプレビューできる機能を追加した。今回のバージョンアップでは、スプレッドシート / プレゼンテーションファイル / PDFファイルなどをダウンロードすることなく、ブラウザ上でフルスクリーン表示できるプレビュー機能を追加した。これにより、保存ファイルを閲覧するのに必要なアプリがローカル上になくともファイルが閲覧可能となった。ツールバーも新デザインとなり、プレビュースクリーンの直下に表示。画面のズーム / ページ送り / 印刷などが行える。ツールバーの内容は閲覧するファイルによって自動で調整される。WindowsやMacなどOSの種類に関わらず、また、FirefoxやGoogle Chormeなどブラウザが異なっていても、共有されたファイルは同じプレビュー画面で表示される。
2015年04月01日Dropboxはこのほど、Android版Dropboxのアップデートを行った。アップデートによる主な新機能として、Android端末から直接PDFファイルを閲覧できるようになった。Dropboxから、あるいは別のアプリからDropboxを開く、またはオフラインでも閲覧可能となる。また、「共有」ボタンをタップすると自動的に共有リンクを生成するため、プレビュー画面から直接PDFファイルを共有できる。共有されたPDFファイルはDropbox内のフォルダ内に自動的に入るため、ファイルをダウンロードをする必要はない。そのほか、Dropbox内のWord文書、PDFファイル、パワーポイントファイルを検索し、必要な情報にすぐにアクセスできるようになった。
2015年03月21日「Dropbox」は無料アカウントで最初に取得できる容量が2GBと少ないながら、使い勝手とレスポンスのよさで人気を得ているサービスだ。まずは、基本的な情報についてまとめると、以下のようになる。Dropbox(2015年3月現在)メールアドレスと個人情報を入力してアカウントを作成するところからスタートするわけだが、もしまだアカウントを持っていないならば、周囲に利用者がいないかどうか聞いてみよう。既存ユーザーから招待を受けると、招待してもらった側は特にメリットはないが、招待した側は容量ボーナスがもらえるから喜ばれるはずだ。○無料でも20GB程度まで拡張可能紹介でボーナス容量が得られると述べたが、Dropboxは1人招待して相手が利用を開始するごとに500MBのボーナスが受けられる。最大16GBまでの容量を獲得できるから、最初に与えられる2GBと合わせると18GBまで増やすことが可能だ。さらに、使い始めの時に表示されるスタートガイドにある「クエスト」を5つ完了させると250MBのボーナスがつく。「クエスト」には、Dropboxの簡単な使い方が説明されているガイドを読む、PCで使うアプリのインストール、スマートフォンへのアプリインストールといった項目が含まれており、比較的無理なく完了させられる。例えば、PC用のアプリのインストールは、登録作業をPCから行っている場合、自動的に作業途中でアプリがダウンロードされるから自然に完了させられるだろう。このほか、GmailやFacebookといった外部サービスのアカウントと連携させると少しずつ容量が増える。また、スマートフォンと連携させ、撮影した写真が自動的に保存される「カメラアップロード」を使うと、さらに容量が拡張できるのだが、関連アプリを導入するとさらに増える。20GB程度までは拡張可能だから、無料ユーザーのままでもかなり使えるのも魅力だ。○スムーズな端末間共有が可能Dropboxは、自分の保有する複数端末間で、自然な形でファイルを共有できるのが大きな特徴だ。導入時にアプリをインストールした後は、特に設定など行わなくてもすぐに使い始められる。アプリをインストールする時にフォルダを開くボタンが表示されるが、その後はデスクトップに作られるアイコンかタスクトレイのアイコンをダブルクリックすればフォルダを開ける。標準の設定では、「C:\Users[ユーザー名]\Dropbox」というフォルダが作られる。共有用のフォルダにファイルを普通に保存したり、ドラッグ&ドロップしたりすることで、Dropboxにアップロードされる。ファイルを保存した直後、フォルダ内のアイコンとタスクトレイのアイコンに青く円を描いて回るマークが表示される。これが緑色のチェックマークに変化すれば、アップロード完了だ。同じアカウントでログインしていれば、PCごとにユーザー名が違ってパスが違う状態でも問題なく利用可能だ。スマートフォンなどからも、同じアカウントでログインすればファイルを共有できる。アップロードのスピードはかなり速く、共有先の端末でもダウンロードしていることを意識することなく利用できる速度だ。
