同棲中の彼に疲れて既婚者と交際… 女性が「不倫に足を踏み入れたきっかけ」【前編】
彼氏への背徳感がやがて優越感へ
不倫を始めたことによって、同棲中の恋人への背徳感を感じていたと話す夏美さんですが、やがてその背徳感が優越感へと変わっていったそう。恋人の収入では滅多に行けない高級レストランやラグジュアリーホテルに、不倫相手のおかげで出入りするようになった自分に強い満足を得ていたとか。
「優越感のおかげで、同棲中の恋人へのイライラもすっかり解消しました。彼が不愉快な態度をとっても、“私にはもうひとり恋人がいるし”っていう安心感が強かったんですよね。
大宮さんとは不倫ではありましたけれど、私は結婚をしているわけではなかったので、“大宮さんの妻にさえバレなければ大丈夫だろう、全てはうまくいくはずだ”という根拠のない自信もありました」
割り切った不倫を楽しみながら、同棲をしている本命の恋人との関係も穏やかに続いていた日々は、夏美さんにとって「理想とも言える環境」だったと振り返ります。恋人に対する歪んだ感情が引き金となって、不倫に足を踏み入れてしまえば、事態はどんどん複雑になっていくだけでしょう。本人は軽い気持ちでも、不倫はこれまで築き上げた全てを破壊する行為です。