すれ違い恋愛はなぜ起きる!?『深夜のダメ恋図鑑』に見る、男女の心理学
と思わず本音がポロリ。彼氏の時間を止めてしまいます。
円の場合はもっと痛烈です。
「誰かに自分の飯を作ってもらいたい」「親に孫の顔を見せて親孝行したい」「嫁に親の介護をしてもらいたい」と、見合いの席で自分勝手な結婚ドリームを語る相手を「召使でも雇われたらいかがですか?」と(脳内で)ぶった斬ります。
不思議なのは、登場する男性に悪意があるわけではなく、みんなナチュラルだってこと。自分が心ない言動をしているなんて夢にも思っていません。
■恋は(自分に)盲目
では、このように「自分が見えていない」のは、男性ばかりなのでしょうか。
いえいえ、そんなことはありません。
例えば「LINEを既読にしているのに、どうして返事しないの?読めたら返信できるでしょ?」と怒ったり「不安にさせないように、女友達と距離を置いて!」と要求したりする女性も根本は同じです。
相手が応えてくれて当たり前。自分を満たすのが恋人の役目であり、どんなときも安心させる義務がある。そんな「思い込み」にとらわれている女性も、よく見かけます。
彼女たちも、別に悪気なんてありません。息を吸うように自然に「自己都合」を相手に押し付けているのです。