「無邪気に走って、無意識に発電」。“ヒト発電”を可能にしたサッカースタジアムがブラジルのスラムを救う
ブラジルのファベーラ(スラム街)といえば、ギャングや麻薬組織の温床となっている貧困地区であり、頻繁に起こる銃撃戦などの話題に事欠かない。しかしそのすべてが、絶対に足を踏み込んではいけない危険地帯というわけではなく、観光ツアーが組まれるようなファベーラも存在する。観光といえばブラジル随一の都市、リオデジャネイロにあるファベーラの数は1,000を超え国内でも最大規模を誇り、無数の家々がひしめき合い住人が闊歩している。そんなリオのファベーラの一つ、「Morro da Mineira(モーロ・ダ・ミネイラ)」に、振動を電力に変えるユニークな発電方法を世界各国に提供しているPavegen(ぺーヴジェン)社と、石油会社のShell(シェル)社の協力のもと作られたのが、今回紹介する名もないサッカーコートだ。
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