一人の相手と長く付き合うのは、つまらない?「倦怠期」【カレー沢薫 アクマの辞典】
「独身と言っているが子連れ」「犬だ」などの、でかすぎる違和感は3日ぐらいで気づくはずだ。
気づくのに3ヶ月かかる違和感というのは「別れる決定打になるほどの違和感」でないことが多いため、逆に悩ましいとも言える。
完璧な人間などいない、大体完璧な相手なら自分と付き合うはずがない、今頃石原さとみと付き合っているだろう。
むしろ、自分と付き合っている時点で「見る目がない」という欠点があるのは明らかではないか。
よって、ある程度、我慢も妥協も必要である。
しかし、その違和感が“今は許せても、今後絶対許せなくなる”というような「悪性」のものだったとしたら、病気と同じで、時間が経てば経つほど良くなるどころか病状が悪化していくだろう。さらに、時が過ぎるほど別れるのも難しくなっていく。
初期症状のうちに「別れ」という名の根絶治療をしたほうが良い場合もあるのだ。
このように、相手への違和感に気づいた場合は、それが良性か悪性かの見極めが重要になる。だが、倦怠期には「相手に不満があるわけではないが、ときめきもない」という状況も含む。
このような倦怠期の解消については、すでにベストアンサーが出ている。
「相手を変える」