2017年も残すところ1カ月あまり。そろそろ「大掃除」の3文字がちらつきはじめる頃かもしれません。忙しい年末のタスクを少しでも減らせるよう、まずは、ほおっておくと増える一方の
紙モノ類の整理から手をつけてみてはいかがでしょう。
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今回は、子どものプリントや教材、銀行や役所から届く書類、取説など雑多になりがちな紙モノを、お片づけのプロ・
整理収納アドバイザーの
本田和さんに、どう整理しているか教えていただきました。
■学校や園からのお便りは、文具・ハンコと一緒にすっきり管理
3人のお子さんがいらっしゃる本田さんは、日々学校や保育園から配られるプリント類も3倍! それでもすっきり片づいたお部屋をキープされています。そこにはちょっとした工夫があるそう。
「学校や保育園からのお便りは、きょうだいごとにプリントが登録できる
アプリで管理し、基本的に紙は残さないようにしています。そのうえで、月間予定表や遠足など行事のお知らせ、提出が必要な書類といった一時的にとっておきたいプリントは、ダイニングテーブルの
引き出しに入れて保管し、期日が過ぎたら処分しています。
クリアファイルでプリント類を保管していたこともあったのですが、出し入れが案外手間で(笑)。引き出しに入れるだけ、の方法が私にはいちばんしっくりきました」(本田さん)
本田さんがいつも座る席の引き出し。お便りのほか、ボールペンやハンコ、体温計など、提出物の記入に必要なものをひとまとめにしてスムーズな導線を確保
プリント類のほか、文房具やハンコ、保育園の連絡帳と体温計もこの引き出しにイン。親の記入が必要な提出物は、全てこの引き出しにあるもので
完結できるようにしているそうです。
「引き出しではなくても、たとえば持ち運びできるカゴやケースなどを『プリント&提出物用セット』としてももちろんOKです。必要なものを
1カ所にまとめると作業がスムーズですし、お部屋もすっきりしますよ」(本田さん)
■子どものテストや教材、とっておくor処分する? その判断基準は…
お便り類に加え、小学生になるとテストや作文などもかえってきます。また、自宅学習用のドリルや教材、塾通いがはじまれば塾からのプリントや問題集も…。このような、処分するのはためらわれるけれど、とっておくとどんどん
増えていく紙モノはどうしているのでしょう。
「たしかに悩ましいですよね。わが家の場合は、しばらく経ってから
見返す可能性があるかないか、で判断しています。
たとえば日常的な学校のテストや自宅学習用の教材は、間違った問題を解き直すことはあっても、時間が経ってからもう一度見返すことってあんまりないのかなと。なので、子どもにとっておくかどうかを聞き、必要なければ処分するようにしています。
小学生のお子さんが「今日やること」は、曜日ごとに分けてクリアファイルで管理。やり終えたプリントは、基本的には処分するそう
なかには面白い解答のテストや子どもならではの作文など、とっておきたいものもあります。また、子ども自身に思い入れがあり残しておきたいと言うものも。そんな、後から
見返したら楽しいだろうな、と思うものは、専用のファイルやボックスに入れて保管しています」(本田さん)