iPhoneやiPadの充電用ケーブルって、長い間使っているとコネクタに近い部分のカバーが切れてしまい、配線がむき出しになって使い物にならなくなることがあると思います。買い換えるのはもったいない……ここで紹介するのは、家にあるモノでそんな悩みを解決する方法です。○使い終わったボールペンのバネを活用する筆者は長らくiPhoneを使っているのですが、まる1日バッテリー切れにならずに使える……なんてことはほとんどなく、夜は寝転がって充電しながらいじっていることが多いのですが、そうすると……コネクタの継ぎ目部分が切れてしまい銅線がむき出しになることがあります。こんな時、そのままの状態で使い続けるつわものもいれば、ビニールテープで補修して使い続ける人もいると思います。ただ、これは危険なことですし、ビニールテープはすぐにはがれてしまいます。このようになってしまう前に、ひと手間加えるだけで断然切れにくくなります。そこで登場するのが、ボールペンのバネ。使い終わったボールペンからバネを取り出します。これをクルクル巻いていきます。充電器のコネクタとケーブルの継ぎ目(根元)あたりまで巻き付けていきます(バネの端が指に刺さらないように注意!)。根元に徐々に近づけるようにクルクルバネを回していきます。これで補修完了です。こうすると、簡単に切れることはなくなりますので、安心して使えますね。切れてしまって、泣く泣く買い替えなくては……となる前にお試しください! ちなみにこの方法は、アップル社の「Lightning - USBケーブル」でしかオススメできません。執筆:hhmam一姫二太郎2児のママ。浅く広く色々なことに興味あり、とりあえず気になったことはなんでもやってみる。最近は編み物に凝っていて、肩こりで悩み中。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月26日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「現在地の標高をiPhoneで調べられますか?」という質問に答えます。***iPhone 6/6 Plusであれば可能です。この2モデルには「気圧センサー」が搭載されており、その情報をもとに現在地のおよその標高を測定できます。iPhone 5/5sなど、以前のモデルには気圧センサーが搭載されていないため、iPhone単独で標高を測定することはできません。気圧センサーの活用事例としては、iOS 8に付属のアプリ「ヘルスケア」を挙げることができます。iPhone 6/6 Plusでこのアプリを利用すると、気圧の変化をもとに割り出した高低差を利用し、「上った階数」というデータとして表示しています。約3m高度が上昇すると1階上ったとみなされますから、階段ではなく上り坂を歩いたときにも階数としてカウントされます。手っ取り早く標高を知りたい場合は、iOSに標準装備のアプリ「コンパス」を利用します。iPhone 6/6Plusで起動すると、特になにをしなくても緯度/経度情報の下に標高が表示されます。なお、気圧センサーが内蔵されていないiPhoneで「コンパス」を起動しても、標高は表示されません。ところで、Siriに標高をたずねても教えてくれません。「わかりません。でも機内食用のテーブルはとりあえずたたんでおきますね」とか、「これからスカイダイビングをするおつもりでないことを祈ります」などとはぐらかされてしまいます。iPhone 5/5sなど他のモデルとの兼ね合いでこのような仕様になっていると考えられるため、今後すべてのiPhoneに気圧センサーが装備されるようになれば、教えてくれるのかもしれません。
2015年05月25日○2.目的別Macの選び方その1 モバイルノートを選ぶ前回、「iPhoneユーザーがMacを選ぶ利点」を紹介した。まぁとにかく、iPhoneとの相性がいいからこっち買っとけば大丈夫!ってな話(読んでない人はぜひ)。しかし、「さぁ、Macを買おう!」となったあなたはまた考えるかもしれない。「で、どれを買えばいいの?」実はMacはWindows PCと違ってアップルしか製造販売していないので、選択肢は少なく案外選びやすい。要は自分の目的にあったMacを選ぶことが大切だ。ということで、目的別Macの選び方を考えてみよう。○MacBook - iPhoneユーザーは積極的に選びたいiPhoneから使い始めて最初のMacを選ぶなら、やはりオススメはアップルの最新ノート「MacBook」だ。12インチのRetinaディスプレイを搭載した最新モデルは、これからのノートパソコンの基準になるであろう機種。アップル史上最軽量なのもポイントだが、何よりボディカラーがiPhoneと同じというのはiPhoneユーザーとしてはグッとくるところだ。iPhoneと同じ色のノートを持ち歩くのはスマートでカッコイイ。MacBookには見慣れないUSB-Cというポートがひとつと、ヘッドフォンポートがあるだけ。電源はUSB-Cポートから供給される。外部と繋がるポートがひとつしかないのでいろいろと不便に感じるかもしれないが、MacBookはワイヤレス接続が基本の機種だ。iPhoneも充電とバックアップなどの接続がひとつのポートだけで行われ、その他の接続はワイヤレスなことを考えれば、思想的にもっともiPhoneに近いと言えるかもしれない。最近はデジカメもワイヤレスでデータ転送ができるようになっているし、映画を見たり音楽を購入するのもiTunes経由が一般的になっている。アップルのハードディスク内蔵の無線LANルータ「Time Capsule」を使えば外付けハードディスクもワイヤレスにできる。外部ディスプレイとの接続も「Apple TV」を使ってワイヤレスで可能。どうしてもいろいろな機器と繋ぐ必要がある場合は、USB-CのデジタルAVアダプタなどを利用すれば良い(ただしこのアダプタよりもApple TVの方が安い)。処理能力で見ると他のMacに比べると非力だが、PCユーザーの多くが使う「Web、メール、年賀状」程度の処理は問題なくこなせるだろう。MacBookのバッテリー駆動時間は9時間で、夜充電しておけば外で1日は十分に保つ。iPhoneと一緒にしても1キロちょっと。そしてiPhoneのインターネット共有を使えば、どこにいてもインターネットに接続して利用可能。この気持ちの良い季節、野外に持ち出して「ドヤっ」顔したいマシンだ。○MacBook Air - Windows PCから乗り換えるならすでにWindows PCを使っていていくつかの周辺機器を持っているなら、それらが繋がるポートがある方がいいかもしれない。そんな人にはMacBookよりも少し大きい「MacBook Air」をオススメしたい。MacBook Airは11インチと13インチの2モデルで、こちらも軽量の1.08kgと1.35kg。Retinaディスプレイではないものの、一般的なUSB 3.0×2、Thunderbolt 2のポートやSDXCカードスロット(13インチのみ)があり、今までWindowsで使っていた周辺機器をそのまま接続して利用できるのがポイント。バッテリー駆動時間もそれぞれ9時間、12時間と十分だ。処理能力的にもMacBookよりも速く、写真加工なども無難にこなす。またMacは「Parallels Desktop」などのソフトで仮想環境を使ったり、「BootCamp」という機能を使うことでWindows OSも利用できるが、そのためにも処理能力に余裕があるMacBook Airは最適だ。実は価格もMacBook Airの方が安い。Retinaディスプレイじゃないという一点を除けば、最も使いやすく買いやすいMacノートと言えるだろう。Macにはもう2機種のノートがあるが、これは次回紹介しよう。
