「肌色」「主人」「家内」。私たちが慣れ親しんだ日本語に潜む“差別”。
【Politically Incorrect Dictionary】は、Be inspired!編集部が社会的にNGな言葉/コンセプトを集めて作った辞典だ。「社会的にNG」な言動/コンセプトとは、簡単に言えば、政治的、経済的、文化的背景から「それどうなの?」と思ってしまうもの。欧米では政治の場から日常まで、頻繁に議論されるテーマである。日本でもより良い社会づくりのためにそういった議論の場を生み出すべく、この辞典は生まれた。今回は、【Politically Incorrect Dictionary】の番外編として「肌色」「主人」「家内」といった日本語特有の表現を取り上げる。これらの言葉がこの時代になぜ「社会的にNG」なのか?そして「伝統ある言葉を守ること」と「言葉の使い方を変えていくこと」のどちらを優先すべきなのかを考えたい。