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あらゆるダイエットを試しては挫折してリバウンドを繰り返していた、管理栄養士の
豊田愛魅さん。紆余曲折を経て、辿りついた食事術が、今回ご紹介する“ずぼらすぎるダイエット”
「ずぼやせ」です。
豊田愛魅(とよだまなみ)さん プロフィール
管理栄養士/美容アドバイザーとして活動中。食と腸のスペシャリストとして、人に分かりやすく伝える事をモットーに、書籍・テレビなどメディアに多数出演中。数々の寒天料理や菌活レシピでさまざまな人のお悩みや食生活を改善した実績を持つ。食物繊維とビフィズス菌を黄金比率で摂れる、特別加工粉寒天『びふぃ寒天』を開発・販売中。
オフィシャルサイト:
http://biyou-eiyou.com/
「摂らないこと」ではなく、「しっかりと摂ること」を意識して食べ、どのくらい摂ればいいのかを、栄養学的な視点から研究して実践。今では毎日、美味しく食べてずぼらに過ごしているにもかかわらず、理想の体型をキープしています。
その「ずぼやせ」の方法をブラッシュアップし、ずぼらに実践できるようにまとめ直した
著書『ずぼやせ』が大ヒット! そのずぼらすぎるダイエットの基本を、ここにご紹介します。
■「肝臓」と「腸」を整えて、痩せる
まずは
「基礎代謝」を上げることが痩せるカラダに繋がります。
基礎代謝量とは、じ~っとしていても消費されるエネルギー量のこと。息をしたり眠っていたりしても、内臓を動かし体温を調整するためエネルギーは消費されています。この基礎代謝量を上げれば無理に運動せずとも痩せることができます。
「それって筋トレして筋肉をつけるんじゃないの!?」と、思った方も多いかもしれません。ですが、「ずぼやせ」では違います。注目すべきは
「肝臓」と
「腸」なのです。
『「生きているだけで痩せる体」をつくる食事術 ずぼやせ』(光文社)より抜粋
上の円グラフを見ても分かる通り、1日の基礎代謝量の内訳を見てみると、最も代謝量が多いのは、なんと
「肝臓」なんです。肝臓は全基礎代謝の
27%、それ以外の内臓と合わせると基礎代謝量の約半分を占めます。
ですから、肝臓機能を整え、高めることこそが代謝アップ=「ずぼやせ」の第1歩なのです。
続いて重要なのが
「腸」。腸を整えれば、食べたものの栄養素をしっかり
消化・吸収でき、エネルギーを効率的に消費させることができます。腸を整えることは基礎代謝を上げるための土台となるんです。
では、実際にはどうすればいいのでしょうか。大きなポイントはたった2つだけ!
・肝臓を整えるために……たんぱく質と肝臓サポート成分を摂る
・腸を整えるために……食物繊維とビフィズス菌を摂る
『「生きているだけで痩せる体」をつくる食事術 ずぼやせ』(光文社)より抜粋 イラスト/須山奈津希
とってもシンプルですよね。 でも、これができていない人が多いそう。次ページで詳細をみていきましょう。