仲直りの心理学を解説!喧嘩が長引くカップルにありがちな特徴とは?
が難しくなります。相手の「悪い点」ばかりに目がいくようになり、怒りのボルテージがさらに高まるのです。
その結果「相手が謝ってこない限り、許してなんてやるもんか」と心を閉ざし、修復への道が遠のいてしまいます。
■歩み寄れない理由とは
本来、どんなカップルも仲良しでいたいはず。ではなぜ、歩み寄れないのでしょうか。それは、ある「欲求」が仲直りを阻害するからです。
意見の相違が生まれても、最初は「そんな考え方もある」「ひとつの意見としてならアリ」と受け止められるかもしれません。でも、感情がエキサイトしてくると、「自分は正しく相手が間違っている」という極端な思考に陥ってしまいます。
自分の正当性を一方的に認めさせ、「ほら、私がいったとおりじゃない。あなたは何にもわかってない」と相手を下に見て、立ち勝っていると思いたがるのです。このような「優越欲求」が、歩み寄りを困難にさせます。
相手を下に見てなんかいない、と思うでしょうか。例えば喧嘩をしているとき、自分から柔和な態度をとるのは、なんだか「敗北」したように感じませんか。
これも「優越欲求」によるもの。本来、勝ち負けなどないのにこの欲求があるせいで、相手の言い分を受け入れる=負けた、と思えてしまうのです。