「女が男の部屋に1人で来たらOK」を、全国統一ルールと思うな! 【カレー沢薫 アクマの辞典 第36回】
「OK」の意味で男の部屋に行く女もそれはいるだろう。
しかし、それはその女にその時のみ適用されるワンタイムルールである。それがまるで全国統一ルールのように信じられてしまうから事件、事故が起こるのだ。
YES、NO以外の性合意表現とは、「大富豪」級のローカルルールありすぎ問題なのである。前の相手がそのルールだったからと言って、別の相手にもそれを使おうとしたら「革命」という名の「犯罪」になる可能性が高い。
そんな迷信を信じて犯罪者になるのもバカらしい、やはり「相手がYESと言う以外、合意ではない」と思ったほうが無難であり、自分のためになるのだ。
◎相手にYESと伝えること
「YES以外はNO」というのが共通認識になると今度は「YESの時はYESと言う」ことが義務になってくる。
言わなくてもわかってほしい「察してちゃん」では許されない。
セックスしたいなら「したいです」と安西先生、もしくは相手にきちんと伝えることが重要なのだ。
そうでなければ相手は「YESと言ってねえからNOだ」と判断して、永遠にセックスできない。自分の意志を言葉にできず、相手に察してもらうしかできないのは乳幼児なので「乳幼児にセックスは早い」