「要介護状態」にならないための予防策、「適度な運動」を上回ったのは?

博報堂新しい大人文化研究所はこのほど、介護予防や健康維持に関する調査結果を明らかにした。調査は3月20日~22日にかけて1都3県、中小都市(※)に住む40~60代男女を対象に実施し、2,700件の有効回答を得た。
「健康を維持し今の暮らしを保ちたい」ということについてどのように考えているか尋ねたところ、トータルで91.1%が「あてはまる」もしくは「ややあてはまる」と回答した。60代は95.6% 、50代は90.5% 、40代は87.3%で、年齢が高いほどその気持ちは強くなっている。男女別でみると、男性に比べ女性のほうが健康維持欲求は高い傾向にあることもわかった。
現在、介護が必要な家族がいるか尋ねたところ、17.7%が「いる」と回答した。「自分が介護に携わっている」は7.0%となっている。年代別でみると、要介護家族のいる割合は、40代では10.4%だが、50・60代では約20%にまで上昇した。
特に「自分が介護に携わっている」割合は女性の60代で9.8%、50代では12.2%と男性の60代・50代の倍近くになっている。
続いて、家族の介護による負担感や大変さを、どの程度感じているか尋ねた。