2015年05月21日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneと他のスマホで"おすそわけ充電"できますか?』という質問に答えます。***iPhone 5以降、充電や同期、バックアップなどの処理を有線で行う場合はLightningケーブルを利用します。裏表なく挿せるという仕様もあり、とても使い勝手のいいケーブルですが、Apple製品以外では使い途がないところがウィークポイントです。一方、Android端末では「USBマイクロB端子」(マイクロUSB)が採用されています。規格としての汎用性の高さ、端子の小ささが評価され、他のデジタル家電にも見つけることができます。質問の「おすそわけ充電」ですが、片方がLightning端子でもう片方がマイクロUSB、という形状のケーブルを用意すれば可能です。筆者が調べたところでは、「カシムラ KASHIMURA KL-40」というケーブルがMFi(Made for iPhone)に準拠の製品として販売されています。この製品を使えば、Android端末を給電側、iPhoneが充電する側として利用できます。端末の対応状況は、メーカーが公開している適合表を見れば確認できます。なお、Android端末のなかには、接続した外部のUSB機器に対し、各種機能や電力を提供する「ホスト」として動作可能なものがあり、その場合は「OTGケーブル」や「ホストケーブル」などと呼ばれるケーブルを用意することで、外部機器に電力を供給することが可能になります。実際、Xperia Z Ultra SOL24にOTGケーブルを接続し、そこにLightningケーブルを挿し込みiPhoneに接続したところ、特に支障なく充電できました。電流が小さいため高速充電には使えませんが、バッテリーが切れかけのiPhoneを緊急避難的に充電する用途には使えるはずです。
2015年05月21日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「どうしてiPhone 4sではApple Watchがサポートされないの?」という質問に答えます。***Apple Watchを動作させるためには、「Apple Watch」アプリが必要です(ややこしいことに同名です)。「Apple Watch」アプリはiOS 8.2以降に付属するため、利用にはiOS 8.2がインストールされたiPhoneが必須となります。iPhone 4sは、Apple WatchがiPhoneとの通信に使うBluetooth Low Energy(BLE)をサポートしています。BLEでは、母艦/親機という位置付けの「セントラル」と、そこに登録し子機として使う「ペリフェラル」が通信を行いますが、セントラルとしての機能はiOS 6から、ペリフェラルとしての機能はiOS 7からサポートされているので、スペックとしてはApple Watchの動作要件を満たしているといえるでしょう。iOS 8の対応機種はiPhone 4s以降ですから、素直に考えればiPhone 4sでもApple Watchを使えそうなものです。しかし、Apple WatchがサポートするのはiPhone 5とiPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusの5機種で、iPhone 4sは対象に含まれません。最新のiOS 8.3にアップデートしても、「Apple Watch」アプリはiPhone 4sに現れず、結果的にApple Watchをペアリングすることもできません。なぜiPhone 4sがApple Watchのサポート対象から外されたかですが、搭載されているSoC「Apple A5」が、最近のスマートフォンの水準に照らすと非力なことと関係があるかもしれません。画面の縦横比がiPhone 5以降縦長に変更されたこともあります。発売からすでに3年半が経過していることもあり、次のiOSのメジャーアップデート(iOS 9?)では対象機種から外れる可能性があります。いずれにせよ、Apple Watchの快適な利用環境を提供するにはやむをえない判断だったのかもしれません。
2015年05月15日○1.iPhoneユーザーならMacを選べ!最近では多くの人が、まずはiPhoneを使い、iPadを使い、そのあとでPCを使い始めるという傾向にあるらしい。かつてはまずしっかりしたスペックのPC、その上で連携する周辺機器という順序だったが、今では関係が逆転した形だ。つまりiPhoneあってのPC=パーソナルコンピュータ。確かに最近ではiPhoneだけでほとんどのことができるようになってしまった。であれば、PCをあえて購入する理由は何だろう。就職活動に必要? 自宅でもっと簡単にインターネットを使いたい? するとそのPCに選ぶべきはどの機種だろうか。このコーナーでははっきりと断言しよう。「iPhoneユーザーならMacを使おう」と。iPhoneと同じアップルが作るMacこそが、iPhoneユーザーが選ぶべき機種なのだっ!(強調!)iPhoneを使っている人の多くは、iPhoneが(日本国内では)安くて多くの人が使っているから安心と考えて買っているかもしれない。しかしiPhoneを使っていくうちに、とてもシャープで美しいデザインやわかりやすいインターフェイス、そして使いやすさに魅了されていることだろう。アップルの製品は昔から使いやすく、わかりやすいのが特徴で、それはMacから続くアップルの思想そのものだ。特に最新のMacBookはMac史上最軽量でとても美しく、今後のPCのトレンドを左右するものだ。色もiPhoneに合わせてシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類。まるで「あなたのiPhoneに合わせて色を選んでね(はぁと)」と言ってるようではないか! これはもう、iPhoneユーザーなら目をつぶってMacBookを買うしかない。もちろんデザインだけがMacを薦める理由じゃない。iPhoneに関連する様々なサービス--例えばiPhoneに手持ちのCDから音楽を入れたいとき、Macにある「iTunes」を使えば簡単だし、iPhoneユーザーの多くが直面する「iPhoneのバックアップ問題」も解決する。iPhoneの「写真」にある写真データは、Macにもある「写真」.appに自動的にバックアップされる。さらにMacの「カレンダー」に入力した予定が自動的にiPhoneに反映されたり、iPhoneの「連絡先」が自動的にMacと同期できる。アップル製品らしく、これらの作業があまり考えることなくできるのがiPhoneとMacの連携の良いところなのだ。昔はPCユーザーばかりだったり、会社で使っているのがWindowsだったりで、WordとExcelが入ってないと!ということもあったが、最近はセキュリティの問題で会社のデータを自宅に持ち帰って作業することもできなくなっている。つまり自分が使うためのPCなら、WindowsでもMacでもいいということだ。それなら!スタイリッシュでiPhoneと連携して使いやすいMacを買おうじゃないか!てなことでこの連載では、iPhoneユーザーのためのMac選び、Mac OS Xの基本的な使い方、iPhoneとの連携などを紹介していこう。iPhoneしか使ったことない~という人も、これを読めばMacをバリバリ使いこなせるようになるはず。すでにMacを持っている人も、意外な連携方法を見つけることができるかもしれない。これから続くMac OS Xのバージョンアップ、iOSのバージョンアップによって増えていくだろう便利な機能も紹介していきたい。この連載を読めばあなたも立派なMacユーザーになれる!