2015年03月21日Dropboxは3月17日、企業向けサービス「Dropbox for Business」において共同作業の機能を強化したと発表した。新たに「Dropbox バッジ」と「コメント機能」を追加した。Dropbox バッジは、Microsoft Officeの文書作成で共同作業するときに使う機能で、自分以外のファイル閲覧者、編集者を確認できることが特徴だ。また、編集中の文書が最新バージョンであるかを簡単に確認できるほか、ドキュメントの共同リンクを生成できる。2014年末からの先行アクセスプログラムでは1万3000のユーザーが利用した。コメント機能は、新たな先行アクセスプログラムで、共有ファイル利用者に向けてコメントを残す機能。アクセス権限のあるユーザーなら誰でもコメントの記載・閲覧ができる。特定の利用者に向けコメントしたいときは「@メンション機能」を使えば、ほかの相手には見えない。「@」の後にメールアドレスを入力すると、相手にメールとモバイル通知が届く。コメント機能を利用するには、共有リンク、DropboxのWebサイト、iOS版のアプリ(Android版も近日中にリリース予定)となる。
2015年03月20日Dropboxはこのほど、ビジネス向けDropboxに新機能として、「グループ機能」と「グループ API」の提供を開始したと発表した。グループ機能は、ビジネス向けDropboxの管理をシンプルにするための新機能で、Dropbox内にチームを作成してメンバーのリストを管理し、メンバーに対して特定フォルダへのアクセス権限を付与することができる。また、チームの管理者はグループとActive Directory(AD)のデータを同期することができる。グループ機能は、企業ユーザーからの要望が多く寄せられた機能の1つで、2014年11月に始まった先行アクセスプログラムでは、すでに12,000社以上の企業が利用しているという。また、グループ機能と合わせて「グループ API」の提供も開始。ビジネス向けDropboxと既存のITシステムとの連係が行えるようになるほか、Active DirectoryソリューションやLDAPソリューションをビジネス向けDropboxと統合でき、Dropbox内のグループとデータの同期が可能となるという。Dropboxでは、今後数カ月の間に、グループAPIに基づくターンキー方式のAD同期機能をリリースする予定だという。
2015年03月09日Dropboxは、ビジネス向けDropboxの管理をシンプルにする管理機能のひとつとして、「グループ機能」をビジネス向けDropboxの全ユーザーに提供を開始した。Dropbox内にチームを作成してメンバーリストを管理し、グループのメンバーに対して特定フォルダへのアクセス権限を簡単に与えることが可能となった。さらに、チームの管理者はグループとActive Directory(AD)データを同期できる。グループ機能は、企業のユーザーから特に要望の多かった機能のひとつで、2014年11月にリリースされた先行アクセスプログラムを通じ、同機能を利用中の企業は1万2000社を超える。また、今回のリリースの一環として、新たに「グループAPI」も提供。このデベロッパーツールを利用すると、ビジネス向けDropboxのグループを既存のITシステムと統合も可能となる。さらに、IT管理者はActive DirectoryソリューションやLDAP ソリューションをビジネス向けDropboxと直接統合し、Dropbox内のグループとADおよびLDAPのユーザーデータを同期することが可能となる。同社は、今後数カ月の間に、グループAPIに基づくターンキー方式のAD同期機能をリリースする予定だ。
2015年03月08日米Dropboxは1月22日、Microsoftのパートナーシップがさらに進展し、Windows PhoneとタブレットでもDropboxが利用できるようになったと発表した。新しいアプリでは、すべてのDropbox機能を利用可能で「Dropboxにすべての写真を自動的にバックアップ」「ファイルをお気に入りに指定すると、オフライン状態でもアクセス」「同時に個人用とビジネス用のアカウントにアクセス」などができるようになる。また、Windowsプラットフォーム向けにアプリを調整したため、Dropboxフォルダをスタート画面に固定して素早く簡単にアクセスできる。アプリは、Windows Phone(8.0以降)およびWindows RT、またはWindows 8.1を実行しているWindowsタブレットにインストール可能だ。
2015年01月23日米Dropboxは21日(米国時間)、「Dropbox」のWindowsストアアプリを強化した。Windows PhoneおよびWindows RT/Windows 8.1搭載タブレットで利用できる。アプリはWindowsストアから無料でダウンロード可能。「Dropbox」のWindowsストアアプリは、2013年1月にリリース。同社は2014年11月にMicrosoftと戦略的なパートナー提携を結んでおり、今回のリリースはこれを推進したものとする。写真や動画といったファイルを、Dropboxアプリで保存、閲覧、共有できるほか、個人用とビジネス用のアカウントへの同時アクセス可能も可能。新たにスタート画面へ固定する機能も搭載した。一方、Windows Phone版は今回が初のリリースとなる。いずれも、既にリリースされているAndroid/iOSと同等の機能が利用できる。
