舘ひろし&柴田恭兵がオープンカーに!通行人も熱狂した『あぶない刑事』新作ロケ現場
そのため、この撮影が可能な神戸で再度ロケを行うことになりました。“バイクに乗ったまま銃を”は舘さんが熱望したシーンで、4年前に亡くなった『あぶ刑事』の生みの親である名プロデューサー・黒澤満さんへのオマージュのために、どうしてももう一度演じたかったそうです」
70歳を過ぎても、危ない撮影に取り組み続ける舘は『あぶない刑事』第1作出演から、渡哲也さん(享年78)からの教えを守っているという。
「撮影前、渡さんに助言を求めたら『ひろし、芝居なんかしちゃだめだよ』と言われたそうです。役者の究極は、芝居をしないでそこに存在していること。“作品を成立させる存在感こそ役者なのだ”と気づいたといいます」(映画関係者)
現場への差し入れにも、舘は存在感を発揮していた。
「意外にも舘さんはスイーツ好きで、大量のドーナツやおまんじゅうを差し入れしてくださいます。ある日は、数種類の駄菓子の差し入れがありました。スタッフたちも驚いたのですが、“何歳になっても少年の心を忘れてはいけない”ということなのでしょうね。
みんな童心に戻った笑顔で食べていました」(前出・製作関係者)
「危ない現場」を乗り切る原動力は“存在感ある少年魂”のようだ。