2015年05月14日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneの内蔵時計は正確なの?」という質問に答えます。***iPhoneには時計が内蔵されており、アラームなどいろいろな機能/アプリで利用されています。しかし、iPhoneにかぎらずスマートフォン/パソコンの内蔵時計は高精度とは言い難く、わずかな期間で誤差が生じるため、外部の時刻情報を参照することによって正確さを保っています。iPhoneは、携帯電話回線を利用して時刻を自動的に修正する規格「NITZ(Network Identity and Time Zone)」に対応しています。NITZは3GPP(第3世代携帯電話システムの国際的な技術規格)で規定されているため、世界中どこでも正確な時間を刻むことが可能になります。しかし、2011年頃まで日本のiPhoneで正確な時間を維持するのはなかなか大変なことでした。それは、当初iPhoneの国内販売を一手に引き受けていたソフトバンクの回線では、NITZをサポートしていなかったからです。時計に誤差が生じた場合は、NTPサーバと同期するなどして正確な時刻情報を持つパソコンと同期するか、手動で調整するしかありませんでした。その後ソフトバンク回線でもNITZをサポートするようになり、2015年現在はiPhoneを扱う3キャリアすべてで正確な時刻情報を参照できます。準備はかんたん、「設定」→「一般」→「日付と時刻」の順にタップし、「自動設定」スイッチをオンにしておくだけです。もっとも、NITZは携帯電話回線経由で同期を行うため、原子時計のような超高精度の時計と比較すると、厳密な意味での「正確」という点では見劣りします。あくまでカジュアルな用途において許される「正確」と理解してください。
2015年05月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneに付属のUSB-ACアダプタをなくしたら互換品でもいい?」という質問に答えます。***現行モデルのiPhoneには、USB-ACアダプタが付属しています。付属のLightningケーブルでiPhoneと接続すれば充電できるので、旅行に行くときなど長時間パソコンに接続できない場面で重宝します。iCloudに各種データの保存やバックアップができる現在、パソコンとの同期は必須ではありませんから、充電にはもっぱらUSB-ACアダプタを利用している、という方も多いのではないでしょうか。付属のUSB-ACアダプタは消しゴムを2つ重ねたくらいの大きさで、Lightningケーブルとは分離していますから、コンパクトに収納できる反面紛失しがちです。外出先でUSB-ACアダプタだけコンセントに挿したままにしてしまった、ということも多いようです。USB-ACアダプタは、Apple Storeで純正品が販売されています。だから紛失しても購入すればいいだけのことですが、2015年5月現在の価格は2200円と少々高めです。機能的に問題なければ、安価な「互換品」も視野に入れていいのではないでしょうか。その「互換品」ですが、安定して充電できるかどうかといった充電器としての基本的な品質を判定することは困難です。電圧を示す「V(ボルト)」と電流を示す「A(アンペア)」の大きさを見て、5W以上の電力を供給できることを確認できれば、充電速度の点では純正品相当といえますから、そのスペックで判断するしかないでしょう。Appleが定めた性能基準を満たす製品のみ掲載できる「Made for iPhone」ロゴの有無も、参考になります。しかし、敢えて互換品を選ぶのであれば、より多機能な製品にしたほうがいいでしょう。たとえば、BUFFALOのBSIPA06シリーズはUSBポートを2基装備しているので、2台のUSB機器を同時充電できます。プラグ部分を本体に収納できるので、持ち運びもコンパクトです。それでいて純正品より低価格なのですから、"迷う価値"はあるのではないでしょうか。
2015年05月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhone同士でBluetoothテザリングできません!?」という質問に答えます。***Bluetoothテザリングは、インターネット回線に直接接続する「親機」と、親機にBluetoothで接続することで間接的にインターネットへアクセスする「子機」により成り立ちます。iOSには両方の機能が含まれるので、SIMカードの有無により親機としても子機としても使えることがポイントです。iPhoneをテザリング親機として使う場合、経路はWi-FiとBluetooth、USBの3種類がありますが、扱いやすさでいえばワイヤレスのWi-FiとBluetoothが上です。Wi-FiとBluetoothを比較すると、通信速度においてはWi-Fiが上回りますが、待機時の消費電力がとても少なく常時テザリングを有効にしていてもバッテリーの減りはわずか、という大きなメリットがあります。しかし、現在のiPhoneは、Bluetoothテザリングの親機にはなれても子機になることはできません。同じiOSで動作するiPadやiPod touchが子機になれることからすると、この仕様はなんらかの事情によりiPhoneにのみ加えられた制限だといえそうです。スマートフォンでBluetoothテザリングを行う場合、親機側はBluetoothが定める規格「PAN-NAP(Personal Area Network-Network Access Point)」に、子機側は「PANU(Personal Area Network User)」にそれぞれ対応していなければなりません。iPhoneはPAN-NAPには対応する一方、PANUには非対応ですから、Bluetoothテザリングの子機にはなれないというわけです。残念ながら、機種変更で余った旧型iPhoneをBluetoothテザリングの子機に仕立てることはできませんが、Wi-Fiテザリング子機としては利用できます。バッテリーの減り具合は大きいものの、通信速度で上回るというメリットはありますから、その点を評価しましょう。
2015年05月05日処理性能が向上すれば消費エネルギーが増えることは、かつては当たり前のことと考えられていた。しかし、より薄く・より軽くが求められるiPhoneのこと、Appleは新技術の投入や設計の見直しを続け、重量・サイズを抑えつつも処理性能を上げることに成功している。とはいえ、ただ漫然と使えばバッテリーは減る。ディスプレイの輝度を下げる、無線LANやBluetoothなど使わない通信機能はオフにする、バックグラウンドで動作するアプリは使い終えたら完全終了させる、といった心がけがあるかないかでバッテリーの減るペースが変わることは確かだ。iOS 8の新機能「バッテリーの使用状況」では、1日以内/7日以内という期間中どのアプリがバッテリー消費量が多かったかを確認できる。TwitterやFacebookといったSNS系アプリ、Safariやメールといった通信を伴うアプリはバッテリー消費量が多い傾向にあるが、「ホーム/ロック画面」もなかなかのもの。ここを減らすことができれば、使い勝手に影響なくバッテリーを節約できそうだ。その「ホーム/ロック画面」という項目は、ユーザが起動/終了できるアプリではなくシステムプロセスのため、前述した方法での省エネは難しいが、ちょっとした設定変更でわずかながらもバッテリー消費量を減らすことができる。壁紙やアイコンの表示に使われている視差効果や、アプリを起動/終了するときのアニメーションを禁止するというのがその方法だ。手順はかんたん、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「視差効果を減らす」の順に画面を開き、スイッチをオフにすればいい。iPhoneを傾けても壁紙やアイコンが動かなくなり、アプリ起動/終了時のアニメーションもなくなるが、バッテリーの節約になるはずだ。
