自分が不倫をするなんて考えられない…というタイプの人が不倫に堕ちてしまうケースがあります。思いがけない事態が起き、それが不倫に発展してしまったという場合も。そこで、“ハプニングから始まった不倫”について、経験のある男女にエピソードを語ってもらいました。SNSで友人を整理していたら「SNSの友人の数がいつの間にか300人を超えていました。全然覚えてない人もたくさんいたので、整理しようと思い、プロフィールなどを眺めていました。すると、ある男性のところで誤って通話ボタンを押してしまったんです。慌てて切りましたが、相手からメッセージが届きました。“久しぶり”と来て思い出しました。彼は、何年か前に飲み会で知り合った男性。そこから再び交流が始まり、何人かで飲みに行ったりしているうちに、不倫という関係になってしまったことがあります」マキ(仮名)/34歳SNSは人とつながりやすいツールです。操作を誤ったことがキッカケとなり、交流が再会することもあるようです。スポーツ観戦の席を間違えて「あるスポーツの日本代表戦を観戦したときです。友人と行ったのですが、初めに席を1列間違えてしまい、実際その席の男性2人組とちょっと気まずい雰囲気になってしまいました。ただ、試合がめちゃめちゃ盛り上がって、途中に前後でハイタッチするような感じに。終了後には、“打ち上げに行こう”となるまで打ち解けました。テンションが上がっていたこともあり、打ち上げが終わったあと、ひとりの男性と流れでホテルに行ってしまいました。お互いに既婚者だったので、関係はその1回きりでした」ヒトミ(仮名)/30歳試合での興奮が不倫に繋がってしまったようです。しかし既婚者であるなら、感情をコントロールすべきところでしょう。マッチングアプリで元カレと再会「既婚者の友人に大人向けマッチングアプリをすすめられました。面白そうだったので覗いてみようと、夫に内緒で登録。すると、いくつか“いいね”が届いたのですが、そのなかに見覚えのある顔があったんです。なんと元カレ!元カレは私に気付き、わざと“いいね”を送ってきたようでした。そこから、“近況報告をし合おう”という流れになり、二人で会ったときに不倫をしてしまいました」リサ(仮名)/35歳かつて交際していたような相手とは、会うと昔の感情が蘇ってしまうことも。つい流され、深い関係となってしまうこともあるので気をつけたいところです。海でビキニがはだけて「僕の勤めている会社はみんな仲が良くて、プライベートで遊びに行くこともしばしば。去年、会社の仲間と海に行ったとき、女性の先輩のビキニがはだけているのを見てしまいました。どうやらゴムボートに引っ掛けてしまったよう。彼女に“見たでしょ?”と聞かれたので、正直に“はい”と答えると、なんだか気まずい雰囲気に。その一件から、話しかけるときに照れてしまうようになったんです。僕のなかでそれがだんだんと恋心として認識するようになりました。先輩は既婚者ですが本気で好きになってしまい、今は不倫関係になっています」マモル(仮名)/28歳恋に落ちるのに、何がキッカケとなるかは分かりません。その相手が既婚者だとしたら、残念ながら不幸としか言いようがありません。“ハプニングから始まった不倫エピソード”をご紹介しました。ハプニングで予想できなかったとは言え、どこかで自分の感情を抑えることはできたはず。不倫関係となってしまったのは、当然ながら自分の責任と言わざるを得ないでしょう。©naka/Adobe Stock ©west_photo/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年07月25日34歳の絵里さん(仮名)は、9歳年上で“バツイチ”と認識されていた上司の高橋さん(仮名)と交際を始めました。順調に交際が続き、結婚も意識する中、絵里さんは高橋さんのSNSに「妻は元気?」というコメントを見て不信感を抱き、高橋さんに真相を問いただします。すると高橋さんは、実は離婚していないという驚きの事実を告白しました。順調だと思っていた社内恋愛がドロ沼の不倫劇へと転落したエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。妻は海外転勤をしていただけだった「お付き合いをしている高橋さんがまだ妻と籍を抜いていないことがわかり、私は一度は彼と別れようと思いました。ですが、彼が“妻は今、海外にいる。日本に戻ってきたらすぐに籍を抜く予定なので、もう少し待っていてほしい”と言ってきたので、その言葉を信じることにしました。彼からはそのときに、もうすぐ妻の海外赴任も終わるそうで、手続き的なことは日本に帰国してからのほうがやりやすいから、先延ばしになってしまっていたという説明を受けたので、私はすっかりその話を信じてしまったんです」高橋さんは社内で“バツイチ”で通っていたこともあり、ここから妻との仲が復活することはないだろうと予想していた絵里さん。しかし、このときの絵里さんの判断が、あとになって大きな後悔を招きました。帰国した妻は離婚拒否…不倫を責められ窮地に「しばらくすると、妻が海外赴任から帰国したので離婚の手続きを進めていくと彼から説明がありました。もう離婚には合意しており、残っているのは手続きだけだと聞いていたので安心していたのですが、それからいつまで経っても離婚が成立したという報告がありません。彼を問い詰めてみると、なんと妻が離婚を拒否していて、それどころか高橋さんに探偵をつけて私との不倫関係まで掴んでしまったと言うのです」高橋さんの妻は絵里さんに対して不倫の慰謝料を請求する準備を進めていて、絵里さんのもとに法的な文書が届くのも時間の問題だと告げられたとのこと。そして妻はあろうことか高橋さんに対して“夫婦円満調停”を申し立て、断固として離婚をしない意思を表明してきたのです。「この頃には、高橋さんは妻との離婚に投げやりになっていて、“仕事にも影響が出るし、こんなに離婚が大変なら、離婚をしないでしばらくは妻と夫婦を続けようと思う”と言い出しました。“じゃあ私との関係はどうするの?”と聞いたら、“君のことは大好きだし、できればこのままでいたい”と……。でもそれでは不倫を続けることになってしまうので、私はすごく悩んだ末に、高橋さんに別れを告げました」高橋さんが離婚をしていなかった事実は、あっという間に社内でも噂に。そしてなぜか絵里さんが“既婚者を妻から寝取ろうとした女”というレッテルを貼られてしまい、社内にいづらくなった絵里さんは転職を余儀なくされました。「今はもうその頃の会社の人たちとは連絡をとっていないし、高橋さんとも私の退社をきっかけに完全に疎遠になりました。私があのときにすぐに別れる判断をしたので、結果的に高橋さんの妻から慰謝料は請求されませんでしたが、大好きだった仕事を辞めることになり、そこはとても心残りです。彼がまだ既婚者だと知ったときに早々に別れていれば、ドロドロとした話にはならずに済んだはず。あのときに期待をせずに、スパッと高橋さんを切ってしまえばよかったと今でも後悔しています」既婚であることを隠して独身女性に近づく男性が悪いのは、言うまでもありません。しかし、もしもそういった男性に騙されそうになったときには、違和感を覚えた段階で距離を取るのが正解でしょう。絵里さんのように恋人の“既婚”の事実を知ったのであればなおのこと、すぐに別れるに越したことはありません。©kapinon/Adobe Stock ©Trickster*/Adobe Stock文・並木まき
2024年07月24日すでに離婚していると思っていた男性と交際をしたのに、実はまだ妻と籍が入ったままだったとしたら、大きなショックを受けますよね。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、バツイチだと思って交際した男性が既婚者だった30代女性の悲劇的なエピソードをお届けします。誰もがバツイチだと認識している上司と交際開始絵里さん(仮名)は、34歳のときに9歳年上の上司である高橋さん(仮名)と交際をスタート。高橋さんは半年ほど前に離婚して、今は独身。社内恋愛が禁止されていない職場だったので、高橋さんから「好きだ」と告白された絵里さんは、深く考えずに交際をOKしたそうです。「高橋さんに対しては、最初は好きという感情はありませんでしたが、告白をされてから急速に気持ちが傾いてしまって。仕事もできて結婚歴もある人だから、かっこいいなぁとは思っていましたが、私みたいな年下は幼稚に思われて相手にされないだろうな~って諦めていた部分もあったんです。だから、彼から告白をしてもらったときには嬉しくて。社内恋愛に少し不安はありましたが、ハイスペックな彼に口説かれて有頂天になっていました」憧れを抱いていた上司と付き合うことになり、絵里さんはこれまで以上に会社で働く時間が楽しくなったとのこと。そして年齢差も気にならず、周囲にも温かく見守ってもらいながら、楽しいお付き合いを育んでいったと振り返ります。喧嘩もなく順調に交際が続く日々「高橋さんはやっぱり大人で、付き合っていても喧嘩になることは全くなくて、いつも私を甘やかしてくれました。仕事だと厳しいことを言うときもある人だったけれど、プライベートではとにかく優しい男性という感じでしたね。社内のみんなも私たちの恋愛に対して友好的に見守ってくれていたので、付き合って4か月が過ぎる頃には、私は高橋さんとの結婚も考えるようになっていきました」しかし順調な交際が続く裏で、絵里さんの恋人である高橋さんは絵里さんだけでなく、周囲に対しても大きな嘘を隠していたのです。あるときに絵里さんは、高橋さんのSNSに寄せられたコメントを見て不可解な思いを抱くことに…。「彼の誕生日にはいろんな人が彼のSNSにお祝いのコメントを書いていたのですが、そのなかに“奥さんは元気?たまにはお互いに夫婦揃って食事でも行きましょう”って旧友っぽい人からのコメントが入っていました。最初は“もう離婚をして何年も経つはずなのに、なんでこの人は彼を既婚者だと思っているのかな?離婚をしたのを知らないほど疎遠な人なのかな?”と思ったのですが、そのコメントがどうしても引っかかって…。モヤモヤしていても仕方ないので、本人に聞いてみることにしたんです」高橋さんは最初は絵里さんからの問いをはぐらかそうとしていたそうですが、その様子にただならぬ雰囲気を感じた絵里さんは、その後も彼を問い詰めたのだとか。すると、彼の口から「実は離婚をしていない」と衝撃の事実を告げられたのでした…。絵里さんは目の前が真っ暗になるほどのショックを受けたと当時を振り返ります。周囲には「離婚をした」や「バツイチだ」と言っていても、実はまだ妻と籍が抜けていない男性も稀に存在します。こういったタイプの多くは妻と別居をしているため、既婚者であることを見抜くのは困難なケースがほとんどでしょう。絵里さんのようにSNSなど些細なことでも不可解に感じることがあれば、目を瞑らずに本人に確認をしたほうが賢明です。©polkadot/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年07月24日夫の不倫が発覚し、不倫相手と別れたとしても、モヤモヤした気持ちが残りますよね。そんなとき、「不倫相手の女性への復讐」を考える妻もいるようです。今回はそんな話を紹介します。「何あの女…偉そうに…」▽ 不倫していたけど別れたからすべて許される、というのは大間違いですよね……。
