24%の親が経験者!子どもの「車中置き去り」の危険すぎる実態
■エアコン停止後15分で「危険」レベルに!
日本でも、子どもが車内に置き去りにされ死亡する事故は後を絶ちません。特に日本は夏場の気温が非常に高くなるため、締め切った車内で熱中症になる危険がとても高いのです。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が行った実験では、気温35℃のもとで締め切った車内の温度は30分後に45℃に上昇、1時間後には50℃を超えました。同条件下で3センチの窓開けをしていても、車内の温度は最高45℃まで上がります。
さらに、熱中症指標計を用いて危険度を測定した実験では、エアコンを停止してから5分後には「警戒」レベル、15分後には「厳重警戒」を超えて「危険」レベルに達していたのです。
JAFでは実験結果について「乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険である」と指摘しています。
■実は日本では28%が「置き去り経験ある」
にもかかわらず、JAFが7,000人強を対象に行ったアンケートでは、なんと、全体の28.2%が「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」