2015年04月28日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「余ったiPhoneを子どもに譲るなら、どれがいい?」という質問に答えます。***毎年秋の恒例行事となりつつある「新しいiPhone」の発売ですが、裏返せばそれまでのiPhoneは下取りされるか第一線を退くかの選択を余儀なくされます。新しいiPhoneは買い増し(携帯電話回線を増やす)を選んだとしても、毎年秋に回線を1つ増やす人はかなりの少数派……おそらく、2世代以上前の機種は売却するか、SIMを引き抜き「iPod touch化」する人が多いはずです。本稿執筆時点の最新モデルはiPhone 6/6 Plusですから、2世代前がiPhone 5、3世代前がiPhone 4Sということになります。もしその2台を手放していないのであれば、お子さんに譲るにはちょうどいいのではないでしょうか。描画性能などパフォーマンスは最新モデルに劣るものの、iOS 8がサポートされ機能面では現在でも十分現役のレベルですから、少々の不満はガマンしてもらいましょう。問題はむしろ、SIMカードかもしれません。2015年3月現在、日本の3大キャリアが取り扱うiPhoneにはSIMロックがかけられていますから、いわゆる「格安SIM」の選択には制約があります(例:auで契約したiPhoneはauの回線を使う格安SIMしか利用できない)。ドコモの回線を使う格安SIMは多数ありますが、au系MVNOは2社あるもののiOS 8では利用できず、ソフトバンクの回線を使うMVNO(Y!モバイル)でソフトバンクで契約したiPhoneは使えません。家族通話や割引のことを考えると現在の携帯電話会社を使い続けるほうが有利、と判断した場合はiPhone 4Sがベストチョイスかもしれません。LTE回線は使えませんが、「標準プライスプランパケットし放題 for スマートフォン」(ソフトバンク)や「ダブル定額スーパーライト」(au)といった3G回線用の安価なパケット定額サービスを選択できるため、月々の料金が安くすむからです。現在利用しているキャリアのショップへiPhoneを持ち込めば、事務手数料は発生するものの、短い時間で手続きは完了します。
2015年04月27日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Apple WatchはiPhoneのバッテリーにとってプラス、ってどういうこと?」という質問に答えます。***Apple Watchには外部に電力を供給する機能がありませんから、iPhoneのモバイルバッテリーになるわけではありません。しかし、「iPhoneの機能を分散」させる効果により、iPhoneのバッテリーの減りを遅らせることが可能です。その意味では、Apple WatchはiPhoneのバッテリーにとってプラスといえるでしょう。iPhoneのバッテリーをもっとも消費する処理は、画面の描画です。描画機能をまったく使わない、すなわちスリープ状態を解除することなく使い続ければ、ふだんより大幅にバッテリーのもちが改善されることは経験則上理解できることと思います。着信したメールの閲覧やカレンダーの確認はもちろん、時間をチェックするためだけにiPhoneのスリープを解除するようなことがなくなれば、バッテリーは格段に長持ちします。となれば、Apple Watchにもある機能はiPhone側で無効化すればよりムダがないという話になりますが、そうはいきません。たとえば、音声アシスタントの「Siri」は、iPhone側だけをオン/オフできず、iPhone側でオフにすればApple Watch側もオフになります。通信機能(Bluetooth/Wi-Fi)も、Apple Watchとの連携に利用されますから、事実上オフにできません。位置情報サービスも同様で、iPhone側でオフにするとApple Watchに影響します。オフにしても影響が少ない機能としては、モーション・コプロセッサを挙げることができます。Apple Watchにもモーションセンサーがありますし、iPhoneにはない心拍センサーも搭載されています。フィットネス関連の機能はApple Watchで測定するのであれば、「設定」→「プライバシー」→「モーションとフィットネス」の順に画面を開き、「フィットネス・トラッキング」スイッチをオフにしましょう。Apple Watchでは変わらず移動距離や消費カロリーを測定できますから、iPhoneのバッテリー節約につながるはずです。
2015年04月27日エム・フロンティアは、ボクシングブランド「EVERLAST」とコラボレーションしたiPhone 6ケース「EVERLAST for iPhone 6」の販売を開始した。価格は税込み2,980円。「EVERLAST for iPhone 6」は、ボクシングブランド「EVERLAST」とエム・フロンティアがコラボレーションしたiPhone 6向けケース。ステンレス風の光沢がある背面には「EVERLAST」のロゴが配置されている。素材は、衝撃に強いポリカーボネートと、クッション性の高いシリコン層の二重構造を採用している。内側にはICカード用の収納ポケットを搭載しており、付属の磁気シールドシートを利用することで各種電子マネーが利用できる。また、側面にはストラップホールも装備している。カラーバリエーションは、Red、Blue、White、Blackの4色。
2015年04月19日エム・フロンティアは、NIKEのスニーカー「エア フォース 1」をモチーフにしたiPhone 6ケース「iPhone6 ケース NIKE AIR FORCE 1 PHONE CASE BLACK/RED」を22日より発売する。価格は税込み3,564円。「iPhone6 ケース NIKE AIR FORCE 1 PHONE CASE BLACK/RED」は、NIKEのスニーカー「エア フォース 1」のアウトソールをモチーフにしたiPhone 6ケース。素材には、熱可塑性ポリウレタンを採用しており、傷が付きにくいという。サイズは、高さ約13.4cm×幅約6.7cm。カラーバリエーションはレッドとブラックの2色。
2015年04月18日●iPhoneのカメラが大きく進化?米AppleがイスラエルのLinX Computational Imagingを買収したと米Wall Street Journalが4月14日(米国時間)に報じた。同紙が関係者の話として伝えるところによれば、買収金額は2,000万ドル程度が提案されていたようだ。現在LinXのWebサイトは半分壊れた状態で詳しい情報はほとんど残っていないが、WSJによれば、同社はスマートフォンやタブレット向けに複数の小型カメラセンサーを用いて3D映像の取得が可能な仕組みを開発しているという。これが具体的にどのような技術で、買収後のAppleからどのような製品が出てくる可能性があるのかを考えてみる。○LinXのカメラ技術でどういったことが可能になる?現在LinXのサイトそのものには記載されていないようだが、BusinessWireには同社が昨年2014年6月に配信したプレスリリースが残っており、これで製品や技術の概要を知ることができる。リリースにも記載されているが、昨今のスマートフォンやタブレット向けカメラはイメージセンサーの高解像度化や高級化路線が一段落し、新たな差別化ポイントを模索する段階に入りつつある。画質もさることながら、既存のイメージセンサーと有り余るプロセッサパワーを使って、いかに画像にさまざまな後処理を施すかという部分に力が注がれている。そこで登場したのがLinXの「アレイ(Array)カメラ」であり、1つではなく複数のイメージセンサーを組み合わせて一度に複数の画像情報を取得することで、従来のカメラにはないさまざまな仕掛けを可能にする。具体的には、複数のイメージセンサーを用いることにより撮影対象のかなり正確な"深度"情報の取得が可能になり、映像のピクセル間に存在する距離を認識して空間マッピングが可能になる。この情報を利用すれば、例えば撮影画像のオブジェクト間の距離やサイズが正確にわかるようになるほか、手前のオブジェクト(人物など)のみを抽出して別の背景と合成したり、あるいはフォーカスをかける対象を撮影後に変更したりと、従来のカメラ撮影では難しかった加工が容易になる。またイメージセンサーの数が増えることで、暗所撮影などで問題になるノイズ除去の精度が上がったり、スマートフォンに搭載される小型のカメラモジュールでデジタル一眼レフに近い画質の再現が可能であったりと、カメラそのものの性能が向上するというメリットがある。