「愛されたい」という願いは、ワガママですか?【石井ゆかりの幸福論】
であることが、これで少し、ピンときます。
愛は愛でも、第5ハウスの愛は「愛する」愛なのです。
自ら生み出す愛、行動する愛、注ぐ愛が、第5ハウスの愛です。
「愛するだけが愛でしょうか?愛されるのを望むのは、ワガママなのでしょうか?」と時々、質問されます。
「愛されたい」という願いは、本当に多くの人が胸に抱いている、切実な願いです。
ワガママ、ということではないと思います。
でも、これだけ多くの人が「愛されたい」と思っているならば、裏を返せば「愛することのできる人」こそが求められている存在だとも言えます。
愛情深い人、愛することのできる人を、みんなが待ち望んでいるのです。
ならば、「愛することができる人」こそが、「必要とされる人」なのではないでしょうか。
占いの場で問われるのは、「私はあの人に愛されますか?」「私を愛してくれる人が現れますか?」が圧倒的に多いように思います。
とにかく「自分の思い通りにならない・コントロールできない」のは、自分の心ではなく、自分以外の他人の心のほうなので、そういう問いが前に来ます。
でも、本当にそうでしょうか。
誰かを好きになる、愛する、ということは、どんなに努力しても、なかなか、できることではありません。