2024年07月22日美穂子さん(仮名・36歳)は家族旅行を計画し、友人の志乃さん(仮名)夫婦も一緒に行くことになりました。しかし、当日志乃さんが連れてきたのは夫ではなく、アキラさん(仮名)という若い男友だち。その後、二人は付き合い始めて不倫関係になってしまいます。家族旅行が二人を結びつけることに利用されたように感じ、腹を立てた美穂子さんでしたが、それから状況はどう変化していったのでしょうか。旅行後の友人の発言「旅行後に志乃とアキラくんが付き合い始めたことは、夫には言えませんでした。まさか家族旅行にそんな二人を同伴させたなんて、知らせるわけにはいきません。すると志乃から連絡があり、飲みに行くことに。そこで、“アキラくんが子どもと遊びたがっている”と言われました。どうやら、私の息子と海で遊んだのが楽しかったよう。アキラくんは子ども好きのようでした。そこで志乃が、“アキラくんの子どもが欲しいな”とボソッと漏らしたのです」友人とは距離を置くことに…「志乃は少し前まで妊活をしていたのですが、なかなか授からなかったため、休止しているところだと聞いていました。そんな状況での先ほどの発言です。不倫相手の子どもが欲しいというのは、さすがに現実味に欠ける言葉でした。本気だとは思いませんでしたが、危険な発想ではあります。これ以上、志乃が不倫にのめり込むと、私たち家族にも被害が及びそうだと思いました。なので志乃とは少し距離を置こうと思ったんです。しばらくは連絡を取ることもなかったんですが…」友人の妊娠報告「3か月ぶりぐらいに志乃からLINEが届きました。どことなく嫌な予感がしましたが、思った通りでした。“妊娠した”との報告でした。私は電話をかけ、志乃と話をしました。“アキラくんの子なの?”と尋ねると、“たぶん”と曖昧な返事。どちらの子か、定かでないようなのです。どうするのかと尋ねると、“産むつもり”だと。これから夫に伝え、おそらくは離婚することになるだろうとのことでした。志乃がこれから迎えるのは、夫との修羅場です。志乃の身勝手な行動に振り回され、迷惑にも感じていましたが、一応は友だち。最低限支えてあげようとは思いました」不倫相手が逃げ出して…「ところが、私が思ったような展開にはなりませんでした。アキラくんが逃げ出したのです。子ども好きとは言っていましたが、本当に子どもができて怖くなったのでしょう。志乃が妊娠を伝えると、“堕ろして欲しい”と言われたそう。それを志乃が断ると、“それなら別れる”と言ったきり、連絡が取れなくなってしまったとのことでした。志乃は夫に対して事情は伝えず、妊娠の事実だけを伝えました。夫はもちろん自分の子どもだと思い、喜んでいたそうです。そして、夫の子どもとして育てることになりました。一件落着したようではありますが、きっといつか修羅場を迎えることになるでしょう。私としては、家族に被害が及ぶことだけは避けなければいけません。志乃が出産を終えて1年ほど経ちますが、まだ1度も会っていません」“家族旅行を不倫に利用された妻の告白”をご紹介しました。妻の立場としては、自分の家族が最優先。危険人物と見なしたのなら、たとえ友人であろうと、縁を切るという判断になるのはしょうがないでしょう。©milatas/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年07月21日夏は旅行シーズン。家族での旅行などを計画されている方もいるでしょう。美穂子さん(仮名・36歳)もかつて家族旅行へ。友人夫婦を交えた合同の旅行となったそうですが、そこで思いがけない事態に見舞われたと言います。いったい何があったのか、当時の状況を詳しく伺いました。家族旅行の計画「私には、志乃(仮名)という同じ年の友人がいます。もともとは共通の友人を介して知り合いました。お互いにお酒好きということもあって親しくなり、頻繁に飲みに行くようになったんです。その後、お互いに結婚。私が出産をしてしばらくのあいだは疎遠になっていましたが、子どもが4歳になったころに再び連絡を取り合うようになりました。そして去年の夏、“一緒に家族旅行をしよう”という話になったんです。私は息子と夫の3人、志乃は夫婦で、計5人での海への旅行が計画されました」友人が連れてきたのは夫ではなく…「お互いに車で出かけ、途中で落ち合うことになりました。待ち合わせ場所に着き、車を降りると、志乃が手を振って近付いてきました。隣には男性が立っていたのですが、それが志乃の夫ではなかったのです。5歳以上は下の若い男性でした。私の夫は、志乃の夫に会ったことがないので、“初めまして”と丁寧に挨拶をしていました。志乃は、“元職場の後輩のアキラくん”と紹介してきました。なんでも、志乃の夫に急に仕事が入ってしまったそう。1名分をキャンセルするのももったいないので、“アキラくんを誘った”とのことでした」友人と男性との関係は…「旅行中、私はずっとモヤモヤしていました。志乃とアキラくんは、いったいどういう関係なのか。不倫ではないのか…と。ただ、アキラくんは好青年で、息子にも優しく接してくれて、遊んでくれていました。そんな姿を見た夫が、イライラしている私を、“まあいいじゃないか”となだめてきました。一応、旅行は無事終了。楽しい時間を過ごすことができました。ただ、私のなかではずっと不信感のようなものがくすぶっていました。旅行を終えて1か月後。私は志乃と外に飲みに行きました。そこで、衝撃の発言を受けたのです…」友人の衝撃的な発言に…「志乃と夏の旅行の話になり、“アキラくんは元気?”と尋ねました。すると、“付き合ってるよ”と言うのです。要するに不倫ということ。私は、“不倫相手を家族旅行に連れてこないでよ”と怒りました。そこで志乃が、“違う違う!”と否定。“あのときはまだ付き合っていなかったから、ただの友だちだよ”と言ったのです。志乃の神経を疑いましたね。私は呆れ果てて、もう言葉が出ませんでした。そして冷静になるほどに、怒りが湧いてきました。私たちの家族旅行が、二人を繋げる橋渡しのように利用されたわけです。私たちは不倫の片棒を担がされたようなもの。共犯にさせられたようなものですから。怒りとともに罪の意識も芽生えました」“家族旅行を不倫に利用された妻の告白”をご紹介しました。自分だけならまだしも、家族まで巻き添えにされた彼女の怒りは相当なものだったでしょう。こういう危険な言動をする人は、今までも予兆があったはず。そこで手を打つべきだったのかもしれません。©Paylessimages/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年07月21日8歳年上の夫と結婚し、フリーランスのデザイナーとして働いていた春香さん(仮名)は、カフェで偶然知り合った男性からロゴデザインの仕事を依頼されます。会話が楽しく、都会的なセンスに魅了された春香さんは、男性と頻繁に連絡を取るように。そして食事に誘われて応じたある夜、勢いで男性と関係を持ってしまったそう。カフェでの偶然の出会いから不倫へと発展し、静かに家庭崩壊へと進んでいった30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫に隠れて逢瀬を重ねるも、どこか落ち着かない日々春香さんは、その後も男性から呼び出されるたびにデートに応じ、一緒に過ごし続けていました。都会的な雰囲気がある不倫相手の男性は、夫にはない魅力に溢れていて、春香さんの仕事にも深い理解があるように感じられたそう。この頃には「できれば家庭も不倫も両立できたら…」と内心で望み始めていたと春香さんは話します。「夫はいい人だけれど、垢抜けている雰囲気ではないタイプ。不倫相手は、見るからに今どきのベンチャー企業のおしゃれな男性という風貌だったんです。当時の私は欲張りかもしれませんが、家庭も不倫も両立して、自分のやりたい仕事を続け、楽しく生きていけたらいいな…なんて呑気なことを思っていました」しかし、春香さんなりに充実した日々を過ごしながらも、なんとなく落ち着かない気持ちもあり、その原因がどこにあるのかわからないまま、家庭と不倫の二重生活を楽しんでいたそうです。違和感の正体は男性の本性だった「私はその頃、それまでに経験したことのないような不安感や落ち着かない感じがずっとあって…。不倫をしていてやましいからかな?って思っていたのですが、実際には違う原因でした。私が不倫を始めて半年ほど経った頃に、私がデザインしたロゴやアイコンがどんなふうに使われているのかを見たいと思って、不倫相手の会社について調べたところ、なんとその会社はすでに閉業した後だったんです…」真っ当な仕事をしていると思っていた不倫相手に疑惑が生じたことから、不倫相手を呼び出し、問い詰めたという春香さん。しかしその場で、不倫相手からは衝撃的な言葉が飛び出しました。男性は、「最初から君のデザインを使う気なんてなかったし、出会ったときは会社が倒産寸前。暇で時間があったから、遊び相手を探してナンパしただけ」と平然と言ってのけたそう。さらには「デザインはナンパの口実で、デザイン料は僕のポケットマネーから払った。だから仕事としてなんて頼む気もなかったし、君の作品に才能があるとも全く思っていない」と一方的に告げ、その場から去ってしまったそうです。「悔しかったし、情けなかったですね。そんな相手と私は不倫をしてしまったのかと思ったら、涙が止まりませんでした。でもその時点で完全に目が覚めて、これからは夫と仲良く生活していこうと気持ちを新たに家に帰ったのですが…」その出来事から数日後、夫が春香さんに「話がある」と言い出し、離婚を突きつけてきたとのこと。聞けば、匿名で春香さんの不倫を密告する手紙が会社宛に届き、そこには不倫相手とベッドに入っている春香さんの写真が何枚も同封されていたそうです。「言い訳もできない状態でした。そして、その写真はあの男性しか撮れないものばかりなので、完全にハメられたって思いましたね。私が不倫相手に夫の会社名や役職を伝えていたのがいけなかったのですが、まさかこんなことをされるとは思ってもいませんでした。不倫をした事実をどうしても許せないと夫は言い、修復の余地もなく離婚に至りました。あの男性は自分の会社が倒産寸前で、幸せそうにしている私が許せなかったから、私の家庭も壊してやれって思ったのかもしれません。人当たりのいい男性だからと信じてしまいましたが、こんなふうにあっさりと家庭が壊れ、今では当時の自分の甘さを痛感しています」最初から、よからぬ目的で近づいてくる不倫目当ての男性は少なくありません。不倫をする男性に誠意や良識を求めるのは難しく、真意を見抜くのも難しいでしょう。他人の幸せを壊そうとする不倫男性も存在します。既婚者の立場にいながら魔が差して配偶者以外と関係をもってしまえば、それが家庭崩壊への入り口になると覚悟し、最初から関わらないようにするのが一番でしょう。©Paylessimages/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年07月07日幸せを噛み締める生活を送っていたのに、ひょんな出来事から歯車が狂い始める夫婦もいます。妻が不倫をしたことによって、家庭崩壊へと静かに進んでいった30代夫婦のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。不倫相手との出会いはカフェ春香さん(仮名)は、20代後半で8歳年上の夫と結婚し、結婚後はフリーランスのデザイナーとして時間的に余裕のある働き方をしてきたそう。カフェで仕事をすることも多く、家の近所には行きつけのカフェが何軒かあったと話します。「主にアイコンやロゴ、挿絵を作成する仕事をしていました。生活は夫の収入で賄い、私の仕事は趣味を兼ねたようなところもあって、経済的に追われることなく好きな仕事ができる環境を、当時はとても気に入っていました」あるとき、カフェで隣に座った男性から「素敵なデザインですね。あなたがデザインしたの?」と声をかけられ、そこから仕事の話へと発展。その男性は、ちょうど自社のロゴをデザインしてくれる人を探しているところで、春香さんの作風が気に入ったことから思い切って声をかけてきたとのことでした。「作品を褒めてもらって、さらに仕事まで発注してくれて、そのときは本当に嬉しかったです!こんな偶然から仕事に繋がる話なんてあるんだなぁ…という驚きもありましたが、先方がきちんとした会社っぽかったので、安心して受けることができました」仕事を納品したあとも続く連絡春香さんが、その男性から受注したデザインを全て納品したあとも、男性からは個人的な連絡が頻繁に届き続けたとのこと。内容は他愛もない雑談が多かったそうで、春香さんは特に深い意味を感じることもなく、楽しくLINEのやりとりをしていました。「その男性はコミュニケーションがとても上手で、夫にはない会話のテンポとセンスを感じて、雑談のやり取りでもすごくワクワクしました。都会的な雰囲気の会話で、その男性と話していると、私までセンスがいい人になれるような気がして。しばらくLINEを続けた頃に、“せっかく仲良くなったので、よかったら食事でもどうですか?”と誘いを受けました。私も彼に会いたいと思っていたので、二つ返事でOKしました」やましい気持ちなどなく食事に向かった春香さんでしたが、お酒の勢いと相手からの押しに負けて、なんとその夜のうちに男性とホテルへ寄ってしまったとのこと…。不倫をするつもりなんてなかった春香さんは、この日のことを深く後悔しながらも、男性と過ごした時間はとても楽しいひとときだったと振り返ります。「夫に申し訳ない…という気持ちはありましたが、その男性は私を一人前のデザイナーとして扱ってくれるし、私は気分が良かったので舞い上がったんだと思います。その夜限りのつもりで体を交えましたが、実はそのあとも男性との関係は続いてしまいました」日常生活の延長で、新しい出会いに恵まれることもあります。そのときは「良縁」だと思っても、あとから振り返ると運命の分岐点になるような数奇な出会いである場合もあるでしょう。新しく誰かと出会って親密な関係になるときには、慎重な姿勢を崩さない心がけも必要です。©taka/Adobe Stock ©maroke/Adobe Stock文・並木まき