イメージセンサーから得られる情報が増えることで、おそらくは従来のHDRで不自然だった合成処理も、より自然なものに仕上がるという効果も期待できるだろう。●iPhoneに3Dカメラが搭載!?○搭載の進む3Dカメラ技術、以前に買収したPrimeSenseとの違い深度情報を得て空間把握が可能な「3Dカメラ」がコンシューマの世界に入ってきたのは比較的最近のことだ。最もメジャーなものは「3Dモーションセンサー」として人体の動きでゲーム機へのUI入力が可能な「Kinect for Xbox 360」で、Microsoftから2010年に発売された。Kinect for Xbox 360では現在Apple傘下にあるイスラエルのPrimeSenseが開発した技術が用いられている。現在のMicrosoft Kinectでは別の技術が用いられているが、PrimeSenseの技術では赤外線(InfraRed)照射装置とそれを受光する"深度センサー"、そして通常の周辺画像を取得するイメージセンサーとマイクを組み合わせることで、音声コマンドと人体モーションによるゲーム機の操作を可能としていた。3Dカメラの実現方式はさまざまなメーカーや研究所によって開発され数多存在するが、そのうちの多くはPrimeSenseが用いている「赤外線(IR)」+「深度センサー」の組み合わせというケースが多い。昨年末に対応製品(Dell Venue 8 7000 Series)が登場して話題になったIntelの「RealSense」もまた、このIR+深度センサーを用いた方式で、先ほど紹介したLinXが実現できる距離計測や後加工といった仕組みを実装している。Intelは2015 International CESにおいて、このRealSenseカメラを用いて3Dオブジェクトを"スキャン"し、3Dプリンタでこのスキャンしたオブジェクトを出力するデモを行っている。RealSense技術を採用したスマートフォンやタブレットを手に、3D印刷したいオブジェクトの周囲をまわることでその形状や表面の色(質感)データの取得が可能になるが、これは加速度センサーなどを組み合わせることで撮影画像をリアルタイムで合成し、ソフトウェアでモデリングデータを自動生成することで実現している。そしてIRを用いない方式の3Dカメラとしては、今回のLinXやPelican Imagingの技術が挙げられる。IR方式の3Dカメラにはいくつか弱点があり、まず屋外のような光の強い場所では測定誤差が大きいこと、そして赤外線照射距離の問題で数メートル~数十メートル程度の距離のオブジェクトの深度しか測れない。照射距離や時間を増やせば対応可能だが、モバイル端末ではバッテリ消費やモジュールサイズの問題もあり難しい。一方でLinXやPelicanが採用する方式は「複数の格子(Array)状のイメージセンサーを組み合わせて画像を同時撮影」する手法で3Dカメラの「深度情報取得」を実現しており、IRにまつわる問題を解決できるほか、屋内外のどちらでも比較的高品質な画像を取得可能になっている。●3DカメラはいつiPhoneに搭載されるかアレイカメラ方式の弱点としては、カメラモジュールのコストが高くなることが1点挙げられる。現在スマートフォンやタブレットに搭載されているイメージセンサーはハイエンドのものでも単価は10ドル未満であり、これとレンズやLEDフラッシュと組み合わせて搭載したとしても、製品全体のBOM (Bill Of Material)に占める割合はそれほど大きくない。現在タブレットへの採用が少しずつ進みつつあるRealSenseでも若干割高ではあるものの、それほどコストに大きなインパクトを与えるものではないと考えられる。ただし筆者が聞くところ、Pelicanのような専用カメラモジュールの場合はこれらに比べ2~3倍程度のコストを要するとのことで、これほどではないとしても、LinXの技術の採用はコスト上昇要因の1つとなるかもしれない。アレイカメラ方式のもう1つの問題として、処理加工のためにプロセッサパワーを非常に多く消費するという特徴が挙げられる。写真1枚撮影するだけで大量のデータが取得され、これを一度に処理しないといけないため、特にGPUに大きな負荷をかける。前出Pelicanのケースでは、デモ機に用いていたSnapdragon 805ではすでに重い状態で、商用化にはこれより1~2世代後のプロセッサが必要だと感じたレベルだった。おそらく現行で市場に存在するハイエンドのスマートフォンでも重い処理で、LinXにおいても同種の制限が存在するとすれば、実際にApple製品に搭載されるのは早くて2016年か2017年以降となると予想する。○AppleはLinXの技術をどのように製品に組み込むか現時点で買収済みのPrimeSenseの技術を採用した製品が市場投入されていない状態だが、Appleは近い将来にLinXの技術を採用した製品を市場投入してくることだろう。PrimeSenseはモバイル端末というよりもむしろ、デスクトップ環境やリビングルームでの「3Dモーションセンシング」に活用してくると考えられ、例えば今年後半にもAppleによる製品投入が噂されている「新型Apple TV」のUIに採用される可能性もゼロではない。前出のように、パフォーマンス的理由やBOMに与えるコストインパクトから、LinXの技術をiPhoneやiPadといったiOSデバイスに搭載してくるのは早くて来年2016年以降とみられる。AppleがLinXをiOSデバイスに採用する大きなメリットの1つが「カメラモジュールの薄型化」にある。LinXによれば、画質を上げるためにイメージセンサーのサイズを大きくするとレンズの厚みが増える問題が出てくる。ところが、同社の技術のように大型イメージセンサーを複数の小型のイメージセンサーの組み合わせで置き換えることで、このレンズ部分の薄型化が可能になり、カメラモジュール全体の薄型化を実現できるという。iPhone 6をよく利用するユーザーならご存じだと思うが、同製品は本体薄型化の弊害として「レンズ部分が飛び出ている」という、非常にデザインとしては"いただけない"ものになっている。英ロンドンでハイエンドスマートフォンの新製品「P8」を発表した中国のHuaweiは、「iPhone 6のようにレンズが飛び出していない」という点をセールスポイントに製品をアピールしていたりと、すでに多くがネタに使うようなデザイン上のウィークポイントだ。ゆえにLinXの採用はiPhoneのさらなる薄型化を実現する可能性も秘めており、さらに「カメラの新しい使い方の提案」も可能にするなど、大きな差別化ポイントとして機能するとみられる。いずれにせよ、非常に楽しみな動きだ。
2015年04月17日KODAWARIは、iPhone 6の曲面部分もカバーするガラスフィルム「PATCHWORKS ITG Edge - Impossible Tempered Glass for iPhone 6」を発表した。5月11日より販売を開始する。価格は3,500円(税抜)。同製品は、iPhone 6の曲面部分もカバーするガラスフィルム。ガラスは国産生ガラスを使用。厚さは0.4mmで、表面硬度は9Hとなっている。PATCHWORKSと日本の医療器具メーカーと協同で開発を行い、特許出願中の液状シリコン技術「ガラスサラウンディングテック」を採用。ガラスフィルムのフチに医療用シリコンを接合し、液晶面をガラスフィルムが、曲面部分をシリコンパーツが保護するという構造になっている。カラーはホワイトとブラックの2色を用意。
