「難民」ってググったことある?わずか6年で平和が消え去ったシリアのために日本人が日本からできること。
今年も残りわずか。年越しは家族と過ごそうと、すでに故郷へ帰るチケットを予約した人もいるだろう。実家で待つ祖父母や、こたつのことを考えると、今から心が温かくなる。しかし、何年も前から故郷へ帰れない人が、世界には数多くいる。今年、世界の難民支援を行う国連機関UNHCRは、世界中の、難民、避難民、難民申請者の数が、過去最高の推計6,560万人(‘16年末時点の統計)に達したことを発表した。(参照元:UNHCR)昨今、世界的に難民受け入れ問題が議論されるなか、「難民」という言葉に「負担」や「危険」といったイメージが加わりつつある。受け入れ費用や、難民に紛れて事件を企む者が入国するおそれがあることへの心配は自然だが、統計や問題だけに目を奪われると大事なことを見逃してしまう。そこで、国連UNHCR協会が、10月にGoogleと開設したウェブサイト「Searching for Syria(シリアを探して)」を紹介したい。