2024年07月07日数々のダメ男と付き合ってきたアパレル店員の貴美子さん(仮名・30歳)。ある日、店内で妻(桃菜さん・仮名・27歳)に「ファッションセンスが悪い」とコケにされる夫(毅さん・仮名・28歳)を見て、同情心から心惹かれてしまって。さりげなく彼のメールアドレスをゲットし自らアプローチ。二人はやがて不倫関係に。しかし、毅さんはお金を要求してくるようになり、それに応じられなくなった貴美子さんはあっさり捨てられてしまいます。彼との予想外の別れに悲しみに暮れる貴美子さん。でも、誰にも不貞がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。サレ妻が職場に現れて…彼女が暴露した元不倫相手の恐ろしい事実とは…?「しばらく穏やかな日々が続きました。しかし、ある日元不倫相手の妻である桃菜さんが突然店に怒鳴り込んできたのです。私の顔を見るなり『夫の浮気相手に会うのにふさわしい服を選んで』とすごんできて。最近夫がおしゃれになったと違和感を抱いた彼女が、彼のスマホをチェックしたことで私との不倫がバレた様子。恐怖のあまり何も言えないでいると、桃菜さんは違うスタッフ(恵利さん・仮名・34歳)をつかまえて『じゃあ、あなたが服を選んでくれる?』と迫ったのです」貴美子さんは「他の人に迷惑をかけるわけにはいかない」と彼女を止めようとしたそう。「次の瞬間『恵利さんも夫と不倫していたのよね』『このお店のスタッフが二人も夫をたぶらかしていたなんて』と耳を疑うような言葉が聞こえてきて。こともあろうに、彼は私だけでなく恵利さんとも不貞を働いていたのです。私はあまりのことに頭が真っ白に…。その後、店長が『二度と同じことを繰り返さないようにします』と桃菜さんを説得すると、彼女は『次はないからね』と捨て台詞を吐いて帰っていきました」これを機に、貴美子さんは職場に居づらくなったのだとか。「恵利さんは不倫の事実を少しも反省していないようでした。私に『毅さんにいくら貸していたの?』と質問しては『私のほうが多くお金を貸していたから、その分あなたより愛されていたのよ』とマウントを取る始末。結局のところ、彼は誰かれ構わずお金を無心するダメ男だったのです。職場で不倫がバレたことで白い目で見られるようになり、私は退職を余儀なくされました」仕事を辞めて金銭的に苦しくなって、実家を訪れるも…「職を失ったことでお金もなくなり、家賃も払えなくなったのでひとまず実家に帰ることにしました。着くなり母(静子さん・仮名・58歳)が『この前、毅くんがうちに来たのよ…借金があって困っているって』『あなたと結婚して将来義理の息子になるのだからと思って、お母さんがお金を工面しておいたわよ』と話したのです。まさか私の母からもお金を取っていたなんて…彼の用意周到さに呆れ返ってしまって。でも、私が毅さんを母に紹介した手前責任を感じて『彼は既婚者だったの…不倫関係にあったけど、いろいろあって別れた』『借金があるという話は毅さんの嘘だと思う』と正直に胸の内を明かしました」その話を聞いた貴美子さんの母は怒り狂ったと言います。「鬼のような形相をした母に『あなたのせいで老後の資金がだまし取られた』と怒鳴り散らされました。すべて私が悪いのだから仕方ないと思ったのですが…。『もう顔も見たくないから出て行って』と予想外に突き放されてしまって。すぐに『仕事も辞めてお金もないし、私には今住む場所がないからしばらくここに置いて』と懇願するも時すでに遅し。『そんなこと私には関係ない』と母に実家を追い出されてしまったのです。こんな形ですべてを失うなんて…ほんの出来心で不倫に走ったことを悔やんでも悔やみきれません」軽率に不倫に陥った貴美子さん。相手が既婚者だと知りながら手を出したのだから、結果的に制裁されることになってもそれは自業自得ではないでしょうか。「人の不幸の上に幸せは成り立たない」と肝に銘じておきましょう。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年07月06日「恋は盲目」と言うように、相手に夢中になったが故に理性を失ってしまうことはよくありますね。今回は、軽い気持ちで不倫に陥ったものの、彼の本性を見抜くことができず悲しい結末を迎えた30歳女性のエピソードをご紹介します。お店を訪れた恐妻家のお客さまがあまりにも不憫で…貴美子さん(仮名・30歳)は現在とある既婚男性(毅さん・仮名・28歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、貴美子さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私はアパレル店員として働いています。うちの店はレディースだけでなくメンズも扱っているので、家族やカップルで来るお客さまも多いです。ある日、夫婦で来店された方に話しかけようと近づくと何やら重苦しい空気が漂っていて。男性が服を手に取るなり『あなたには派手過ぎる』『絶対に似合わない』と妻(桃菜さん・仮名・27歳)が必要以上にダメ出しをしていたのです。すかさず『お似合いですよ』と私がフォローするとその人は満面の笑みを浮かべて…いつも否定ばかりされているんだろうなと思うと彼がかわいそうに見えてきました」これがきっかけで貴美子さんは不倫に走ることになったのだとか。「実は今までダメ男ばかりと付き合ってきました。まるで母親のように世話を焼いたり、彼が支払う費用を代わりに負担したり…。そうすることで相手に愛されると勘違いしてしまって…結局彼が私に寄りかかる形になり、交際は長続きしないのです。あの男性を見ていると『私ならもっと心に寄り添えるのに』『ギスギスした夫婦関係から救ってあげたい』という気持ちが湧いてきました」この段階ではお客さまとの接点が少ないのでアプローチのしようがないと思うのですが…。「彼はうちの服が気に入った様子だったので『お店のメールマガジンに登録しませんか?』と声をかけました。セールのお知らせが届くと説明し、メールアドレスをゲットしたのです。そして、その情報を私のスマホにも登録して。その場で『また店にいらしてくださいね』『私が服をコーディネートしますよ』と個人的にメッセージを送信。毅さんからも返信があって…そのうち彼はひとりで店を訪れるようになりました」その後、二人はどのように不倫関係に陥ったのでしょうか。「毅さんはどう考えても妻の尻に敷かれていたので、私は真逆の女性を演じることにしました。とにかく『服のセンスがいい』と彼を褒めちぎったのです。最初こそ謙遜していたものの、毅さんの顔は徐々に自信に満ち溢れるようになって。そのうち彼と頻繁に連絡を取り合うようになり、私から『あなたのことをもっと知りたい』と迫って不倫関係になりました」でも、すぐに雲行きが怪しくなったと言います。「毅さんは会うたびお金を要求してくるようになりました。『いずれ妻と別れて君と再婚するのだから家族も同然でしょ、お金を貸してよ』とおねだりするように。今までの彼氏にも同じことを言われていたので、さほど違和感を覚えず言われるがままお金を渡してしまって…。今振り返ると、ただお金でつながっているだけの関係だったのだと思います」貴美子さんは彼の本心を探るためある行動に出たそう。「事あるごとに『妻と離婚して君と一緒になる』と話すので、その本心を確かめるため彼を実家へ連れて行くことにしました。ただ毅さんは既婚者なので、両親には『独身』と偽って会ってもらうことに。にもかかわらず彼は『必ず貴美子さんを幸せにします』と両親の前で堂々と宣言。それから『毅さんは私との不倫に本気なんだ』と思うようになりました」これ以上お金は渡せないと告げると、彼は別人のようになって…「自分の生活もあるし、貯金も底をつきそうなので『これ以上お金を貸すことはできない』と毅さんに打ち明けました。すると、彼は『じゃあ、もう君に用はないよ』『金の切れ目が縁の切れ目だから』と突き放してきたのです。『私たち愛し合っていたじゃない』と引きとめようとするも『君がアプローチしてきたから、俺はそれに応じただけだよ』と言い残し彼は足早に去っていきました」身勝手に不貞を働いた貴美子さん。元カレと同じ匂いがすると思いながらも相手と不倫関係を続けたのだから、この結果もやむを得ないのではないでしょうか。©lielos/Adobe文・菜花明芽
2024年07月06日浩美さん(仮名・36歳)は、子どもを同じ幼稚園に通わせていた西田さん(仮名)と再会。卒園後、西田さんは離婚し、シングルファザーとなっていました。連絡を取り合ううちに距離が縮まり、浩美さんは夫婦関係の相談などを持ちかけるように。プラトニックな付き合いだったものの、やがて深い関係になってしまったそう。その後、状況はどう変化したのでしょう。夫に疑惑の目を向けられ…「西田さんと関係を持つようになり、私は夫からの夜の誘いを断るようになりました。完全に西田さんに心が傾いていたんです。すると、夫の行動に変化が。私がスマホを触っていると、チラッチラッと視線を向けてくるのです。ほかにも、帰り時間が遅いと注意をしてきたり、家を空けるときは行き先を尋ねてきたり、今までなかった行動が見られるようになりました。これは、私の不倫を疑っているに違いない……と思い、この状況を西田さんと会ったときに伝えたのです」衝撃の事実が発覚「私は、“気を付けたほうがいいかも”と、連絡の頻度などに対して軽く注意を促すくらいのつもりで告げました。でも、西田さんの表情がみるみる暗くなり、“マズいな……”と思いつめたように言うのです。そして、ある事情を告白されました。“実はまだ元妻と親権闘争中なんだ”と。離婚はしているので、女性との交際は問題ありません。ただ、不倫となると別。“もし元妻が不倫の事実を知ったら、子どもへの悪影響を訴えられるかもしれない。そうなると親権を奪われてしまう可能性がある”と、懸念していました」激昂する夫「私と西田さんは、“しばらく会わないほうがいいかも”という話になり、様子を見ることにしたんですが、時すでに遅し……。夫が調査機関に依頼して、私の身辺を探らせていました。そして、二人で会っている様子などを撮った写真が不倫の証拠として私に突き付けられました。大変なことになった……と思いましたが、私はまず西田さん親子を心配しました。元妻に子どもを奪われてしまうのだけは、西田さんのためにも避けなければいけません。“すべて私が悪い”と夫に伝えました。とにかく西田さんの親権を守ろうと事情を伝えたんですが、これが逆効果。夫は激昂し、“都合が良すぎる。絶対に償わせてやる”と、怒りに声を震わせていました」自分たち夫婦も親権を争うことに…「不倫発覚から1~2か月ほどして、夫が西田さんに対して正式に慰謝料を請求しました。さらに、元妻への情報の漏洩も防ぐことはできず、結果的に西田さんは子どもを手放すことになってしまいました。私は心配になり、久しぶりに電話をかけてみました。会話するうちに西田さんは泣き始め、“すべては自分が悪い”と反省の弁を口にしつつ、号泣。もう、かける言葉が見つかりませんでした。私のほうも、ただでは済みませんでした。離婚に向けて話が進み、今は別居している状態です。子どもは夫の実家におり、親権闘争中。まさか自分たち夫婦まで親権を争う状況に追い込まれるとは、思ってもみませんでした」“シングルファザーとの不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。不倫により、ひとつの親子とひとつの家族が崩壊し、バラバラになってしまいました。かわいそうなのは子どもです。自分たちの勝手な行動により子どもが犠牲になったことを、しっかり受け止めるべきでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年07月03日既婚者同士が知り合っても、恋に落ちるようなことはなかなかないでしょう。しかし、どちらかが離婚してフリーの状態となったとき、均衡が崩れる場合もあるようです。浩美さん(仮名・36歳)も、かつてシングルファザーの男性と不倫関係になってしまったと言います。当時の状況を詳しく伺いました。ある夫婦の存在「子どもが幼稚園に入園した頃のことです。送り迎えするなかで、子どもを同じ園に通わせている、西田さん(仮名)というご夫婦の存在を知りました。共働きのようでママのほうもバリバリ働いている印象があり、送り迎えで見かける率が夫婦半々くらい。それが徐々に、ママのほうを見かけなくなり、パパばかり送り迎えをする姿を見るようになりました。そこから時が経ち、子どもが小学校に入学。ママ友と会話をしていたところ、“西田さん夫婦が離婚をした”という話を耳にしたのです」スーパーでの遭遇「ある日の夕方、私はスーパーに買いものに出かけました。すると、あの西田さんパパと遭遇。子どもを連れて買いものをしていたので、パパのほうが子どもを引き取ったんだなと思いました。西田さんは商品を見ながら険しい表情を浮かべていました。首を傾げたりしていたので、声をかけてみたんです。一瞬、私が誰か分からず戸惑っていましたが、認識はしてくれていたようでした。そこで、“えごまと大葉って同じですか?”と聞かれたんです。食材の購入に戸惑っていたよう。西田さんは離婚をして、料理や買いものをひとりでこなしているようでした。会話の流れで、野菜はどこのスーパーが安いなどの近所の買いもの事情を教えてあげました」やがて二人で会うようになり…「西田さんが、“いろんな情報を教えて欲しい”と言うので、自然な流れで連絡先を交換しました。そこから、買いものや料理に関することなど、LINEでやり取りするように。そのうち、子どもについての話もするようになりました。通わせている小学校が違うので、それぞれの学習の様子、習いごとについての情報などを交換していましたね。すると、“お茶でもしませんか?”という話になり、お昼の時間に1時間ほどカフェで会うことがありました。直接会うようになってから、夫婦について少し深い話もするようになりました」夫婦の深い話をしているうちに…「そのころ、私と夫の関係はだいぶ冷えきっていました。そういった相談を西田さんに持ちかけると、彼の夫婦も離婚前はそんな状態だったと。西田さんの妻はバリバリ働くタイプで、収入も彼よりも多かったそう。むしろ、西田さんには主夫になって欲しかったそうで、考え方にすれ違いが生まれ、離婚に至ったとのことでした。そして、夫婦の営みについて話題が及びました。私は“一応ある”と言いましたが、“愛はない”と。そういう日は、昼間の時間に夫からLINEが届くと、詳しい事情まで伝えました。