2015年04月17日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「VoLTE開始でiPhoneの音声通話は変わる?」という質問に答えます。***VoLTEの導入で、iPhoneの音声通話はよい方向に変化します。しかし、2015年4月現在、VoLTE対応のiPhoneは6/6 Plusのみ、通話相手もVoLTE対応端末でなくてはならず、そのうえ異なるキャリア間での通話には使えない(従来品質での通話)という事情がありますから、多くの人がメリットを実感できるようになるのはしばらく先でしょう。とはいえ、VoLTE対応端末間の通話品質は格段に向上します。従来(回線交換方式)の通話品質と比較すると、音域が広がり、相手の声もふだん間近で聞くときに近い自然な印象となります。端末の制約があるため相手は限定されますが、"音がよくなる"ことは確かです。追加料金が発生しないことも、メリットといえるでしょう。ダイヤル開始後に呼び出し音が鳴るまでの時間が短くなることも、VoLTE導入による変化のひとつです。ダイヤル開始直後の「プップップッ」が短くなり、すぐに「プルルル」という呼び出し音が鳴り始めます。ただし、呼び出し時間が短縮されるのは発着信ともVoLTE対応端末であること(ドコモ/ソフトバンクの場合。auは片方のみがVoLTE対応でも可)が前提となります。現在のところ、iPhone向けにはサービスが提供されていませんが、将来的には多人数同時通話がサポートされる可能性もあります。たとえば、auはVoLTE対応Android端末向けに提供している「ボイスパーティー」は、相手先のキャリアを問わず(固定電話も可)、発信者を含め30人まで同時通話が可能になります。人数に応じた通話料が発生するところは要注意ですが、音声もデータ通信として扱うVoLTEだからこそ実現できるサービスといえます。ところで、音声通話がVoLTEで行われているかどうかを知らせる目印は、特に用意されていません。画面左上のピクト表示が「4G」となる程度で、通話品質が従来レベルかVoLTEレベルかは、耳で確かめるしかありません。
2015年04月14日ソフトバンクモバイルは14日、iPhone 6/6 Plus全モデルの機種代金を改定した。これにより、iPhone 6の64GBモデルでは、税込み(以下同)83,280円から95,760円になるなど値上げされている。ただし、月月割の割引き額も増額されており、24カ月間での実質負担額に変更はない。改定後のソフトバンク版iPhone 6/6 Plusの値段は、iPhone 6の16GBモデルが70,080円から83,040円に、64GBモデルが83,280円から95,760円に、128GBモデルが94,080円から108,720円に、iPhone 6 Plusでは16GBモデルが83,280円から95,760円に、64GBモデルが94,080円から108,720円に、128GBモデルが99,360円から121,440円に値上げされる。これに伴い、機種に応じた一定額が月々の利用料金から割引きされるサービス「月月割」の割引き額も引き上げられた。24カ月間の実質負担額は、新規/MNP契約時のiPhone 6では16GBモデルが0円、機種変更時が月額605円など、改定前と変更はない。機種代金を値上げした理由について同社広報部に問い合わせると、「コメントはできない」とのことだった。
2015年04月14日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneを持っているとモテますか?」という質問に答えます。***ダジャレ? とも思えてしまうご質問ですが、周囲の(若い)女性3人にヒアリングしたところ、まったく関係ないとのことです。日本でもっとも売れているスマートフォンですし、年齢・性別を問わず利用されていますから、ここは疑う余地はないところでしょう。ついでながら、その3人の女性から「これはイヤだ」という男性のiPhoneの使い方について聞いてきました。iPhone限定ですから、ディスプレイが脂でギトギト、シールやケースでごちゃごちゃ、壁紙の趣味がイタい……といったフィーチャーフォンの時代から変わらない項目は外しています。右手人差し指でフリックしているこれは確かに感じます。左手で支えて右手の人差し指でフリックしている様子には、男性らしいワイルドさが乏しいように思えます。猫背ではなおさらのこと、お年寄りのように見えてしまうのでしょうか。持ち手の親指でフリックしてパパッと用事を済ませるほうが、スマートに映りますからね。Siriに話しかけている様子がキモいキモいという言い方はどうかと思いますが、コソコソ話しかけていると怪しさが勝ってしまうことは確かでしょう。以前駅のホームで見かけたシルバーグレーの男性は、声質が低めだったこともありますが、堂々としていたためかカッコよく見えましたよ。簡潔な言い方もポイントなのかもしれません。ホーム画面に並んだアプリの趣味が……趣味は自由ですが、それを人目につきやすいホーム画面に、しかも無防備に並べておくのはいただけません。フォルダに仕分けておくか、せめて1枚目のホーム画面には置かないようにしたほうがいいでしょう。
2015年04月14日iPhone 6/6 Plusで高音質な通話サービスの「VoLTE」が利用できるようになった。ドコモ版iPhoneでVoLTEを利用するには、iOS 8.3へのアップデートのほかキャリアアップデートの実行が必要となる。両方のアップデートが完了すると、自動的にVoLTEが利用できるが、キャリアアップデートは、OSアップデート後にユーザーが手動で行わなければならないケースがあるようだ。ここでは、OSアップデート後にVoLTEが利用可能か否かを確認する方法を紹介する。○VoLTEが利用できているか確認する方法iOS 8.3へのアップデート後に、キャリアアップデートが行われ、キャリア番号が「ドコモ 19.1」になると、自動的にVoLTEが利用できるようになる。以下の手順で、VoLTEが利用可能か否かを確認してみよう。まずは「設定」アプリから「モバイルデータ通信」を選択。「LTE回線を使用」の項目が、「音声通話およびデータ」になっていればVoLTEを利用していることになる。VoLTEを利用したくない場合は、「LTE回線を使用」をタップし「データ通信のみ」を選択すればよい。○キャリアアップデートを手動で行う方法/キャリアのバージョンを確認する方法iOS 8.3にアップデートしたにもかかわらず、キャリア番号が「ドコモ 19.1」でない場合、手動でキャリアアップデートを行う必要がある。その手順は以下のとおり。まずは「設定」アプリから「一般」を選択。その後、「情報」をタップすると、「キャリア設定アップデート」に関するポップアップが表示されるので、「アップデート」を選択する。これでキャリアアップデートは完了となる。なお、「今はしない」を誤って選択してしまった場合、もう一度「設定」アプリから「一般」、「情報」、「キャリア」と進むことでもう一度ポップアップが出現する。ポップアップが出現しない場合は、「情報」の「キャリア」の項目を確認しよう。「ドコモ 19.1」になっていれば、キャリアアップデートが完了していることになる。「ドコモ 19.1」以外の場合は、「キャリア」をタップするとポップアップが表示されるので「アップデート」を選択すると「ドコモ 19.1」になるはずだ。
2015年04月09日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「友人にiPhoneを奨めるときのポイントは?」という質問に答えます。***iPhoneには、幅広い年齢層にアピールする特徴がいくつもあります。それはデザインであり、タッチパネルがもたらす操作性であり、扱いやすいカメラ機能であり……新モデルの発売直後はともかく、しばらくすれば手ごろなプランが登場して価格面でのハードルも下がります。しかし、Android端末と比べたときのメリットを客観的に説明するには、いくぶん力不足です。奨める相手が友人であれば、「連携」はひとつのキーワードとなるでしょう。iPhone同士であれば、写真などさまざまなデータをその場でワイヤレス転送できる「AirDrop」を利用できます。写真/ビデオを共有して閲覧を許可するだけでなく、コメント機能がある「iCloud写真共有」も用意されています。写真を見せ合う間柄であれば、かなりの説得力ではないでしょうか。最新の機能を長く使える安心感も、iPhoneならではです。Appleはほぼ1年間隔でシステム(iOS)をバージョンアップして大幅な機能向上を図っていますが、基本的に過去のモデルもフォローされます。ハードウェアの陳腐化は買い替え以外対策はありませんが、ソフトウェアは更新により機能強化できるので、大きな強みといえます。実際、2009年6月発売のiPhone 3GSは2012年9月公開のiOS 6まで、2010年6月発売のiPhone 4は2013年9月公開のiOS 7までサポート対象機種に含まれていました。このパターンが今後も踏襲されれば、新モデルを発売と同時に購入すると約4年間は最新のシステムを利用できることになります。リセールバリュー(下取り価格)の高さも、iPhoneならではといえるでしょう。2015年5月以降に発売される端末はSIMロック解除が義務付けられますから、中古スマートフォン市場が活性化することは確実です。新興国で中古iPhoneの人気は高く、今後も高い需要が見込まれます。機能やデザインにあまり関心のない人に対しては、ここがお奨めどころかもしれません。
