2万5000人へと減少した「日本の自殺率」に対する海外の反応
「日本はさらに、精神科のケアを必要としている人たちを救う必要がある」
「日本の精神科は、男性ホルモン療法で男性更年期の治療をしたほうがよい」
■自殺率が高いことに対する意外な見方も!
他には、高齢化にからめて考える文脈も少なくありませんでした。
「高齢者は自殺しやすいので、これも大きな問題だ」
年を取ると自分の存在意義を感じられなくなりやすいので、若いときより落ち込みやすい、といわれています。高齢者に対して、さらなるケアが必要でしょう。
そして、日本と海外の文化の違いについて触れている意見も……。
「日本では銃で撃たれる心配はないんだよな。そのかわり、自殺の心配がある」
「日本では女性の一人旅は自殺だと思われるんだってさ。ホテルで止められたことがある」
日本は海外にくらべたら、ずっと犯罪が少ないことで有名です。しかし、そのかわり自殺率が高いので、その点を疑問に感じる外国人が大勢いるようです。
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自殺をゼロにすることは難しいでしょう。ですが、将来に希望を持ったり、孤独のなかで生きている人に声をかけたりすることで、救われる命があるかもしれません。
行政や病院に任せるのではなく、私たちひとりひとりがこの問題と向き合い、命の大切さを再確認することが大切なのではないでしょうか。