すると、そのタイミングで夫からLINEが届いたのです。それを西田さんに見せました。西田さんはしばらく黙ったあと、“僕はして欲しくない”と言ったのです。そこまで私たちは完全にプラトニックな関係でしたが、何かが弾けたような感じがしました。その後、私たちが深い関係となるのに時間はかかりませんでした」“シングルファザーとの不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。共通する話題が多く、悩みも共感できたことで、距離が縮まりやすかったのでしょう。相談できる相手がいるのは素晴らしいことですが、一線を越えてしまうと、それはもう罪でしかありません。©kazoka303030/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年07月03日華恵さん(仮名・38歳)は子どもが手のかからない年齢になったことをきっかけに、熱中できる趣味を探し始めたそう。その結果、男性アーティストにハマってライブに通うようになりました。そんな中、イベント会場で出会った男性ファンの孝司さん(仮名)と親しくなり、連絡先を交換。地方ライブに泊まりで行った際、深い関係になってしまったそうです。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。夫の態度が変わり始めて…「私はその後も推し活を続け、孝司くんとの関係も続けつつ、充実した日々を過ごしていました。次第に自宅は、会場で購入したCDやポスター、Tシャツやタオルといった応援グッズで溢れていきました。すると、夫の態度が変わり始めたのです。以前はただ傍観し、呆れているだけでしたが、いつからか“明日出かけよう”“食事に行こう”と頻繁に誘ってくるように。どうやら私の熱心な推し活を訝しく思い、心配をし始めたようでした」夫が「ライブに行く」と言い出し…「ある日、私が出先から家に戻ると、好きなアーティストの曲が流れていました。なんと、夫がCDを聴いていて、“結構いい曲じゃないか”なんて白々しく言うのです。夫は、推し活をやめさせるのは難しいと判断し、自分がそれに寄り添うような姿勢を見せ始めたのでした。自分が今まで妻に対して冷たい態度をとってきたことを反省しているようでしたね。しかも、“俺も今度ライブに行こうかな”なんて言うので、“無理しなくていいよ”とやんわりと断りました」好きなアーティストが活動休止に「そんなとき、突然、衝撃的なニュースが飛び込んできました。好きなアーティストのメンバー1名が不祥事を起こしたのです。グループ自体が活動休止になり、私は大きなショックを受けました。出かける口実がなくなってしまったわけです。孝司くんとも会えなくなってしまったのも悲しかったですが、純粋に落ち込みました。すると事情を知った夫が、“旅行をしよう”と言ってきました。私を励ますつもりだったのでしょう。“行き先は決めていい”と言われ、手続きなどは私がすべて済ませました。それからしばらくして、“いくらかかった?”と夫が聞いてきたので、旅費を調べるためにパソコンでカード明細を開いたところで、悲劇が起きました…」カード明細で不倫発覚「最初は夫もカード明細を何気なく眺めていましたが、途中で“これなに?”と聞かれました。指をさされた箇所を見て、ドキッとしましたね。それは、地方ライブに行った際、孝司くんと泊まった2名分のホテル代でした。“高いね”と言われ、“友だちと泊まったから”ととっさに嘘をついてしまいました。しかし夫には、ライブにはいつもひとりで行っていると既に伝えていたため、万事休す。“LINEを見せろ”と言われ、どうにもごまかし切れず、白状せざるを得ませんでした。すぐに相手も特定され、不倫の事実が明るみに。夫は孝司くんに慰謝料の請求をしました。私たち夫婦はかろうじて離婚には至りませんでしたが、ひとりではもう出かけることが許されていません。また趣味に没頭する元気もなく、息苦しい毎日を過ごしています」“推し活から不倫に走った女性の告白”をご紹介しました。せっかく見つけた趣味が、不倫へとつながってしまったエピソードでした。趣味を楽しむにしても、自分なりにしっかり制限を設けて行動すべきだったのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©Paylessimages/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月26日近年は、世代や性別を問わず推し活を趣味にしている人も増えていますね。華恵さん(仮名・38歳)もかつて男性アーティストにハマり、それが思わぬ悲劇を生んだのだとか…。当時の状況を詳しく伺いました。ショッピングモールでの出会い「子どもが小学校高学年になり、だいぶ手がかからなくなったので、時間に余裕ができてきました。そこで私は、何か夢中になれる趣味を探すことにしたんです。ある日、ショッピングモールに行き、興味の持てるものはないかとお店を巡っていると、賑やかな音楽が聞こえてきました。イベント会場で、若い男性アーティストがライブをしていたんです。覗きに行くと、多くの女性ファンがいました。賑やかで楽しい雰囲気に浸り、しばらく様子を見守っていると、ライブ終わりで握手をする流れになりました」夫から「不倫だな」と言われ…「私はいつの間にか握手待ちの列に並んでしまっていて、その流れに任せて進んでいきました。目の前にいる若いアーティストたちは、キラキラ輝いていました。当たり前なんですが、優しい言葉をかけてくれて、嬉しかったですね。やっぱ直接触れ合ってしまうと、思い入れが強くなります。私はまたそのアーティストに会いたいと思うようになり、ネットで情報収集し、何度かイベントに足を運びました。そんな私の様子を夫が見て、“不倫だな”と冗談ぽく言っていましたね。そして、再びイベントに足を運んだ際、ある男性に声をかけられたんです」会場で仲良くなった男性ファン「会場は女性ファンが多いため、男性の存在は目立ちます。私は何度かその男性の姿を見たことがありました。少しオシャレでシュッとしたイケメン。名前は孝司くん(仮名)と言い、私よりも6歳下の独身男性でした。孝司くんはいつもひとりで来ていて、同じようにひとりで来ている私が気になっていたようで、声をかけたとのこと。やはり私と同じで、以前にイベントでアーティストを見かけてファンになったそうです。私よりもファン歴が長く、情報をいろいろ持っていることもあって、LINEを交換。以前に撮った画像や動画を送ってくれました。さらに、今度地方でおこなわれるライブがあると教えてくれたのです」地方ライブに参加したあとに…「私は、初めて地方ライブに参戦することに。ホテルを予約して、1泊する予定で出かけました。現地で孝司くんと待ち合わせ、ライブ会場へ。旅行の感覚もあり、普段よりもテンションも上がり、ライブでめちゃめちゃ盛り上がりました。その翌日、だいぶ時間があったので、孝司くんと観光をすることに。孝司くんが借りてくれたレンタカーで、好きなアーティストの音楽をかけながらのドライブ。楽しいに決まっています。私は思わず、“帰りたくないな”と言ってしまいました。その言葉に反応して、孝司くんも、“俺も”と。どちらが誘ったわけでもなく、自然と距離が縮まり、私たちはついに深い関係となってしまったのです…」“推し活から不倫に走った女性の告白”をご紹介しました。共通の趣味から親しくなり、不倫関係になるというのは聞かない話ではありません。しかも、地方で二人きりとなれば条件はそろってしまっています。もっと警戒すべきだったのでしょう。©Ned Snowman/Adobe Stock ©oka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月26日ショップ店長の早希さん(仮名)は、9歳年下のアルバイトスタッフ・高田さん(仮名)から“憧れの女性”だと言われ、異性として意識するように。そして初デートの夜、勢いでホテルへ行ったそう。職場には内緒で交際をスタートさせた二人ですが、あるとき別のスタッフから、高田さんが既婚者であることを知らされます。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、隠れ既婚者だった年下彼氏と予想外のドロ沼不倫に発展した30代後半女性のエピソードをお届けします。年下彼氏の裏の顔が発覚自分が店長を務めているショップのアルバイト男性で9歳年下の高田さんと恋人同士になっていた早希さんは、職場の人たちには交際がバレないよう、細心の注意を払っていました。しかしあるときに、恋人の秘密を知ることに……。「そのアルバイト女性から、高田くんが既婚者だと聞かされて落ち込みました。さらに、私の他にも年上の女性と関係をもっていて、お金目当てのママ活として年上女性ばかりを狙っているようだというウワサも……。その時点で私は、高田くんの食費や家賃を援助する関係になっていました。額はそこまで大きくありませんでしたが、毎月3万円を彼に渡していたのです」「妻が慰謝料を請求する」と脅されて…その後、聞いた話をもとに事実関係を確認するべく、すぐに本人に直談判をした早希さん。しかし、その場で高田さんから耳を疑うような暴言を吐かれてしまいます。事態は一気にドロ沼の様相に……。「高田くんに確認すると、あっさりと“うん、結婚しているよ”と返ってきて、拍子抜けしました。しかも、“だって早希さんは、僕に既婚かどうか確認してこなかったじゃないか。だから言う必要もないと思った”と開き直られました。あまりにもムカついたので、“じゃあ、これまでに援助していたお金は返して。結婚しているなら、私じゃなく妻に何とかしてもらえばいいでしょ!”と告げたところ、なんと彼からは、“そういうことを言い出すなら、僕から妻に不倫を打ち明けて、妻から早希さんに慰謝料を請求するけど大丈夫ですか?”って言われたんです」話し合いが予想もしなかった方向へと向かい、すっかり驚いた早希さんは、その場で高田さんと別れ話をし、二度と彼からの連絡には応じることはなかったとのこと。数日後には高田さんがバイトを辞め、顔を合わせる機会もなくなったそうです。「結局、“妻から慰謝料を請求させるぞ”というのは嘘だったようで、その後もなんの音沙汰もありませんでした。けれど、私が渡していた月3万円の援助は、もちろん1円も返ってきませんでした。貸していたわけではないから当然なのかもしれないけれど、良心があるなら少しは返してほしかったですね。恋人だと思ったから、アルバイトのお給料だけでは大変だろうなって思って生活の援助をしたのに、まさか騙されていたなんて……。この出来事をきっかけに、私はすっかり男性不信になってしまい、今では新しい恋愛を始める気力すら湧きません。他のアルバイトたちにも、私が高田くんと不倫をしていたウワサは知れ渡ってしまっていて、以前のように職場での私の威厳も保てなくなり、前ほど仕事も楽しくなくなってしまいました。職場の人と安易に男女関係になってしまったことを、今になってものすごく後悔しています」仕事場に関係する人と安易な男女関係を結んでしまうと、不倫ではなかったとしても、悪影響が及ぶ場合は少なくないでしょう。それが不倫であればなおのこと、これまで築いてきた信頼も含めて、キャリアが大きく揺らぐ引き金になってしまいます。信頼できる相手だと確信がもてないうちには、安易な男女関係に進まないほうが賢明と言えるでしょう。©ah/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年06月23日自分よりも年下だからという理由で「独身だろう」と思い込んで交際をスタートさせたところ、後になって実は既婚者だった……という衝撃的な事実を知ることもあるようです。年下の交際相手が既婚者だと知った30代後半女性の悲惨なエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。年下のアルバイトから「憧れの女性」と言われ…早希さん(仮名)は、ショップ店長として仕事にやりがいを感じながら毎日を精力的に過ごしていたそう。一緒に働くスタッフにも恵まれ、仕事の覚えが早く、指示もきちんとこなすアルバイトたちとの職場は、常にいい雰囲気に包まれていたそうです。「みんなに労いをしようと、アルバイトスタッフも誘ってお疲れ様会をしたときのことです。普段から感じのいい印象を持っていたバイトの年下男性が、けっこう酔った様子で“僕、早希さんは憧れの女性なんです!早希さんのような人の下で働けて幸せです”っていきなり言い出したんです。恥ずかしかったですが、そんなふうに言ってもらえたことが嬉しくて、その日から彼のことを異性として見るようになってしまいました」アルバイトの男性・高田さん(仮名)は、早希さんよりも9歳年下だったそう。高田さんのことを独身だと思い込んでいた早希さんは、高田さんからデートに誘われたときにも深く考えずにOKをしたそうです。9歳下の部下からデートに誘われて交際を開始「すでにその頃の私は、高田くんを男性として見ていましたから、デートに誘われたときには嬉しくて……。経済的な格差はあるなって思いましたが、私が9歳も年上なうえに正社員として働いている立場なので、もしも付き合うことになったら、デート代は私が面倒を見ようくらいに思っていました」初デートを終えた帰り道に、高田さんから「まだ帰りたくない。