130メートル弱の高さが限界!意外と奥深くて不思議な木の世界
世界で現存する最も背の高い木トップ10は、いずれも110~115メートルの間に収まっているのです!
これは植物が根から水を吸い上げて、物理的に上にあげる力は約130メートルが限界とされているので、そのための制約と言われています。しかし、19世紀には132メートルの木も見つかっているので、少しだけなら伸びるようです。
ちなみに130メートルというと、有名どころの建物でいうと次のようになります。
(池袋)サンシャインシティプリンスホテル:130メートル
(お台場)フジテレビ本社ビル:123メートル
プリンスホテルやフジテレビくらい高い木って、やっぱり凄いですよね。ただし、いずれの木も国外にあります。日本で一番背が高いのは、愛知県のお寺に生えている傘杉で約60メートルです。
130メートルと比べるといきなりスケールが小さくなります。それでも、やっぱり1.5メートルくらいしかない人間の4倍もあると思うと相当の高さです。
ちなみに、高さではありませんが、2008年にはスウェーデンで樹齢約9550年の木(マツ科の針葉樹)も見つかっています。まだまだ木の世界は奥が深いようです。
今度、思い出の場所に行って木を見かけたら、確かめてみては?
(文/シール坊)