連載記事:横峰沙弥香の「まめあるき」
テーマパーク型の動物園「那須どうぶつ王国」へ! 子どもと遊びつくす那須・親子旅(前編)【横峰沙弥香の「まめあるき」 Vol.21】
見たことのないものをたくさん見て、へとへとになるまで遊びたい。
そんな目的で旅行することに決めた那須旅行。
まめが小学2年生、ゆめこが幼稚園年中の夏休みでした。
旅のメインの目的は
「那須どうぶつ王国」
広大な敷地に動物たちのエリアが点在している
テーマパーク型の動物園で、体験型のイベントやショーも充実しており、丸ごと楽しもうと思ったらとても1日では足りないのではないでしょうか。
今回は日程的な縛りもあったため、1日で最大限楽しむために目的を絞ってやってきた私たちは、早速園内バスでバードパフォーマンスの会場に向かいます。
バードパフォーマンス。その名の通り、
鳥のショーです。
しかし鳥のショーとはどんなものだろう。
会場の椅子に座ってスタートを待っていると、合図とともに目の前の向こうの山から谷を越えて優雅に登場する演者さん(鳥)
地形を活かした突然の華々しい登場に度肝を抜かれます。
それからはとにかく鳥が飛ぶ。
ハリスホークにハクトウワシ、ミミズク……
普段であれば檻の向こう側からしか拝むことのできない大型の猛禽類たちが次々と登場し、頭上すれすれのところを飛び回る。
それだけでも圧巻。
図鑑で読んでもなかなか頭に入ってこない生態の細かい説明も、実物を見ながらだとどんどん吸収できることには驚きました。
ハヤブサの餌取りパフォーマンスや、
コンゴウインコによるフィナーレの舞もたいへん素晴らしかったです。
バードパフォーマンスを楽しんだあとは、私自身が密かに楽しみにしていた
アンデスコンドルの餌やり体験です。
スコップのようなものを使ってフェンス越しに馬肉を与えるのですが、翼を広げると3メートルにも及ぶ巨大な鳥を前にするとフェンス越しでも身体が震えます。
「あ、この生き物には勝てないな」っていう感覚。
子どもの頃はよく感じていたものですが、この歳になってもそんな感覚を味わうことができるなんて。
子どもと一緒に体験する機会を持つことのありがたさをじんわりと噛み締めたのでした。
「温泉、パーキングエリア、ねぎラー油! 子どもと遊びつくす那須・親子旅(後編)」へ続く
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