コミックエッセイ:子育ては毎日がたからもの☆
姉妹同時に里帰り出産! ふたたび家族が集結した「奇跡の時間」【子育ては毎日がたからもの☆ 第68話】
私は、実家の父と母がとても好きです。
結婚して別の家庭を持つようになると、なかなかゆっくりと集まることができないもの・・・。
でも、偶然が重なって、結婚後に一か月間、実家で昔の家族(父、母、妹、私)で過ごすことに。今回はその時のお話です。
娘がお腹に来てくれたことがわかった時の喜び、今でも覚えています。でもまだ安定しない妊娠初期。とりあえず夫と実母にだけ報告して、他はもう少し落ち着いてから報告しようと思っていました。
・・・が、突然、妹からメールが
そこでまず思ったのが「里帰り」!
結婚してからは、それぞれの家庭があるのでなかなか集まれなかった昔の家族でしたが、「里帰り」という名目でまた全員集合(+子ども)できるのが、すごく嬉しかったです。しかもそれが一か月近くも!
まだ検査薬で妊娠がわかったばかりだというのに、すでに里帰りのことで頭がいっぱいでした。なんとも気が早い!
そして10か月が過ぎ、楽しい里帰りが始まりました(それぞれの出産日が少しずつずれて、間が一週間あきましたが)父、母、私、妹、そして妹の子(当時2歳)と、新生児二人の生活が始まりました。
この期間、一番忙しかったのは間違いなく母だったと思います。
産後間もない二人の娘に無理をさせまいと、娘たちの世話に新生児二人のお世話サポート、そしてやんちゃ盛りの2歳男児(妹の子)の遊び相手・・・。
この期間はパートもほとんど入れず、朝から夜遅くまで(+夜中も)動き回ってくれました。
絶賛授乳中の娘たち(妹と私)に少しでも栄養のあるものを作ろうと、毎日何とか何品もの料理を作ってくれていました。特に母乳の出が悪かった私には、「母乳にはおもちがいいらしい」とか「母乳は血だからひじき!」とか言って(あくまで母曰く、ですが)、試行錯誤しながらいろんな食事を用意してくれていました。また、夜間授乳中のお夜食も忘れずに。
日中忙しくて料理する時間が取れない時は、皆がそれぞれの寝室に行った後に、一人で作り置きおかずを作っていた母の後ろ姿が忘れられません。
初めての育児でとにかく必死な一か月でしたが、授乳しなら悩み相談したり、ごはんを食べながら昔の8ミリビデオを鑑賞したり、時に父がギターを出してきてみんなで歌を歌ったり(昔からよくしていた)、とても楽しかったです。
思いがけず “家族水入らず” で過ごすことができたこの一か月間は、今でも宝物のような時間です。
水族館だけじゃなかった!幼児期を「コロナ禍」で過ごした次女が、知らなかった世界【猫の手貸して~育児絵日記~ Vol.71】