道路の”高齢化”対策、「補修よりも積極的に作り直すべき」はわずか2割

内閣府はこのほど、「道路に関する世論調査」の結果を発表した。
同調査は、10月4日~14日の期間に調査員による個別面接方式にて行われ、全国の20歳以上の男女1,866人から有効回答を得た。
同調査で、将来世代が高速道路を利用するために必要な更新費用を、現在の料金に上乗せすべきと思うか尋ねたところ、63.9%が「上乗せすべきでない」と回答。
一方、「上乗せすべき」は21.6%、「わからない」は14.5%だった。
男女別に見ると、「上乗せすべきでない」は男性66.9%、女性61.4%と男性の方が高い。
年齢別では、「上乗せすべき」は40歳代(26.1%)で、「上乗せすべきでない」は50歳代(70.5%)で、それぞれ高くなっていた。
高速道路では、料金割引が実施されている結果、一部区間で渋滞が発生しているが、渋滞と料金との関係についてどのように考えるか聞くと、最も多かったのは「一部区間で渋滞が発生していても、現在の料金を維持すべき」で47.2%。
以下、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」が25.0%、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」