「愛されたい」という願いは、ワガママですか?【石井ゆかりの幸福論】
大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラムが登場! 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。
今回は、「石井ゆかりの幸福論」第5のテーマ、愛と創造について(前編)をお届けします。
■5.愛と創造について。(前編)
星占いの「ハウス」に沿ってお題を決めて書いている本稿ですが、今回は「愛と創造」がテーマです。
星占いで「第5ハウス」と言えば恋愛のハウス、ということになっています。
恋愛は占いの場で、もっともよく話題にのぼるテーマです。
多くの人が恋に悩み、愛に傷ついて、占いに手を伸ばします。
一般に、人が「占いをしたい」と思うのは、「自分の力ではどうにもならないと思えること」に直面したときだろうと思います。
「自分の力ではどうにもならないこと」、その最たるものが恋愛です。
意中の相手の心を自分の思い通りにできたら、どんなにいいでしょうか。
でも、そうはなりません。
そうはならないからこそ、恋愛が素晴らしい、と言うこともできるかもしれません。
もし、自分の意思で他人の気持ちを自由自在に変えられるならば、「人から愛される」