■もしも、迷子になったら…を具体的にイメージ。親子で「迷子シミュレーション」
前述の4つのポイントをふまえたうえで、もし迷子になったらどんなことが起こりうるか、
親子で話し合って具体的なイメージを持つことも大切です。これだけはおさえておきたいことを、ケースごとにみていきましょう。
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▼CASE1:待ち合わせ場所がわからなくなったら…
子どもになじみのないおでかけ先の場合、待ち合わせ場所すら迷ってしまい、かえってひとけのないところや危険箇所に近づいてしまうことも。初めて行く場所などでは、子どもには「その場からできるだけ動かないでね」、「人が少ないところにはいかないようにしようね」のふたつを伝えておきましょう。
▼CASE2:知らない人に声をかけられたら…
困っている子どもの様子を見て、周囲の大人が声をかけてくることもじゅうぶんありえます。そんなときには、「係の人のところに連れて行ってください」と言えるように、教えておきましょう。
ただし、声をかけてきた大人がよからぬことを考えている可能性が、ゼロとはかぎりません。
「ふたりきりにならないこと」もあわせて伝えておきましょう。
▼CASE3:どうしたらいいかわからなくなったら…
事前にどんなに約束をしたとしても、いざそのときになると、子どもはパニックに陥ってしまいやすいものです。ここで役立つのが「親の連絡先カード」です。
おでかけ先では、まず「困ったら声をかける人」を必ず教え、「もしも迷子になったら、係の人にこのカードを渡してね」のひとことにしぼります。この方法であれば、小さい子でもなんとか守れそうです。