愛(Ai)はクリエイティブを救う? - アドビ、Illustratorを全力で特集する24時間イベントを開催
ナルティスから提供された実際の単行本の装丁データを元に、最新機能を使ったデモンストレーションが進行された。文字を使ったアートワークの例として、これまではアウトライン化して配置していたところを、Illustrator CCで登場した新機能「文字タッチツール」で作業すると、テキスト属性を保持したまま拡大や配置換え、回転できる。
壇上の新上氏が「印刷所によっては過去のバージョンに保存し直す必要があるのですが」と不安を述べると、「テキスト属性を保持したまま、バージョンダウンしたファイルでも保存できます」と回答するなど、ソフトメーカー側と現場側とのリアルなやりとりが垣間見える場面もあった。
このほか、角丸ツールで角の丸め方を数値ではなくドラッグで調整できる「ライブシェイプ」機能や、パスが切れているところをなぞるとつなげられる「連結ツール」も紹介。加えて、iPhoneやiPadのカメラで撮影したものをベクターデータとしてIllustratorに取り込めるアプリ「Adobe Shape」の実演も実施された。新上氏は新機能の解説に聞き入ったのち、「これからもいいツールとして育っていってください」