2015年01月22日米Dropboxは12月3日(現地時間)、ビジネス向け「Dropbox API」を発表した。ビジネス向けDropboxの利用企業はすでに10万社を超えているという。新しいAPIにより電子情報開示やデータ紛失防止、カスタム ワークフロー、デジタル著作権管理といった企業の重要なプロセスに対応。「Guidance Software」や「CloudLock」「Splunk」「IBM WebSphere Cast Iron」「Dell Data Protection」など、20を超えるサービスの統合機能を提供する。Dropboxは先日、米Microsoftとの提携を発表したが、Microsoft OfficeやSalesforce、DocuSignといったソリューションをはじめ、30万を超えるアプリがDropboxと統合されている。こうした流れに合わせ、ビジネス向けDropbox APIを利用することで、デベロッパーはビジネス向けDropboxのチームレベルの機能にアクセスできるようになる。また、ビジネスに欠かせないチーム向けアプリケーションの導入や管理を行うための管理者権限を強化することで、新たなカテゴリの統合機能も提供していくとしている。例えば電子情報開示では、ビジネス向けDropboxアカウント内に電子形式で保存された情報(ESI)を安全に収集・保存できるという。GuidanceやNuixなどのサービスと統合することで、管理者は訴訟や仲裁、規制に関する調査に対応しながら、関連するESIを保護できる。また、データ紛失防止(DLP)では、ビジネス向けDropboxアカウントに保存された機密データを保護。CirroSecure、CloudLock、Elastica、Netskope、Skyhigh Networksなどのサービスとの統合で、企業規模でのデータ紛失防止や監査、コンプライアンス機能が実現できるといい、機密データ管理も容易になるとしている。ほかにもセキュリティ情報イベント管理(SIEM)やデジタル著作権管理(DRM)、シングルサインオン(SSO)など、多くのビジネスプロセス上で必要不可欠なサービスとの連携が図れる。
2014年12月03日米Dropboxは25日(米国時間)、iOS版、Android版アプリの最新バーションを公開した。アップデートすると、Dropboxから様々なMicrosoft Officeファイルの新規作成や編集などが可能となる。なお、日本向けの最新バーションは、本稿執筆時点では公開されていない。iOS版、Android版Dropboxの最新バージョンでは、同社が4日に発表したMicrosoft Officeとの連携機能が搭載され、Dropboxから様々なMicrosoft Officeのファイルにアクセスし、ドキュメントの新規作成や編集が行えるようになった。新機能は、新たに追加された「編集」アイコンから利用できる。アイコンをタップすると、ファイルに適したMicrosoft Officeアプリが起動し、編集作業が可能となる。編集した内容はDropbox上のファイルにも自動的に反映されている。なお、DropboxだけでなくMicrosoft Officeアプリも最新バージョンへのアップデートが必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月26日米Dropboxは11日(現地時間)、オンラインストレージ「Dropbox」に、共有ボタンを追加したと発表した。従来Dropboxでファイルを共有するには、右クリックから共有を選択し、他ユーザーを招待するか、ファイルへのリンクを作成するか選択できた。今回、共有ボタンが独立して、各フォルダやファイルに表示され、より手軽に他者とデータを共有できる。フォルダを共有する場合、共有ボタンからは、従来同様「共同作業する他ユーザーを招待」と「リンクを送信」の2種類が選択できる。無料で利用している場合、前者では、共有ファイルの追加・削除・編集が可能。後者では、ファイルの閲覧のみ可能となる。また、ファイルを共有する場合、自動的にリンクが生成される。有料のプロ・ビジネスユーザーでは、共有相手の権限設定やパスワード設定が行える。
