「私に父はいないって言っても信じてくれなかった」。セクシュアルマイノリティの親を持つ子どもの本音とは
オーストラリアで今月、「同性婚」の是非を問う国民投票が行われ、賛成が過半数を占めた。他方、現在の日本では同性パートナーシップ制度が存在する地域があるものの、「同性婚」は認められていないため、法的に同性の親を持つことはできない。しかし、セクシュアルマイノリティは同性愛者だけではないし、オープンにしていなくても自分の親がセクシュアルマイノリティである可能性はある。では、そんな親たちが子どもにカミングアウトしたら、子どもにはどのような影響が及ぶのだろうか。それは学者やアクティビスト、養子縁組の審判を行なう裁判官たちが長年考えてきた「親がセクシュアルマイノリティだと、子どもにどう影響するのか」という問いと同じだ。