神秘と官能…12月22日「冬至」はイザナギラインと太古の恋に想いを馳せて
と返しました。
これが恋に落ちた瞬間なのでしょうか。太古の昔から、男女の間に芽生える感情はそう変わらないんですね。
しかし、この後イザナギはイザナミに「女のほうから言うのはよくない」とブツブツ言うのだそう。
現代人からすれば、どっちが先だっていいじゃないって感じですが、もしかしたらここに恋愛成就の秘訣があるのかも。やっぱり告白は男性からのほうがいいの?なんて思ってしまいます。
◎再会と裏切りの果てに…
紆余曲折を経て、二柱は数多の神々を生み出しますが、火の神様である火之迦具土神(ヒノカグツチ)を産み落とした際、イザナミは火傷を負い亡くなってしまいます。
たいそう嘆き悲しんだイザナギは、自らの子である火之迦具土神を斬り殺し(!)、亡き妻に会うために黄泉の国へと向かうのです。
我が子を殺めるほどの怒りと、危険を顧みず、再会を望んで旅に出るその愛とはいかなるものでしょう。神話とは言え、パートナーへの恋慕の情は理解できそうな気もします。
ここで有名な「振り返ってはいけない」という約束を破ったイザナギが、怒ったイザナミに殺されかける展開に。しかも、最後は黄泉の国の入口を大岩でふさいで妻との関係を自ら断ち切ったわけです。