2014年11月12日DropboxとMicrosoft Office間でのシームレスなアクセスがスマートフォン、タブレット、ウェブで可能になる。米Dropboxが現地4日、米Microsoftと戦略的パートナー提携を締結したとで実現する。戦略的パートナー提携により、Microsoft OfficeからDropboxのファイルにアクセスが可能になるほか、Dropboxから様々なMicrosoft Officeのファイルに直接アクセスし、ドキュメントの新規作成や編集が行える。各デバイスでの同期や保存も可能。さらに、Microsoft Officeから、編集や新規作成したファイルのDropboxの共有リンクを送付することもできる。一連の機能はアップデートにより利用可能。iOS、Android版アップデートは数週間以内に行われる。Windows PhoneおよびWindowタブレット向けアプリは数カ月以内にリリースされる予定。また、DropboxのウェブサイトとOffice Online間のウェブ統合は2015年度上半期に提供予定。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日DropboxとMicrosoftは5日(日本時間)、戦略的なパートナー提携を結んだことを発表した。クラウドストレージのDropboxとMicrosoft Officeとの間で、モバイルアプリによるシームレスなデータ連係が実現する。具体的には、まずMicrosoft OfficeアプリからDropboxのファイルにアクセスしたり、Microsoft Officeアプリで作成した新規ファイルをDropboxに保存したりすることが可能。また、DropboxアプリからOffice文書を編集して、各種のデバイス間で「編集」を同期できる(編集にはOfficeアプリを用い、編集可能なアカウントが必要)。Microsoft Officeアプリから、Dropboxの共有リンクを送信することも可能だ。これらの新機能は、iOS / Android / Windows Phone / Windowsタブレット向けのDropboxアプリ、およびOfficeアプリのアップデートによってリリースされる。iOS向けとAndroid向けは発表日から数週間以内のリリース予定、Windows PhoneとWindowsタブレット向けは発表日から数カ月以内のリリース予定。加えて2015年には、DropboxのWebサイトとOffice Onlineの統合機能を予定している。
2014年11月05日米Dropboxは11月4日(現地時間)、オンラインストレージでライバル関係にある米Microsoftとの提携を発表した。Microsoft OfficeとDropboxの連係を実現する。連係機能は、今月中にリリースされるDropboxのモバイルアプリ(iOS、Android)のアップデートに含まれる予定だ。DropboxアプリからDropbox内のOfficeファイルを閲覧でき、Officeアプリに切り換えて編集できる (編集可能なアカウントの場合)。Officeアプリで保存したファイルは自動的にDropboxに保存される。またOfficeアプリからも直接Dropbox内のファイルにアクセスでき、Dropbox内のOfficeファイルはOfficeアプリ内からDropboxのURLリンクを使って共有できる。モバイルアプリでの連係を皮切りに2つの製品の統合をさらに進めていく計画で、数カ月以内にDropboxがWindows PhoneとWindowsタブレット用のDropboxアプリをリリースし、また2015年にはDropboxのWebアプリとOffice Onlineの連係を実現する。
2014年11月05日Dropboxは10月28日、ユーザーデータと企業データの安全性を保護する対策として、ビジネス向けDropboxで提供されるISO27001認証と新しいSOC1/ISAE3402レポートのコンプライアンスマイルストーンについて発表した。また、これまで以上の保証を提供するため、SOC2/SOC3レポートも拡張した。ISO27001は、世界中で情報セキュリティの最高基準として認識されており、SOC保証報告書は「Security and Confidentiality Trust Service Principles」を対象にしている。その他、Dropboxが受けている認定は、Cloud Security Alliance(CSA)で、ビジネス向けDropbox のセキュリティ自己査定はSecurity,Trust & Assurance Registry(STAR)でも利用できる。ビジネス向けDropboxをすでに利用している顧客および同サービスの利用を検討されている方は、ここから認証書を確認できる。
