上司の好意がエスカレート!その状況はセクハラ?それとも恋愛?
と思っただけでしたが、後日、あれはセクハラだったんだろうなと気づきました。当時の筆者ではありませんが、被害者は咄嗟に、それがセクハラかどうか判断できないことも多々あると思います。
■好意を持たれると被害を訴えづらい
被害を受けた側が「セクハラだ」と感じたなら、それははっきり言ったほうがいいけれど、なかなか難しい場合もあるかもしれません。
相手が上司で、職を失いたくないから…ということもあるだろうし、暴言を吐かれて怖くなり、何も言えなくなってしまう…といったケースもあるでしょう。また、相手が嫌がらせのつもりではなく、好意からセクハラ的な言動をしているときも、あまり冷たく「やめてください」とは言いづらいもの。
前出のバイト先の上司も、筆者に好意を持ってくれていて、しょっちゅうメールが来たり、食事や飲みに誘われたりしていました。お誘いは、理由をつけてほとんど断ったものの、自分に好意を持つ人に対して、そこまで冷淡になれないのは確か。なので多少、不快に感じても言えなかったし、他の人に相談することもできずにいました。
ただ、途中まではそんな感じだったのですが、相手が徐々にエスカレート。最終的にはストーカー張りに電話がかかってきて、深夜や授業中でも出ないとキレられるようになったのと、仕事帰りに無理やりキスされそうになったのとで、こちらが精神的に参ってバイトをやめました。