もっと一緒にいたい」と言われた早希さんは、流されるようにホテルへと直行したとのこと。そしてその日から、早希さんと高田さんの交際がスタートしたそうです。「年下の彼氏と付き合うのは初めてで、しかも9歳も年齢差があったので、彼との会話もデートも全てが私には新鮮でした。自分が若返ったような気もしていたし、毎日に張り合いが増して、とにかく楽しくて仕方なかったです」噂になったり詮索されたりするのを避けるために、職場のみんなには付き合っていることを内緒にし、早希さんは誰にもバレないよう細心の注意を払っていたそう。しかしあるとき、別のアルバイトの女性から、高田さんが実は既婚者であるということを聞かされます。「その話を聞いたときには“まさか!?”と思うと同時に、どこかで“やっぱりね”という感情もありました。9歳も年下の男性が、私にメロメロになるなんて、普通に考えて不思議だったので……」「若いから独身だろう」と思い込んで男女の関係になり、後から相手が既婚者だと知る場合もあるようです。お付き合いを始めるときには、年齢やイメージだけで自己判断をせず、相手にパートナーがいないかどうか、きちんと確認をしたほうが安全でしょう。©naka/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年06月23日ある程度年齢を重ねると、あらゆる面で余裕ができてきます。それは精神的な余裕であったり、金銭的なものだったりするでしょう。そういった余裕のある男性に惹かれ、不倫関係になってしまう場合もあるようです。そこで今回は、“年上男性との壮絶な不倫現場”について、経験のある女性たちにエピソードを語ってもらいました。異常なまでの嫉妬深さ「以前、50代男性と不倫していました。その人は経営者で、金銭的に余裕がありましたが、すごく嫉妬深かったんです。しょっちゅう、“今どこだ?何してる?”とLINEで連絡がありました。私のSNSもチェックしていて、投稿するとすぐに“いいね”を付けてきたり、コメントをしてきたりして、精神的に追い詰められてしまいました。しかも、なかなか別れてくれなかったので、連絡を絶つだけではなく、引っ越しまでする羽目に。あんな恋愛はもうコリゴリです」ミラ(仮名)/28歳不倫相手に対しても束縛しようとする人はいます。会社を経営する力はあっても、女性に対しての精神的な余裕は持ち合わせていなかったのでしょうか。子どもの面倒を任せられて「元カレが既婚者でした。年齢は私の5歳上で、2歳の子どもの父。あるとき、会う約束をしていたんですが、そこに子どもを連れてきたんです。“親に預けようとしたけど都合がつかなかった”と。すると、3人で食事をしているときに彼に電話が。“職場に顔を出さないといけない”と言い出し、1時間ほど子どもの面倒を任せられてしまいました。大人しい子だったので助かりましたが、冷静に考えると理解しがたい状況でした」ミサキ(仮名)/29歳彼女というよりは、ベビーシッターのような扱いです。責任感が欠如した振る舞いでしょう。ホテルで苦しみ始めて「50代後半の男性と不倫をしていたことがあります。彼はもともと持病があり、血圧も高くて体調面に不安がありました。ある日、二人で食事をしたあと、ホテルに向かう途中で“苦しい”と言い始めました。でも、“しばらく寝ていれば治る”と言うのでホテルに着いてからすぐにベッドで寝てもらったんです。すると夜中に、“やっぱり駄目だ”と言い出し、タクシーを呼んで病院に向かってしまいました。それ以来、彼とは会っていません」アンナ(仮名)/33歳50代を過ぎれば体調面に不安を抱えている人もいるでしょう。しかし不倫相手とのデート中ともなると、何かあっても責任を取れないかもしれませんね。相手の妻に人生を説かれ…「もう10年近く前、私が大学生のころに40代の男性と不倫していました。私は超本気。相手には離婚して欲しいと思っていました。あるとき、不倫が彼の妻にバレてしまい、妻と二人で会うことに。私としては、強気で臨むつもりでした。ところが、会ってみると妻がなんとも穏やかで拍子抜け。怒るどころか、私のことを心配していました。私の家族のことや、就職のことなどを聞かれ、最終的には“長い人生こういうこともある”と諭されました。相手は私よりも何枚も上手。このまま彼との関係を続けても勝ち目がないと思い、別れを受け入れました」カオリ(仮名)/31歳彼の妻に人生を説かれてしまったんですね。妻も、20歳も下の大学生相手にムキにはなれなかったのでしょう。“年上男性との壮絶な不倫現場”をご紹介しました。年上の男性が素敵に見えることもあるかもしれません。しかし、それは一時の気の迷いであることが多く、不倫をしたことを後悔している女性はたくさんいます。相手が結婚しているようならまず、気持ちは抑えるべきでしょう。©buritora/Adobe Stock ©west_photo/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月22日不倫という関係にも、親密度に差があります。長きにわたる濃密なものもあれば、一度きりという浅いものもあるでしょう。しかし、期間が短いからといって罪が軽いというわけではありません。そこで、“一度の火遊びで見た不倫の地獄”について、経験のある男女に話を伺いました。妻の友人に目撃されて即離婚「ある繁華街に飲みに行った先で、女性と知り合い、その勢いで近くにあったラブホテルへ。終電までに帰れば妻にもバレないだろうと思っていました。すると数日後、妻からスマホの写真を見せられました。なんと、女性と手をつないで歩く僕の姿でした。妻の友人が偶然目撃し、激写したそう。その友人というのは、以前から僕のことをあまりよく思っていない人で、結婚も反対していたようです。妻に、“友だちを信じておけばよかった”と泣かれ、即離婚を言い渡されました」エイタ(仮名)/30歳妻の友人に本性を見抜かれていたんですね。友人は普段からアンテナを張っていたがために、こういう場面に出くわしたのかもしれません。都合よく終わらせることができず…「数年前、ある女性と親しくなりました。僕が結婚していることはちゃんと伝えていましたが、それでも好意を持ってくれたんです。僕も嬉しかったので、今回だけ……というつもりで関係を持ちました。しかし、向こうはそういうつもりではないようで、翌日から“次はいつ会える?”と頻繁に連絡が来るように。都合よく終わらせることができず、妻にも関係がバレてしまい、一時離婚の危機に陥りました」タケト(仮名)/34歳こちらが一度きりのつもりでも、相手も同じ思いとは限りません。むしろ、相手の気持ちが盛り上がってしまうケースもあるようです。不倫相手の子どもを妊娠「私の友人の話です。彼女が結婚して間もないころ、“夫が出張で暇だから”と二人で飲みに行きました。そこで知り合った男性たちと、ワイワイ楽しく飲んでいたんです。その数か月後、友人が“子どもを堕ろした”と。なんでも前回一緒に飲んだ際に知り合った男性と一度関係を持ち、妊娠してしまったそう。“夫にバレずに済んでよかった”とそのときは言っていました。その後、友人は妊活に取り組み始めましたが…一向に妊娠する気配ないようです」マドカ(仮名)/32歳不倫相手との子どもを妊娠した挙句、“バレずに済んでよかった”とまで言ってしまうのは、あまりにも責任感がないと言えます。妻の両親に土下座「妻が旅行に行ったとき、チャンスとばかりに狙っていた女性を誘ってホテルへ行きました。翌朝、目が覚めてスマホを見たら、“体調が悪いから早めに帰る”という妻からのメッセージが。慌てて起きて帰宅したものの、すでに妻は帰宅。“どこに行っていたの?”と問い詰められ、修羅場になり、妻はそのまま実家に帰ってしまいました。そして、僕も追いかけて妻の実家へ。妻はすでに両親に事情を伝えてしまっていて、僕は謝るしかありませんでした。生まれて初めて土下座をしました」タイチ(仮名)/35歳妻は何か悪い予感でもしたんでしょうか。夫婦間にはこうした不思議な感覚が存在するのかもしれません。“たった一度の火遊びで見た不倫の地獄”をご紹介しました。当事者にとっては思い出したくもない体験でしょう。同じ過ちが繰り返されないことを願うばかりです。©west_photo/Adobe Stock ©show999/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月21日忘れられない男性がいる既婚者の美央さん(仮名・30歳)。ひょんなことから彼(晴さん・仮名・30歳)が身近にいるとわかり、SNSを検索し本人を探し当てDMを送信して。その後、二人は再会しやがて不倫関係に。ホテルで逢瀬を重ねるも、ある日美央さんは帰り際に彼の妻(カスミさん・仮名・27歳)と遭遇。浮気相手が晴さんだとバレておらず一時しのぎをしたものの、その事実を知った彼にあっさり捨てられてしまいます。不倫相手に突然フラれて失意のどん底に落ちた美央さん。しかし、夫(一真さん・仮名・34歳)に不貞がバレていなかったこともあり、元の生活へ戻ることにしたのだとか。穏やかな日々を送るも…ある日上司から信じられない報告が…「数か月は何事もなかったかのように穏やかに過ぎました。そんなある日、上司から朝礼で『このたび、カスミさんが産休を取ることになりました』と報告があって。私はこの時すでに晴さんとは別れていたものの『妻への気持ちは冷めている』と聞かされていただけにショックを隠し切れず…。でも、カスミさんが妊娠したのだから、彼の発言は嘘だったということになります。驚きを通り越して、ただただ悲しい気持ちでいっぱいでした」しかし、ここで美央さんにもっと悪い出来事が起こります。「今度はカスミさんが挨拶をする番になりました。すると、写真を取り出して周りに見せながら『実は一時美央さんに夫を略奪されていたんです』と語り出して。さらに『私がこの不倫の証拠写真を撮ったとも知らずに、彼女はその場で浮気の口止めをしてきたんですよ』と言うじゃないですか。ホテルを出てカスミさんに鉢合わせした時、すでに晴さんとの不倫がバレていたのです。今まで彼女が素知らぬふりをしていたなんて…あまりのことに背筋が凍る思いでした」続けて、カスミさんはお腹の子のエコー写真をみんなに見せ始めたそう。「彼女は『最終的に夫は私を選んだのです…その結果今回の妊娠に至って…』と話しました。その場はシーンと静まり返って…カスミさんは私に近づくと『産休の間、仕事頼みますね』と耳元でつぶやいたのです。これを機に職場で白い目で見られるようになり、いたたまれなくなった私は退職を余儀なくされました」夫には不倫がバレていないと思っていたのに…その時彼が取った衝撃的な行動とは…?「夫に『不倫が原因で仕事を辞めた』と言えるはずもないので、職場へ行くふりをして公園で物思いにふける日々を送っていました。ある日、珍しく夫が平日に休みを取ることになって…私はいつも通り時間をつぶし夕方に帰宅したのですが…。なんと部屋が空っぽになっており、私のすべての持ち物が跡形もなく消えていたのです。驚く私を見るなり夫が『君の元不倫相手の妻から手紙をもらったんだよ』と言い出して…思わぬ形で不貞は彼の知るところになっていた様子。『堂々と不倫していたそうじゃないか』『もう顔も見たくないから今すぐ出て行ってくれ!』と夫に怒鳴り散らされることに。私が『もう不倫相手とは別れたの』『お願いだから許して』と話すも、彼は聞く耳を持ちませんでした」その日、仕事を休んだ夫が一日かけて美央さんの荷物を全部実家に送ったのだとか。「私は、とりあえず実家に帰ることにしました。そうすると、母(恵子さん・仮名・57歳)が『近所であなたと晴くんの姿を見たと言う人がたくさんいるのよ』『二人は不倫しているんじゃないかと噂になっている』と困った顔をして。『でも、晴くんはもうすぐ子どもが生まれるんでしょ、あなたと不倫なんかしてるわけないわよね』と話すので、私はもうここで言い逃れできないと思い過去の不貞を認めたのです。そしたら、母は態度を急変させ『なんてことしてくれたの!お母さんの立場がないじゃない』と怒り心頭。私が『一真さんに不倫がバレて家を追い出されて…数日後に私の荷物がこっちに届くの』と必死に語りかけても、母は一切同情してくれず。『あなたとは縁を切るわ…荷物はすべて捨てておくから』と冷たく突き放されて…。先のことなんて何も考えてなかった私は、急に路頭に迷うことになってしまいました」不倫の末に何もかも失った美央さん。不貞を働いたことで、本来大切にすべき家族を裏切ったのだから、この結果も自業自得と言えるのではないでしょうか。「道を外れた恋に走ってはいけない」と覚えておきましょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年06月17日「世間は広いようで狭い」と言うように、実は思わぬ人とつながっていたというのはそう珍しい話ではありません。今回は、ずっと忘れられなかった男性が今も近くにいるとわかるやいなや、相手を探し出した末にW不倫に陥った30歳人妻のエピソードをご紹介します。お見合い結婚するも…初めての彼氏をいつまでも忘れられず…美央さん(仮名・30歳)は現在結婚しているにもかかわらず、とある既婚男性(晴さん・仮名・30歳)とW不倫しているそうです。