明けてしまいましたね、2020年!!
本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ということで、新年最初のお話は年末に半年ぶりぐらいに帰省した実家(実母)のことを描こうと思います!
私の実家は今住んでいるところから新幹線で約1時間ちょっとのところで、実母が一人暮らしをしています。
私が夫の実家で同居を始め、子どももできてからは年に1〜2回帰ればいいほうになり電話の回数も少なくなっていました。
でも最後に帰った時、痩せて一回り小さくなった体や白髪が増えたな…とか、母の「老い」を感じてやや心配になったのもあり、
今回帰ることを電話で伝えたら
思い返せば母はいつも忙しく働いていました。
私が高校生の時、父が会社を立ち上げた矢先に病気で他界。
会社は倒産し母は多額の借金の返済に追われつつ、まだ中学生だった妹と高校生の私、姉の3姉妹を女手一つで育て上げてくれました。
母は常に忙しそうではあったけれど、不思議と悲壮感を感じさせず前向きで、そんな母を私は尊敬していました。
とはいえ、もう高齢なんだし無理しないでもらいたい。
そろそろ私たちに甘えてのんびり自分の好きなことに時間とお金を使って欲しい。
今回の帰省で母にそういう話をするつもりでした。
母はガラケーすらあまり使いこなせていないので、写真もメールも送ってくることはほとんどなく、電話の声で調子を伺うことぐらいしかできないため正直「母がさらに老け込んでいたらどうしよう…。姉妹の誰かが同居することも考えなくては…」などと帰る途中でいろいろ想像を巡らせていました。
実家に到着して家に入り、いつもと変わらぬ風景にまずはホッとしたものの、キッチンに入ったところ…
シンクに洗っていない食器がそのまま放置されているではありませんか!
マメな母がそんな状態で出かけるなんて、やっぱり弱っている…?
などと不安になっていたところ、突然ドアが開き母の声がしました。
振り返るとそこには…