2015年04月05日S&Jは、雑貨ブランドinvite.Lより、革製の財布と一体化したiPhone 6/6 Plus向けケース「ZIP-Around foriPhone 6/iPhone 6 PLUS」を発売した。価格は税別11,000円。「ZIP-Around foriPhone 6/iPhone 6 PLUS」は、革製の財布が一体化したiPhone 6/6 Plus向けケース。財布部分は、ファスナー付きの2つ折りとなっており、紙幣やカード類を収納できる。外側にもカードポケットを搭載しており、ICカードなどを収納できる。カラーバリエーションは、DARK GREEN、ROYAL BLUE、BROWN、BLACK、PINK、YELLOW、ORANGE、GRAYの8色から展開する。
2015年04月04日つねに持ち歩く小型デバイスなだけに、iPhoneをどこかに置き忘れてしまう、紛失してしまうことは避けられない。しかし、スマートフォンにおけるiPhoneのシェアを考慮に入れると、もっと件数が多くてもいいような……それは「いちど紛失したがすぐ見つかった」という事例が多いからではなかろうか。Appleは、iCloudのサービスとして「iPhoneを探す」という機能を提供している。その名のとおり、iPhoneの現在位置を探し出し、地図上に表示してくれる機能だ。iPhoneにメッセージを表示したり、警告音を鳴らしたりする機能が用意されているので、拾ってくれた人に注意をうながすことができる。万一の場合には、iPhoneのデータを完全に消去することもできるため、個人情報の漏えいという点からも安心だ。実際、この「iPhoneを探す」を使ってiPhoneを取り戻した、というユーザの話は何度も耳にしている。しかし、油断してはいけない。メッセージを表示したり警告音を鳴らしたりできるのは、バッテリー残量があるときの話。バッテリーが切れてしまえば、もはやどうにもならない。バッテリーが切れる前に、なにか手を打たねばならないのだ。そして、それは紛失してからでは遅すぎる。紛失時のバッテリー切れ対策として有効な設定は、バッテリーが残り少ないとき「最後の位置情報」をAppleのサーバに送信すること。電車やバスに置き忘れた場合は紛失後に移動してしまう可能性があるが、バッテリー切れ寸前の位置情報は、紛失したiPhoneを再発見するときの重要な情報になるはずだ。そして、ここにも落とし穴が。iOS 8の初期設定では、「最後の位置情報」を送信するためのスイッチが無効化されているのだ。つまり、素の状態でiPhoneを使い続けていると、紛失したときにバッテリー切れ直前の位置情報がわからなくなる可能性がある。不測の事態に備え、iPhoneを購入したらすぐ以下の手順でスイッチをオンにしておこう。
2015年04月02日アップルは3月31日、SIMフリー版のiPhone 6およびiPhone 6 Plusの販売を再開した。Apple Storeでの直販価格はiPhone 6の16GBが86,800円、64GBが98,800円、128GBが110,800円、iPhone 6 Plusが16GBが98,800円、64GBが110,800円、128GBが122,800円。受注後1~2営業日での出荷予定となっている。SIMフリー版のiPhone 6およびiPhone 6 Plusは2015年12月に販売を停止。以降、購入できない状態が続いていた。また、両製品とも販売停止中に値上がりしていた。
2015年03月31日次期iPhoneのラインナップとして、4インチサイズの「iPhone 6c」の存在が噂されるが、このほど、そのリーク画像なるものが登場した。背面はiPhone 5cとそっくりなものの、カメラ周りとマイク・スピーカーにこれまでとは違う特徴が見られるとしている。画像を公開したのは、スマートフォンのスペアパーツを扱う「Future Supplier」。同社の公式ブログ上に公開された画像には、iPhone 5cと比較したiPhone 6cの画像が掲載されている。画像からはiPhone 6cの背面はiPhone 5cのように金属ではなく、プラスチック素材を採用したものとなり、ほぼ同一のように見えるが、背面には2点、iPhone 5cとは異なる箇所が見受けられるとしている。ひとつは、カメラ周りで、フラッシュ要に設けられた穴がiPhone 5cでは正円だったのに対して、iPhone 6cではiPhone 5sと同様の楕円形状に変わっている(iPhone 6/6 Plusも正円)。もうひとつがマイクとスピーカーホールの数で、iPhone 5cではマイクが1つ、スピーカーが4つだったの対して、iPhone 6cではマイクが6つ、スピーカーには8つの穴が設けられている。iPhone 6ではマイクは1つ、スピーカーは6つ、iPhone 6 Plusではマイクが1つ、スピーカーは8つとなっている。iPhone 5cは在庫が潤沢に残ったと報じられ、多くの課題を残した端末と見るのが一般的。その理由として、プラスチックのケースが受け入れられなかったとされる指摘がある。仮にそれが正しい指摘であれば、iPhone 6cでは端末の魅力は変化しないことになる。今回のリーク画像は、今後、報じられるニュースとあわせた上で、真偽を見定めたほうがよさそうだ。
2015年03月31日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『結局、「iBeacon」のメリットって?』という質問に答えます。***iBeacon(アイビーコン)は、近距離無線通信技術「Bluetooth Low Energy(BLE)」をもとにしたソフトウェア仕様で、iOSに組み込まれています。「ビーコン」と呼ばれる定期的に信号を発するBLE機器を配置しておくだけで、半径約10mというその通信圏内にあるiOSデバイスはビーコンの存在を検知することができます。BLEの機能はごく小さいICで実現でき、そのうえ消費電力が圧倒的に少ないというメリットがあります。いつでもビーコンを検出可能な状態で使い続けても、バッテリー消費量はわずかです。iBeaconはBLEがベースですから、その特性は共通しています。iBeaconは、BLEの仕様に基づいた信号発呼システム(Advertisingフレーム)にApple独自のデータをくわえますが、特定のソフト/ハードに依存しないため、ビーコンの検出そのものはAndroidなど他のスマートフォンでも可能です。その相互運用性の高さも、iBeaconのメリットのひとつといえるでしょう。ビーコンの存在はiPhoneなどスマートフォンで確認できるため、店内に入ったかどうかのチェックや割引クーポンの配布といったリアル店舗での活用が期待されています。まだ活用事例は少ないものの、生活家電やセキュリティ機器に通信機能を持たせる「IoT」が普及しつつありますから、数年で状況が大きく変わる可能性はあります。iOSにかぎっていえば、プッシュ通知と組み合わせたときの利便性も大きなメリットになります。アプリはバックグラウンドで動作させておく必要がなく、未起動の(プロセスが存在しない)状態ですら、電波強度がしきい値を超えた時点で通知を発することができます。iOS 7.1で行われた仕様変更ですが、この活用方法が浸透すれば、iBeaconはさらに便利なものになることでしょう。