なぜ、美央さんは禁断の恋に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「夫(一真さん・仮名・34歳)とはお見合い結婚で、二人の間に子どもはいません。ですので、私も長年仕事を続けており、お互い多忙が故に今となっては夫婦すれ違い気味になっています。実は私にはずっと忘れられない男性がいて…高校生の時お付き合いしていた初めての彼氏なんですけど。晴さんとは幼なじみでずっと仲が良かったのですが、いつしか恋心を抱くようになり交際へ発展。でも、別々の大学に進学したことをきっかけに自然消滅してしまったのです。夫を嫌っているわけではないものの、未だに彼を一番に思っていることは確かだと思います」そんなある日、美央さんは衝撃的な事実を知ることになったそう。「親しい同僚(カスミさん・仮名・27歳)の隣の席で仕事をしています。彼女は連休明けに『この間、夫婦で旅行をしてきたの』と言ってスマホの写真を見せてくれたのですが…。なんとそこには、私の思い人である晴さんの姿があったのです。まさか彼が私と同じ職場の女性と結婚していたなんて…本当に『世間は広いようで狭い』とただただ驚愕。写真から二人の仲睦まじい様子がうかがえたものの、晴さんがそばにいるとわかった私は彼への気持ちが再燃してしまって。帰宅すると、すぐに本名で登録するSNSを検索…その結果晴さんのアカウントを探し当てることに成功しました」美央さんはその場で彼にDMを送ったと言います。「とりあえず『久しぶりに会わない…?』と軽く誘ってみました。私は晴さんを思い続けていたけれど、彼も同じ気持ちとはかぎらないので様子を見ることにしたのです。すると、晴さんから『久々だね!二人で飲みに行こうよ』と返信があって…翌日の仕事終わりに居酒屋で再会することに。数十年経っても、彼はあまり変わっておらず…。昔話に花が咲くと、なんと晴さんも私と別れたことを後悔していたと発覚。感情が高ぶったこともあり、彼とそのままホテルへ行きカラダを重ねました」そのまま二人は不倫関係に陥ったのだとか。「私も晴さんも子どもがいなかったので、もし離婚することになっても簡単に事が進むと考えるようになりました。彼も『妻への気持ちは冷めている』と語っていたので、私も不倫することに罪悪感を抱かなくなって。週末に『休日出勤』と家族に嘘をついて二人でデートへ。ただ不貞がバレぬよう帽子やサングラスで変装することに。付き合っていた頃と同じように、地元のカフェへ行ったり、一緒に買い物をしたり…。ひとしきり楽しい時間を過した後に、ホテルへ行ってはカラダの関係を持ちました」美央さんは不倫が周りに知れぬよう対策を徹底していたそう。「ホテルには二人で入るものの、誰が見ているかわからないので帰る時は一人ずつ外へ出ていました。晴さんが帰宅したのを見計らってホテルを出ると、突然誰かが目の前に現れて…なんとそれは彼の妻のカスミさんだったのです。思わぬところを見られて私は顔面蒼白に。そうすると、彼女が『こんなところで何をしているの?もしかして浮気?』と話しかけてきて…この発言から私の不倫相手が晴さんとは気づいていないと判断。すかさず『このことは秘密にして』と言うと『しょうがないわね、うまくやりなさいよ』とカスミさんが納得した様子を見せたので、その場をどうにか切り抜けました」サレ妻に会ったと報告…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「次のデートの時に『もう少しであなたとの不倫が妻のカスミさんにバレるところだった』と彼に報告しました。そしたら、晴さんは急におびえ出して『俺たちの関係が知れるのも時間の問題だ』『今すぐ別れよう』と私に言い放ったのです。『お互い離婚して二人で家庭を築きましょう』と提案するも『俺にとって今回の不倫はほんの火遊びだよ』と痛烈な言葉を浴びせられることに…彼が私に本気でなかったことが露呈して。こっちがどんなに引きとめても、彼は振り向きもせず足早に去っていきました」忘れられない男性と再び恋に落ちた美央さん。しかし、自分ばかりが本気になって肝心の相手の本音を見抜けなかったようです。©terovesalainen/Adobe文・菜花明芽
2024年06月17日一夜限りの関係と割り切っていたのに、予想もしなかった展開へと事態が進むケースもあります。30代の浩子さん(仮名)は、夫の不倫が発覚し離婚、キャリアを重視して転職を果たしました。そんななか会社の歓迎会で、同僚の星野さん(仮名)から離婚間近であるという話を聞き、自身と境遇が似ていたことから意気投合。飲み会後に勢いでそのままホテルへ行ってしまったそうです。その後、浩子さんと星野さんの関係はどうなったのでしょうか。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代女性が経験した社内不倫における残酷なエピソードをお届けします。一夜の関係だった相手から「離婚をした」と報告が浩子さんは「星野さんとは1回限りの関係」と思っていたものの、ホテルへ行ってから3か月ほど経ったある日、星野さんから「正式に妻と離婚した」と連絡が来たのだそう。星野さんが浩子さんと二人で会いたがったため、食事の誘いに応じた浩子さんは、その場で星野さんから告白をされ、社内恋愛をスタートさせました。「星野さんから熱烈に口説いてもらったこともあって、久しぶりに恋愛をしている感覚を味わっていました。ところがある日、星野さんからの着信があったので電話に出てみると、なんと星野さんの元妻からだったんです。“なんで今更、元妻が私に連絡を?”と不可解だったのですが、元妻から切羽詰まった様子で“会って話がしたい”と言われ、とりあえず会うことにしました」離婚をしたはずの恋人の妻が登場星野さんの元妻とカフェで会って話をすると、実はその女性は元妻ではなく、現在も法律的な妻だと説明を受けた浩子さん。つまり星野さんは、まだ離婚前だったのです。「星野さんの妻の話では、確かに離婚に向けて話は進んではいたけれど、結局は別れていないとのことでした。しかも、離婚を渋っているのは妻ではなく星野さんで、さらに星野さんの妻は不倫なんてしていないそうです。星野さんから聞いていた“妻が不倫をしたのが離婚の原因”というのも、完全な嘘だったことを知りました」呆気に取られた浩子さんは、すぐに星野さんを直接問いただし、その場で関係を断ち切ったとのこと。星野さんから「離婚をした」と嘘をつかれていたとはいえ、自分が既婚者の不倫相手になってしまい、相手の妻を傷つけたことを深く後悔する日々だそうです。「今振り返れば、星野さんの言動には少し不可解なところもありました。離婚の手続きについて、経験者なら絶対に知っていることを知らなかったので、“あれ?”と思ったんですよね。私は因果応報という言葉をすごく大事にしているんです。だから人を傷つければ、自分にも悪いことが起きると思っています。知らなかったとはいえ、不倫をして星野さんの妻を傷つけてしまったのは事実だと思うので、今は、自分がしてしまったことに対して、どうやって償えばいいのかと考えています。星野さんの妻は私を許してくれましたが、私は自分が汚れてしまったような気がしていて…。しばらくは自分に対する嫌悪感が拭えそうにありません」「独身」や「バツイチ」などと嘘をついてまで女性と深い関係になろうとする既婚男性も、残念ながら存在します。職場の同僚だとしても、プライベートの素性はわかりにくいため、嘘をつくことに長けている男性からアプローチを受けてしまうと、見抜くのも難しいのが現実でしょう。相手の言葉や言動に少しでも「おかしい」と感じる部分があれば、辻褄が合わない部分をきちんと確認してから関係を進めたほうが安心です。©paylessimages/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・並木まき
2024年06月16日似たような苦労を経験した男女が出会うと、一気に距離が縮まることがあります。今回は、「配偶者の不倫」という共通点をもつ相手と想像もしなかった男女関係へと進んでしまった30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫の不倫が理由で離婚。充実した日々だったが…浩子さん(仮名)は、夫の不倫が原因で数年前に離婚をしました。離婚後は「もう恋愛や結婚はいいかな…」という気持ちが強く、一人で生きていく決心をしていたとのこと。仕事にまい進し、キャリアアップに向けて転職も果たしたそうです。「転職先に入社して数か月後、新入社員が入ってきたタイミングで歓迎会が開かれました。それまで、職場ではプライベートな交流をもっていなかったので、歓迎会をきっかけに同僚たちと親しくなれそう!と楽しみに参加しました」歓迎会の当日、浩子さんの隣に座ったのは同僚男性の星野さん(仮名)。話していくうちに星野さんから「離婚間近なんだ」とカミングアウトされたとのこと。しかもよくよく話していくと、離婚の原因は浩子さんと同じく配偶者の不倫。その話の後に、精神的な距離が一気に近づいたそうです。同じ苦労を分かち合える相手とホテルへ…「配偶者の不倫という共通点から一気に親近感が増して、その場で連絡先を交換しました。歓迎会がお開きになって駅に向かっていたところ、星野さんから“よかったら、このあと二人で飲み直しませんか?”と連絡が入ったので、引き返して星野さんと合流しました。その晩は、不倫で傷ついた話や離婚の苦労話などを語り合っていたのですが、プライベートな話を分かち合ううちに、精神的な距離が一層近づいてしまって…。その日のうちに、そのままホテルに行ってしまったのです」お酒の勢いもあって、星野さんとの情事は浩子さんにとってそこまでの罪悪感や思い入れはなかったとのこと。このときの浩子さんは、星野さんとお付き合いをするつもりはなく、「1回限りの過ち」だと割り切ったそうです。「配偶者に不倫をされた者同士、慰め合ったみたいな感覚でしたね。お酒の勢いで、ちょっと大胆になっちゃったかな…という程度でした。だから私の気持ちが星野さんに傾くこともなかったし、その晩以降も、星野さんに会社で会えば普通に接していましたよ」お酒が冷めて冷静になってからは、同僚と関係を持ったことに多少の後悔はあったそうですが、まるであの夜のことなんてなかったかのように淡々と仕事をこなし、日常へと戻ったのだといいます。共通項が多い男女が出会うと、あっという間に心の距離が縮まることも少なくありません。「配偶者の不倫」という特殊な出来事においては、つらい経験だからこそ一瞬にして相手を自分のよき理解者であると錯覚してしまうのでしょう。しかし、相手の素性や素行を知らないうちは、安易に深入りしないほうが賢明です。©Trickster*/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・並木まき
2024年06月16日恋人との関係に終わりが来るように、不倫関係に終わりが来ることもあります。不貞な関係だけに、理不尽な理由で強制終了させられることも多いよう。そこで、“不倫相手が関係を終わらせたドン引く理由”について、経験のある女性たちにエピソードを語ってもらいました。「来月ちょうど誕生日だし」「以前に職場の上司と不倫をしていました。付き合い初めの頃は盛り上がっていましたが、徐々に収束。3年ほどダラダラと付き合っていました。そしてあるとき、“そろそろ終わりにしないか?”と言われました。ついにこのときが来たか…と思いましたが、そのあと彼が、“来月ちょうどお前の誕生日だし”と言ったのです。当時の私は、次の誕生日で30歳を迎えるというタイミング。確かに節目の歳ではあるけど、それで終わりにされるのはどうかと…。不満ではありましたが、受け入れて別れました」ユウ(仮名)/31歳男性としては気を遣って別れようとしたのかもしれませんが、年齢的に節目かどうかは女性側の問題です。別れる理由としては理不尽と言えるでしょう。「車を買い替えようと思っているから」「数年前に不倫をしていたんですが、その人はかなりケチな人でした。ホテル代は出してはくれますが、食事は割り勘。まあ、家庭もあるし、お金も必要だろうから仕方ないと受け入れていました。するとある日の食事中、“もう会えないかもしれない”と言われました。理由を聞くと、“車を買い替えようと思っているから”と。要するに、そっちにお金が必要だからということ。ムカつきましたよね。その日の食事代は全額払わせました」ミドリ(仮名)/29歳不倫相手よりも車の買い替えを優先したということですから、それは不服でしょう。しかも、その理由を正直に言わなくてもいいのにと思ってしまいそうです。「本気で好きな人ができた」「何年か前、飲み会で知り合った人と親しくなり、すぐに関係を持ちました。その人は既婚者だったのですが、当時の私は恋人もいなかったので、不倫をしばらく続けていました。そして1年ほど経ったころ、一緒にいるときに、“本気で好きな人ができた”と切り出されました。“妻?”と尋ねると、首を横に振り、“職場の後輩”だと。また不倫かい…と呆れましたね」マイコ(仮名)/28歳「本当に好きな人ができた」と聞くと美しいセリフのようですが、結局は不倫。そんな相手には呆れて当然、別れて正解です。「俺たち…付き合ってないよね?」「友人の集まりで知り合った男性がいて、既婚者でしたが、好きになってしまいました。そして、不倫関係に。二人で会って食事をしたり、どこかに出かけたりと、それなりに楽しく過ごしていました。