「疑似恋愛」とは、セロトニンでビショ濡れになる健康法でもあるのだ【カレー沢薫 アクマの辞典 第26回】
もしくは「恋愛の代替」なのである。
男が「俺様たちに興味がないなんて、どうかしてんじゃねーの?」と、趣味没頭女を悪く言うのは2兆歩譲ってまだわかるが、同性までもが「画面と話してる暇があるなら、合コンにでも行こうよ!時間がもったないぞ!」と言ってくるのは絶望的すぎる。
それは親切ではない、三次元の男のほうが二次元の男より優れているという、自らの価値観の押しつけである。
こういった「オタクの目を覚まさせようとする人」というのは未だいなくならないのだが、そろそろオタクたちは「ちゃんと起きている」ということに気付いたほうが良いのではないだろうか。
起きて、顔を洗い、メガネをかけた上で「三次元より二次元のほうが良い」と言っているのだということを、メガネをかけてちゃんと見てほしい。
【ガ】
▶「ガールズトーク」(がーるずとーく)
…ガールたちの年代によって、美容、健康、など話題が変わるが、他人の悪口だけが普遍
【ギ】
▶「疑似恋愛」(ぎじれんあい)
…他人の恋路を邪魔すると馬に蹴られて死ぬ、たとえ相手が二次元でも
【グ】
▶「グーグル」(ぐーぐる)
…グーグルに話しかけられるかどうかで年がわかる気がする
【ゲ】
▶「減点方式」