『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』あの素晴らしい愛をもう一度……【おとなの映画ガイド】(2024年5月20日)|ウーマンエキサイト(2/4)

くらし情報『『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』あの素晴らしい愛をもう一度……【おとなの映画ガイド】』

『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』あの素晴らしい愛をもう一度……【おとなの映画ガイド】

仏師だった祖父の意向で京都の仏教系大学に進学。大学では音楽活動に明け暮れた。『帰って来たヨッパライ』は、このときに自主制作したものである。

『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』あの素晴らしい愛をもう一度……【おとなの映画ガイド】


当時の熱狂ぶりを、「オールナイトニッポン」の人気DJ、アンコーこと齋藤安弘さんが振りかえるところから映画は始まり、ミュージシャンとしての加藤和彦の軌跡を、彼とともに活動した人々の証言で綴っていく。

監督は、「CITY-POP」の総本山といわれる伝説のレコーディングスタジオを巡るドキュメンタリー『音響ハウス Melody-Go-Round』を手掛けた相原裕美。「(同作にも登場した、元YMOの)高橋幸宏さんから何気無く『“トノバン”って、もう少し評価されても良いのじゃないかな? 今だったら、僕も話すことが出来るけど』と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけだった」という。
『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』あの素晴らしい愛をもう一度……【おとなの映画ガイド】


「トノバン」は、加藤のニックネーム。反戦フォーク『ユニバーサル・ソルジャー』などで知られるシンガー、ドノバンの声に似ているところからこうよばれていた。

フォークルの解散後、ソロで音楽活動を始めた加藤は、フォークのシンガーソングライターにとどまらなかった。時代の数歩先をいく音楽性、同じものは作らない姿勢。
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