でも半年ほど経ったころ、“もう会えないかも”“こういう関係はあまりよくない”と言い出したのです。私は、“今さら?じゃあ別れるの?”と返しました。すると彼が、“俺たち…別に付き合ってないよね?”と言ってきて。確かに告白とかはなかったけど、とてもショックでした」ミナミ(仮名)/28歳暗黙の了解で不倫の関係になる人たちは多いでしょう。それを逆手に取るとは、ろくでもない男性であることは確かです。“不倫相手が関係を終わらせたドン引く理由”をご紹介しました。そもそも不倫は望ましい関係ではないので、理不尽な理由で終わってしまうのも仕方のないことかもしれません。きっぱり別れられただけ良かったと思うべきなのでしょう。©maroke/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月15日職場での不倫というのはたまに耳にする話です。毎日のように顔を合わせるだけに、特別な感情を抱きやすいからかもしれません。一般的には上司と部下などがそういう関係に陥りやすいと聞きますが、なかにはちょっと変わったケースもあるよう。今回は、衝撃的な“職場不倫シチュエーション”について男女に話を聞いてみました。歯科助手と院長「以前、私が飲みに行ったときに出会った男性がいました。40代半ばで、歯科クリニックの院長。そのころ私は職探しをしていて、“うちで働きなよ”と声をかけられたのです。そのときはラッキーぐらいに考えていました。歯科助手として働き始め、しばらくして食事に誘われました。院長は既婚者だったんですが、やがてホテルに行くような関係に。1年ぐらいで別の仕事を見つけて辞めて関係も終わりましたが、次に入ってきた女性も私と同じようなタイプだったので手を出している可能性はありますね」カホ(仮名)/27歳男性にとって好みのタイプだったから採用したのかもしれません。院長という立場を利用しているのでしょう…。校長先生と教頭先生「私は教員をしているのですが、以前勤めていた学校で、校長先生と教頭先生が不倫関係にあるという噂がありました。校長は50代男性、教頭は50代女性。あくまで噂でしたが、友だちと食事をした帰りに、別の店から出てくる二人を見てしまったんです。寄り添いながら微笑む二人はまさにカップル。あれは間違いなく不倫だったと確信しています」ヨウコ(仮名)/31歳職場での信頼関係がエスカレートして不倫に進展してしまったのでしょうか。生徒たちに影響が出ないことを願うばかりです。清掃アルバイトと受付女性「僕が20代前半のころ、清掃アルバイトをしていました。ある会社のビルに頻繁に出入りしていたんですが、休憩中に自販機で飲みものを買っていたら、受付の女性に声をかけられました。30代のキレイな女性で、次第に親しくなり、連絡先を交換。一緒に食事に行く機会があり、既婚者でしたがそのあとホテルに行ってしまいました。バイトを辞めて次第に会わなくなり、最後は自然消滅でした」ユタカ(仮名)/28歳受付をしていると、きっといろんな人と顔を合わせるのでしょう。そこで好みのタイプの男性に声をかけたのかもしれませんね。議員と秘書「数年前に、ある議員の選挙活動を手伝いました。選挙カーに乗って移動する際、議員さんと秘書の女性が一緒だったのですが、やけに親しげで違和感をおぼえました。ある日、ワンボックスカーの後部座席で私がウトウトしてしまったとき、薄っすらと目を開けたところ、二人が手をつないでいるのが見えました。見てはいけないものを見てしまった気分になり、すぐに目を閉じました。おそらく二人は不倫していたと思います。ちなみにその議員さんは落選していました」ミエ(仮名)/32歳熱い思いを共有したことで燃え上がってしまったんでしょうか。しかし、そんな簡単に欲に負ける人に政治を任せられるとは思えません。“衝撃的な職場不倫パターン”をご紹介しました。最初は相手に何も感じなくても、顔を合わせるうちに関係が変化していくこともあります。一線を越えることがないよう、気を引き締めるべきところは締めなくてはいけません。©buritora/Adobe Stock ©Seventyfour/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年06月11日最近では、SNSがきっかけで不倫に足を踏み入れてしまう人もいます。まずSNS上で仲良くなることで、不倫に対するハードルも下がってしまうのかもしれません。今回は、女性たちが「SNS不倫」にハマってしまったきっかけについて紹介します。趣味のDIYでつながって深い仲になった「DIYにハマっていたときに、自分でオシャレな家具などを作ってSNSに載せている人を見つけてフォローしました。DIYのことをいろいろと聞いているうちに仲良くなり、そこから実際に会うようにもなって…。既婚者だとわかっていましたが、結果的に深い仲になってしまいました」(20代・女性・広告代理店)SNSでは同じ趣味を持つ人を探しやすく、そういった人と意気投合する可能性も高くなるもの。共通の話で盛り上がって仲良くなっていくうちに、気づいたら一線を越えてしまうなんてこともあるかもしれません。高校の先輩にフォローされた「SNSを始めて1年半くらいしたときに、高校時代の先輩からある日突然フォローをされました。コメントをし合ったりDMで話したりして一気に急接近して、久しぶりに会ってみたら、すごく素敵な人になっていたんです。当時からかっこいいと思っていたので、すぐに好きになっちゃって、あまり深く考えずに不倫関係になりました…」(30代・女性・美容関係)SNSで不倫や浮気をしてしまうきっかけの典型ともいえるのが、昔の知人とつながること。友人や知人、さらには元恋人とつながって交流を持ち始めて、そのまま深い仲になってしまうというケースも少なくありません。もともと知っている人なので警戒心はあまりないでしょうから、つい出来心で不倫に足を踏み入れてしまいやすくはあるでしょう。中傷コメントから守ってくれた「私の投稿に中傷コメントが来て困っていたら、私の味方になって助けてくれたフォロワーさんがいたんです。もともとSNS上で仲良くしてくれていた人なんですが、そこからさらに関係性が深まって……。既婚者でしたが、本当に頼りになる人だったので、いけないとは思いつつも男女の仲になりました」(20代・女性・IT)SNSで誹謗中傷をされた場合には、かなり不安な気持ちになるはず。そんなときに、手を差し伸べて助けてくれた人には、特別な感情を抱いてしまうこともあるかもしれません。だからといって不倫をしてしまったら、別のリスクを抱えることになるだけ。一時の感情に流されるべきではないでしょう。複数のアカウントを活用した「仕事の情報収集用に作ったSNSのアカウントを活用して不倫をしている知り合いがいます。やり取りは全てSNS上で行うから夫にもバレないし、相手も既婚者だから面倒なことにもなりにくいって……。刺激がほしくて不倫をしてるって言ってたけど、あまりにもリスクが大きすぎるなって思ってしまいました」(30代・女性・販売)パートナーにバレないようにするために、複数のアカウントを活用する人もいるでしょう。裏のアカウントでこっそりと連絡を取り合っていけば、上手に関係性を深めていくこともできてしまうのかも。ただし、隠していたアカウントの存在がバレたときには、一気に全てが発覚してしまう危険性が高いですね。SNSでは見知らぬ人と距離感を縮めることができ、共通点が多い人を見つけやすくもあるかもしれません。とはいえ、そこから不倫に堕ちてしまうのは別問題。一線を引いて付き合っていくことが大切なのでしょう。©ponta1414/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・山田周平
2024年06月07日結婚後も仕事一筋だった翠さん(仮名・33歳)。どうにも要領の悪い部下(航平さん・仮名・23歳)を上司として心配していたものの、次第に一人の男性として意識するようになって。航平さんからの告白で二人は不倫関係に。中途採用で入社してきた小春さん(仮名・33歳)に不倫の事実を知られるも、きちんと口止め。しかし、突然彼に「他の女性とデートする」と言われ、翠さんはあっさり捨てられてしまいます。不倫相手に別れを告げられ悲しみに暮れる翠さん。でも、夫(新さん・仮名・35歳)に不倫がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活へ戻ることにしたのだとか。元不倫相手と同僚が急接近…思いもよらない実情とは…?「職場で航平さんと会っても、私は素知らぬ顔をしていました。そんなある日、偶然彼が小春さんと腕を組んで親しげに歩いているのを目撃して。目が合うと、彼女は『私たちお付き合いすることになったんです』と報告し『あなたから航平さんを奪うような形になってすみません』と勝ち誇った顔を見せたのです。私は『もう別れたのだから、航平さんが誰と付き合おうと関係ない』と言い返すので精一杯。けれども、内心『付き合う男性まで私のまねをするなんて…』とはらわたが煮えくり返る思いでした」翠さんは過去の不貞を反省し、これからは家庭を大事にしようと考えたそう。「夫との関係を修復するため二人でデートに出かけました。でも、彼はずっとスマホばかり見ていて…とても仲が深まるとまではいかない雰囲気。しびれを切らした私は夫がトイレに立った隙に、いけないと思いつつ彼のスマホを盗み見ることに。すると、そこには『小春さん』という名前が表示されていたのです。私はあまりのことに頭が真っ白に…戻って来た夫を問い詰めると『彼女は英会話スクールに通っている教え子だよ、君の同僚なんだってね』『正直、君といるより小春さんといる方が安らぐんだ』と言われて。夫は『俺と離婚してくれ』と告げると、その日のうちに家を出て行ってしまいました」友人だと思っていたのに…話し合いの場で彼女が放った驚きの言葉とは…?「元不倫相手と夫を略奪された私は、小春さんと話し合いの場を設けることにしました。『なぜ、私から大切な人を次々に横取りしたの?』と責めると『理由がわからないの?』『私に見覚えない?中学生の時あなたにいじめられていたのよ』とすごまれて。たしかに当時、私は自分のことを誰より可愛いと思っており、同級生を見下す態度を取っていて…ここにきてうっすら小春さんの記憶もよみがえってきました」彼女の衝撃的な正体に翠さんは驚きを隠しきれなかったと言います。「さらに小春さんは『偶然会社から出てくるあなたを見つけて、復讐するために入社した』『何もかもまねされて不愉快だったでしょ、当時と違って私もあなたと同じレベルになったと証明したかったのよ』と言い放ったのです。ただただ黙っていると『だから、あなたが大切にしている人を奪って仕返ししたというわけ』『航平さんもあなたの夫も、簡単に私になびいたけれど、こっちは愛情がまったくないから』とニヤリ。やり切れなくなった私は、すぐにその場を立ち去りました」自分の身につらい出来事が降りかかったものの、翠さんは仕事をするため会社に足を運んだのだとか。「職場に着くと、周りから白い目で見られていることに気がつきました。みんなが口々に『部下を心配するふりをして、本当は相手を誘惑していたんでしょ』『上司としてあり得ない』と言っていて…どうやら私と航平さんの不倫を小春さんが社内メールで暴露した様子。私は『不倫していたのは事実だけれど、もう過去の話なのよ』『彼も夫も小春さんに奪われたんだから』と説明したのですが…。彼女はこれ見よがしに『ひどい!すべて私のせいにするなんて』と涙ぐんで…それを見た社内の人間は小春さんの味方をしたのです。これが原因で会社に居づらくなり、私は退職することに。過去のこととはいえ、不倫していたり、同級生をいじめていたり…その結果すべてを失うことになっても、自業自得だと思い受け入れて生きていくしかありません」自身の過去に足元をすくわれた翠さん。しかし、日頃の行いが悪かったのだから、その分嫌な思いをしても文句ひとつ言えないのではないでしょうか。人の道を外れることがないよう日々の心がけを大切にしましょう。©yamasan/Adobe文・菜花明芽