2015年03月31日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「なぜ削除できないアプリがあるの?」という質問に答えます。***ホーム画面でアプリアイコンを長押しすると、アイコンがぶるぶると震え始め、移動や削除が可能になります。削除はアイコン左上にある「×」をタップするだけ、iPhoneのメモリ上からそのアプリ本体および関連データは消去されます。この処理は「アンインストール」と呼ばれ、不要になったアプリ、容量の都合で一時的にメモリ上から取り除きたいアプリに対して行います。App Store(iCloud)にダウンロード履歴は残るため、有料アプリも再課金されることなくインストールし直すことが可能です。しかし、iOSに標準装備のアプリはアンインストール対象になりません。アプリアイコンが振動をはじめても、「Safari」や「メール」、「カレンダー」といった最初から入っているアプリに「×」ボタンは表示されません。表示位置を変えることはできても、アンインストールはできない仕様です。その理由としては、iPhoneの活用とシステム(iOS)管理にとって不可欠な機能を備えていることが考えられます。たとえば、「設定」が消えてしまったとしたらどうでしょう。現状の設定が固定化されてしまい、困った事態に陥ること確実です。「Safari」や「メール」も、なくなったときの影響の大きさを考えると、アンインストールできないようにしておくことが道理といえます。iOSといえどソフトウェアですから、標準装備アプリの削除は理論的には可能です。しかし、ジェイルブレイクと呼ばれる特殊な処理を行わねばならず、その時点でiPhoneのメーカー保証は期待できなくなります。無理に削除したとしても、標準装備アプリは単体配布されていないため再インストールは困難です。iOSのアップデートで復活する可能性はありますが、ジェイルブレイクしたiPhoneを無事アップデートできる保証はありません。利用しない標準装備アプリは、フォルダなど目立たない場所に移動することが唯一の対策です。
2015年03月30日新型iPhoneはiPhone 6s、iPhone 6s Plusに加えて4インチサイズのiPhone 6cが登場するかもしれない。台湾のDigiTimesが25日、台湾TSMCの関係者から得た話を報じた。Digitimesによると、2015年第2四半期に新型iPhoneとして、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、4インチサイズのiPhone 6cがリリースされるという。iPhone 6/6 Plusがディスプレイサイズが次期iPhoneにも踏襲されるとすれば、4インチ、4.7インチ、5.5インチの3つのサイズが登場することになる。いずれも、NFCとTouch IDに対応し、ディスプレイにはコーニングのGorilla Glassが採用されるとしているが、搭載されるチップについては別のようだ。iPhone 6sとiPhone 6sが最新の「A9」でiPhone 6cは現在iPhone 6とiPhone 6 Plusに搭載されている「A8」になるとし、iPhone 6cの価格帯についても、400~500米ドルになるという。一世代前のチップと価格帯から想起されるのはiPhone 5cの存在だ。2013年9月にiPhone 5sとともに発表されたiPhone 5cは、iPhone 5sがA7チップを搭載したのに対して、iPhone 5cは一世代前のA6チップを採用した。そして、SIMフリー版iPhone 5cは現在、米国のApple Storeで450ドルで発売され、価格帯も符号している。iPhone 5cは中国市場を意識した廉価モデルとしての位置づけが強いが、在庫が潤沢に残ると報じられるなど、現時点においては高く評価されていない。一説には、中途半端な価格帯のほかに、プラスチックのケースが中国市場に受け入れられず、多くの課題を残した端末となっている。今回の報道では、デザイン面での言及がないが、AppleがiPhone 5cでの失敗を繰りかえすことは考えにくく、今後は、このデザイン面に関する噂が注目されそうだ。
2015年03月27日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「他のスマホよりiPhoneのほうが下取り価格が高いのはなぜ?」という質問に答えます。***日本でiPhoneを取り扱う携帯電話会社のすべてが、iPhoneの下取りプランを用意しています。顧客のiPhoneを"いい価格"で引き取ることにより、他社からの乗り換えを促そう、あるいは他社への流出を食い止めようという営業施策です。古いiPhoneを高値で引き取ってもらえば、新しいiPhoneが安く手に入るわけですから、少しでも高値で引き取ってもらえるほうがメリット大です。Android端末にも下取りプランが用意されていますが、どの携帯電話会社もiPhoneと比較すると安めの下取り価格を提示しています。約1年前に発売されたモデルであっても下取り価格は数千円程度、しかも対象機種限定です。iPhoneの場合、2011年発売のiPhone 4Sであっても、1万円を超える価格が提示されていますから、Androidに比べiPhoneのほうが下取り価格が高いことは確かです。どの携帯電話会社も、下取りしたiPhoneの"その後"を明らかにしていませんが、なんらかの措置を施して中古市場に売却していることは確実でしょう。iPhoneにかぎらず、携帯端末の部品には貴金属/レアメタルが使用されているため、分解してもある程度の値はつきますが、1万円以上の価値があるとは考えられません。携帯電話会社が提示する下取り価格には、営業施策的な意味合いでの加算が含まれるにしても、Android端末との価格差を説明するのは困難です。一方、海外に目を向けると、iPhoneの中古市場が成立しています。日本国内でもiPhoneの中古品は流通していますが、携帯電話会社のプランを利用すれば新品が割安に入手できることもあり、大量の中古品を賄えるほど市場規模は大きくありません。下取りされたiPhoneの多くは海外に流れている、と見るのが妥当でしょう。実際、「iPhone ニ手」(「二手」は中国語で中古品の意)でWEB検索すると、それなりのプライスタグが付けられた中古のiPhoneを容易に発見できます。
2015年03月27日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『A1586、A1524? iPhoneの「モデル」って何ですか』という質問に答えます。***iPhoneには、いくつかの「モデル」が存在します。携帯電話回線の事情にあわせるもので、国/地域や携帯電話会社によって販売されるモデルは異なります。モデル名は背面カバーにレーザーで小さく刻印されており、iPhone 6を例にすると、「A1549」と「A1586」の2種類が存在します。2015年3月現在、日本で販売されているiPhoneのモデルは、iPhone 6が「A1586」、iPhone 6 Plusが「A1524」、iPhone 5sが「A1453」、iPhone 5cが「A1456」です。どの携帯電話会社によりSIMロックされているか、あるいはSIMフリーかという違いはあるものの、端末に刻印されているモデル名はすべて同じです。他モデルとの違いは、対応する通信方式と周波数帯にあります。同じモデルでも通信方式の違いにより分類されることがあり、モデル名そのものは見分けるときの最終基準とはなりません。iPhone 6を例にすると、米国では「A1549(GSM)」と「A1549(CDMA)」、「A1586」の3種類が販売されています。A1549(GSM)はAT&TとT-Mobile、A1549(CDMA)はVerizon、A1586はSprintが扱っており、CDMA EV-DO Rev. A/Bに対応するかどうか、4G/TD-LTEに対応するかどうかがそれぞれ異なります。iPhone 6にかぎっていえば、対応しうるすべての通信方式/周波数帯をサポートするという点で、A1586がもっとも使い回しの効くモデルとなっています。どのモデルがどの通信方式/周波数帯に対応するかを理解する必要はありませんが、もし海外でSIMフリー端末を購入することになったときには、iPhone 6ならばA1586、iPhone 6 PlusならばA1524、などとより多くの通信方式/周波数帯をサポートするモデルを選ぶといいでしょう。
2015年03月23日