結局、都合のいい女を求めてる?「重い女」がウザがられる理由【カレー沢薫 アクマの辞典】
しかも相手の希死念慮は、なぜか仕事中や午前2時など明らかに「試される時間帯」に起こるのである。
だが、常に自由でいさせてくれて、俺の前ではいつも元気で明るく振る舞ってほしいなんていうのもわがままであり、それは結局、重い女が嫌なのではなく、俺に都合の悪い女が嫌、ということだ。
よって、相手の行動を全て把握制限し、左内股にお互いの名前を彫り、右にはこれから生まれてくるであろう二人の子どもの名前を彫ろうなどという提案もしていないのに「お前重いんだよ」と言われた場合は、ただ俺の思い通りに動けと言っているにすぎない場合もあるので真に受ける必要はない。
そもそも、物理的重さにも好みがあるように、精神的重さにも好みはあるのだ。
世の中には束縛すら「愛されている」と感じ、放任されると不安になってしまうタイプもいるだろう。
「重いんだよ」と言われたら、相性が悪かったと思って、内股タトゥー案をイイネと言ってくれる相手を探すというのも手である。
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■ア行
【ア】
➤「あいみょん」(あいみょん)
…腐せば老害と言われ、好きと言ったら媚びていると言われる、中年以上が触れづらいゾーン
【イ】
➤「陰キャ」