2014年10月29日Dropboxは10月22日、東京都・大手町にて報道陣向けの説明会を開催した。同説明会には、米DropboxのCEO 兼共同創業者のドリュー・ヒューストン氏と、同社 COO(最高業務責任者)となるデニス・ウッドサイド氏が来日し登壇。Dropbox JAPAN カントリーマネージャーの河村浩明氏とともに、9月1日に設立した日本法人の今後を語った。冒頭の挨拶としてドリュー氏は、この1年を振り返り、「新しいサービスのローンチや新オフィスの設立などで多忙な時期であった。しかし、私たちは、ユーザーの大事な情報を保管し共有をサポートするという大きな課題を解決している自負がある」とし、「ユーザーが簡単に利用できるシンプルなサービスを今後も提供していく」という方針を明確にした。同社は現在、個人向けのクラウドサービス「Dropbox ベーシック」と「Dropbox プロ」、法人向けの「ビジネス向け Dropbox」を提供する。ユーザーは全世界で3億人にのぼり、同数字は前年比の200%の成長率だという。同ユーザー数の7割は米国外で、日本では、およそ800万人が利用する。デニス氏によると「ビジネス向け Dropbox」は、企業のIT部門による制御やセキュリティ面を特に考慮し、重いデータを社内外問わす共有できる点に優位性があり、10月時点で、8万社に導入実績があるという。同氏は、「スポーツ用品を扱うUNDER ARMOUR(アンダーアーマー)では、世界の4カ所のデザインセンターと全世界の製造拠点において、データを共有している」と事例を述べた。○中小企業にこそ、使ってほしい同社は、米国に2つのオフィスを構えており、日本は世界で3カ所目のオフィス所在地となる。同氏は、初の海外拠点として日本を選んだ理由を、Dropboxにとって重要なマーケットだからだと説明する。その背景の1つは、日本の労働者の約7割が従業員数500名ほどの中小企業に勤務することだという。デニス氏は、世界のなかでも共有機能を最も利用しているのは日本人だということを明かしたうえで、シンプルであることや信頼性を重視する同社は、日本の中小企業に対し、情報共有の簡易さで貢献できると考えていると説明する。「Dropboxは、一般人が先行してツールを利用し、次に中小、大企業へとフェーズが移る『ITのコンシューマライゼーション』サービス。他国と比較し、中小企業に勤務する人口の多い日本では、この現象が起こりやすいのではないかと我々は考えている」(河村氏)Dropboxのほか、GoogleやEvernoteなども日本へ参入していることをどのように考えるのかという記者からの質問には、「iPhoneと同じだ」とデニス氏は答える。「従来は、価格競争でその優位性は決まっていたが、iPhoneのように、ユーザー体験が優れていれば利用される。Dropboxも同様に、ユーザーがいかに使いやすいかを考え提供している」(デニス氏)同社は今後、日本市場において、「ビジネス向け Dropbox」の利用拡大を狙う。全世界のユーザー3億人のうち、800万人の日本人ユーザーというのは、比率にすると約3%ほど。まずは、パートナーなどと協力し、知名度を上げることが最優先課題だという。具体的な目標数は明かされなかったが、Web経由の流入を増やすための施策を、順次行っていく方針だ。
2014年10月23日米Dropboxは現地13日、700万件に達するDropboxのユーザーIDとパスワードが流出したとする報道について、同社から漏れたものではないとする公式声明を公式ブログ上で公開した。同社公式ブログによると、Droboxがハッキング被害にあったとする記事は真実ではないと明言。漏れたのは同社とは関係のないサービスの使いまわしのユーザーIDとパスワードであると主張している。同社では、不正ログインの疑いがある場合の手段を講じており、パスワードリセットを自動的に行っているという。このため同社ではパスワードの使い回しを行わないことを強く勧めるとともに、セキュリティ強化のために、2段階認証を利用するように求めている。流出したとされる700万件のユーザーIDとパスワードは、その一部が何者かによってネット上に公開。仮想通貨のBitcoinと引き換えにさらに多くのユーザーIDとパスワードを公開するとの脅しをかけたと報じられている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月14日Androidアプリ版の「Dropbox」で、Dropbox内のファイルをSDカードにエクスポートできるようになった。SDカードへのエクスポートは、10月1日にGoogle Playで配信開始になったDropboxアプリのv2.4.5.10の新機能。SDカードスロットを備えるAndroid端末で利用できる。エクスポートするには、ファイルごとにQuick Actionボタンをタップし、[詳細]の[エクスポート]からSDカードを選択する。Dropboxアプリでは[お気に入り]としてマークすることでファイルをオフラインで使えるが、内蔵ストレージを用いた「お気に入り」機能に保存できなくなっても、SDカードへのエクスポートを使ってオフラインでファイルにアクセスできるようになる。Dropboxによると、SDカードへのエクスポートはAndroid版のユーザーから強く要望されていた機能の1つだった。このほかv2.4.5.10では検索性能とAndroid Lサポートが改善されている。
2014年10月02日