2024年06月05日「因果応報」と言うように、悪い行いをすると巡り巡って自分に返ってくるとよく聞きますね。今回は、とある独身男性と不倫していたものの、自らの過去に振り回されて何もかも失った33歳既婚女性のエピソードをご紹介します。一生懸命働いて役職に就くも、とある部下のことが気になって…翠さん(仮名・33歳)は既婚者にもかかわらず、現在とある独身男性(航平さん・仮名・23歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、翠さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「夫(新さん・仮名・35歳)と二人暮しで、私たちの間に子どもはいません。ですので、結婚前から同じ仕事を続けており、そのおかげで今ではたくさんの部下を抱えています。だんだん夫との関係が冷めていったことも、私が仕事に邁進した理由のひとつかもしれませんね。入社してしばらく経つものの、仕事の要領が悪い部下がいて…資料作りにかなり手間取ったり、会議で意見を求められても何も言えなかったり…。最初こそ上司としてフォローしていたのですが、とにかく心配で放っておけなくて。私はいつしか彼を一人の男性として見るようになったのです」翠さんはどうやって不倫に陥ったのでしょうか。「ずっと片思いでも構わないと思っていたのですが、ある時航平さんに呼び出されて。てっきり仕事の話だと思っていたら『翠さんのことが好きです』『あなたが既婚者だと承知の上でお付き合いしたい』と告白されたのです。もともと私も彼に好意を抱いていたので交際をOKすることに。それから、私たちは仕事帰りにホテルへ行ってはカラダを重ねる関係になりました」順調に逢瀬を重ねていた翠さん。このタイミングで心許せる女性と巡り会ったのだとか。「ある女性(小春さん・仮名・33歳)が中途採用で入社してきました。小春さんはやけに私になれなれしくて『どこの美容室へ通っているんですか?』と質問してきては、そこを訪れて私と同じ髪型にしてくるのです。それだけでなく、私の持っているバッグも同じように彼女にまねされることに。最初は小春さんの行動に嫌悪感を抱いていたものの、男性の多い職場なので、徐々に友人ができたような気持ちになって。次第に『うちの夫は英会話スクールの講師をしている』『どうにも夫婦仲が悪い』と彼女にプライベートの話までするようになりました」時を同じくして、翠さんは不倫相手に社内で呼び出されたそう。「彼はとても興奮している様子でした。私の顔を見るなり『僕のことが好きなら、今すぐ旦那さんと離婚してください』と迫って来て。慌てて『そんなこと無理よ』『もし離婚したとしても、私たち同じ職場なんだから、周りに社内不倫が原因だとすぐにバレてしまう』と航平さんをなだめることに。でも、彼は『それなら僕が会社を辞めます』の一点張り。その後どうにか航平さんを説得して、私はその場をやり過ごしたのです」次の瞬間、翠さんは後ろに小春さんが立っていることに気がついたと言います。「彼女は『翠さんって既婚者ですよね…もしかして部下の航平さんと不倫しているんですか?』と直球な質問をしてきて。すべてのやり取りを小春さんに聞かれていたこともあり、私は彼との不貞の事実を認めたのです。ただし『みんなには黙っていてね』と言って、しっかり小春さんに口止めすることも忘れませんでした」不倫相手からの突然の決意表明…その時彼が放った恐ろしい言葉とは…?「仕事帰りにホテルへ向かう道すがら『話がある』と彼に呼び止められました。すると航平さんが『翠さんは僕との不倫に本気じゃないよね』と睨みつけてきたので、すかさず『あなたのことは好きだけど、離婚するのはお互いリスクが高すぎると思っているのよ』と諭したのですが…。『これ以上、不倫を続ける意味がないので別れてください』『僕は運命の人を探します』と突っぱねられて。続けて彼は『これから他の女性とデートなんです』と私に言い放つとあっという間にその場を去っていきました」不倫相手を何とか引き止めたかった翠さん。しかし、そもそも夫と離婚する気などないのだから、彼に遊びだと思われても仕方なかったのではないでしょうか。©ah/Adobe文・菜花明芽
2024年06月05日不倫にはリスクやトラブルがつきもの。不倫相手との関係がもつれ、ドロ沼化してしまうケースも決して珍しくありません。中には「不倫相手と穏便に別れられない」という問題に直面する人もいるようです。今回は不倫経験者の男性に聞いた「不倫相手からされた恐ろしい言動」を紹介します。「別れたら不倫をバラす」と脅された「バーで出会った女性と勢いでカラダの関係を持ってしまい、そこから3か月くらい不倫をしていました。でもやっぱり妻に申し訳ない気持ちがあって、罪悪感に耐えられず、不倫相手の女性に『別れたい』と告げたんです。ところが『別れたら会社にも家族にも不倫をバラす』と脅迫されて…。たった3か月の関係だったのにかなり厄介なことになってしまい、精神的にかなり追い詰められました…」(大地/34歳)どんなに短い期間だとしても不倫は不倫。別れてしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違いです。家族や会社に不倫がバレてしまうと、大きな信用を失うことになるでしょう。たった数か月の過ちと引き換えに、本当に大切なものを手放すことのないようにしたいものです。どうしても別れてくれない「2年ほど付き合った不倫相手がいたんですが、だんだん彼女が重くなってきて、会うたびに『いつ奥さんと離婚するの!?』と迫ってくるようになりました。そろそろ潮時だと思い、別れを告げたんですが、別れを聞き入れてくれないんです。『奥さんと離婚して私と結婚するって約束したんだから、約束を守ってよ』の一点張りで、どうしても別れてくれなくて…。あまり刺激すると何をしでかすかわからないと思い、下手なこともできず、別れるまで半年以上かかりました」(元太/35歳)不倫は禁断の恋ゆえに、のめり込みやすいという特性があります。自分は割り切っているとしても、不倫相手が本気になってしまい、別れようとしたら相手が受け入れてくれない…ということもありえるでしょう。その気もないのに不倫相手に「いつか離婚するつもりだ」と告げて関係を繋ぎ止めようとする既婚男性が多いですが、かなり悪質な行為です。女性側も、決してその言葉を鵜呑みにしてはいけません。弁護士沙汰のトラブルに発展「妻と別居していた時期があって、年下の女性と数年不倫をしていました。ところが妻とやり直すことになり、彼女とは別れることにしたんです。不倫相手の女性に伝えたところ『20代の貴重な時間をあなたのせいで無駄にした。どうしても許せないからSNSで拡散してやる』と脅されて、弁護士沙汰の大問題に発展。結局妻にも全てを打ち明けるハメに…。不倫は2度としないと心に誓いました…」(瑠衣/32歳)費やした時間が多ければ多いほど、人は執着するもの。そのため別れようとした不倫相手から、恨みを買ってしまうケースもあります。トラブルが大きくなると、妻にもバレてしまうことになりかねないでしょう。不倫経験者の男性に聞いた「不倫相手からされた恐ろしい言動」を紹介しました。他にも不倫相手から金銭を要求されたケースなど、さまざまなトラブルが起こりうるのが不倫の恐ろしさ。軽い気持ちで妻以外の女性に手を出したり、一時の誘惑に負けて行為をしてしまったり…と、不倫を始める時点では深いことを考えていないパターンがほとんど。しかし後になって、自分が犯した罪の大きさを思い知ることになるでしょう。やはり不倫はやめておくことをオススメします。©buritora/Adobe文・小泉幸
2024年05月30日大好きな彼の二股が発覚して傷ついた玲香さん(仮名・31歳)は、その際に寄り添い支えてくれた幸徳さん(仮名)と交際し、結婚に至りました。しかし時間が経つにつれて、幸徳さんがまったくタイプではなかったことに気付いたそう。むしろ一緒にいるのを不快に感じるほどになり、別れるキッカケになればと、彰人さん(仮名)と不倫。しかし、それすらも幸徳さんは受け止め、“戻って来てくれればそれでいいから”と玲香さんに伝えたそうです。その後、状況はどう変化したのでしょうか…。不倫相手との関係の変化「彰人との不倫に気付かれた時点で、幸徳から別れを切り出されるかと思っていましたが、そうはなりませんでした。もともとは離婚をするために始めた不倫だったこともあり、彰人との関係を続けることに意味が見出せなくなりました。それに、幸徳に言われた、“戻って来てくれればそれでいいから”の言葉が胸に響いたところも少しあります。彰人とは次第に疎遠になっていきました」自宅を突然訪れたのは…「彰人は私の3歳下。独身だし、私のことなんてすぐに忘れて、普通にまた彼女ができるだろうと軽く考えていました。ところが、彰人のほうから頻繁にLINEが届くようになりました。“いつ会えるの?”と催促してくるんです。私は少し面倒に感じ、ないがしろにしていました。するとある休日、家に幸徳と一緒にいるときにインターホンが鳴りました。胸騒ぎがして、ゾワゾワッと何かが込み上げてくる感覚を覚えました。恐る恐るインターホンのモニターを覗くと…なんと、彰人の姿が映っていたのです」対峙する夫と不倫相手「彰人の突然の自宅訪問に焦った私は、慌ててドアの外に出て対応しました。こんなことをされると困ると、帰るように促しても、彰人は引き下がりません。“夫に会わせて欲しい”と詰め寄ってきました。しばらくして、玄関のドアが開きました。幸徳が顔を出し、“どうぞ入ってください”と招き入れたのです。3人でテーブルに着き、幸徳と彰人が向かい合う状態に。重苦しい空気が漂いました」「関係を続けてもらってかまいません」と…「彰人が、“いつ別れるんですか?”と幸徳に尋ねました。“もう終わっているんでしょう?”と。“早く彼女を解放してあげてください”と訴えました。それに対して、幸徳は少し間をおいて“もうちょっと待ってください”と応えました。そして、“そのあいだは関係を続けてもらってかまいません”と言ったのです。衝撃的な発言を受け、彰人は面食らったようにしていました。あまりに大人で懐の深い言葉に、彰人は意気消沈した様子。勝ち目はないと思ったんでしょうか。肩を落として家を出ていきました。幸徳の対応に、私も改心するつもりでした。幸徳とならきっとやり直せるだろうと思いました。でも、ダメでした。一度掛け違えたボタンをもとに戻すのは難しく、ずっと違和感を抱えたままの生活が続き、1年ほどしてお互いの同意のもと別れることになりました。幸徳に対しては、本当に申し訳なく思っています。私と出会わなければ、きっともっと早くに幸せになれたことでしょう」“離婚するために不倫した妻の告白”をご紹介しました。一度壊れてしまった関係を修復するのは相当難しいようです。その原因を作ったのは自分だとしっかりと受け止め、反省を生かし、今後の人生を歩んでいくしかないのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月29日結婚を控えて、憂鬱な気分になってしまう“マリッジブルー”という症状があります。玲香さん(仮名・31歳)も結婚が近づいてきたころにそういった精神状態に陥り、それが結婚後も続いていたそう。夫婦関係を揺るがす事態に発展してしまったという、当時の状況を詳しく伺いました。大好きだった彼に浮気されて「4年ほど前、夫の幸徳(仮名)と出会い結婚をしました。実はその少し前、私には付き合っている男性がいました。彼のことが大好きで、結婚したいと思うほど。しかし、彼の二股が発覚。私は絶望の底に沈みました。そんなときに支えてくれたのが、幸徳でした。幸徳はとても優しい人で、どんな話にも付き合ってくれました。私がいかに不幸かという話を、ひと晩中聞いてくれたことも。そんな優しい幸徳と一緒にいれば、ずっと平穏な生活が送れるだろうと思うようになり、交際。自然と結婚へと話が進んでいきました」結婚式をやめたいと思うように…「結婚式の日取りが決まり、御両親や友人などにも会って挨拶をしました。みんないい人たちで、幸せになる予感しかしませんでした。ただ、私の心のなかに小さなしこりが…。式が近づいても、まったく楽しみにならないのです。憂鬱になり、むしろやめたいと思うほどに。原因については、私はあえて考えないようにしていました。でも、それは明確。彼のことがまったくタイプではなかったのです。幸徳と出会ったとき、私は失恋で心が傷つき、優しさに飢えていただけ。時間が経ち傷が癒えてくると、もう幸徳の存在は必要なくなっていました。むしろ、どんどん彼のことが生理的に受け付けなくなってしまったのです…」不倫相手との出会い「それでも結婚はしましたが、もうそのころから夫婦の営みはなく、幸徳のほうから求めてくることもありません。部屋で一緒に過ごす時間が増えてくると、息が詰まる感覚がありましたね。イライラしてしまい、そんな自分にまたイライラとしてしまって…。ちょうどそのころ、ある男性と知り合いました。3歳下の、彰人(仮名)です。彰人は、私のことを“見た目がすごくタイプ”と言ってくれていました。彰人は独身でしたが、私のことを本気で好きなようでした。私も、もしかしたら気分が晴れるかもしれない…と軽い気持ちで、関係を持ってしまったのです」不倫相手の元へ行くことを止めない夫「彰人と関係を持ち、これをキッカケに幸徳と別れられるかもしれない…というような考えが頭に浮かびました。幸徳が私たちの関係に気付き、激怒して、“別れよう”と言ってくるかもしれないと。そんな発想から、彰人とも不倫関係を続けていました。だから、隠すようなこともしませんでした。家でも頻繁に彰人とLINEを交換。帰りが遅くなることも多かったです。でも幸徳は何も言ってきません。ある休日、彰人と会う約束をしていたため、準備を整え、幸徳に何も伝えず出かけようと玄関で靴に履き替えていました。すると、背後に幸徳の気配が。怒るに違いない…と思ったんですが、幸徳は、“気を付けてね”と言ってきたのです。そして、“戻って来てくれればそれでいいから”と…。その言葉を聞いて、胸がズキッと痛みました」“離婚するために不倫した妻の告白”をご紹介しました。不倫をきっかけに別れられるかと思いきや、夫に懐の深さを見せつけられてしまったという玲香さん。これで改心して関係が修復すればいいのですが、すでに手遅れの状態かもしれません。©ponta1414/Adobe Stock ©paylessimages/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月29日