結局、都合のいい女を求めてる?「重い女」がウザがられる理由【カレー沢薫 アクマの辞典】
3ケタの大台を超えている人は中途半端なダイエットなどやめて、膝を鍛えたほうが良い。
今回はそういう重さではなく、精神的な「重さ」の話である。
昔から「重い女は男に嫌われる」と言われている。
しかし、世の中には、女が自分の気に入らない行動を取った時に「重い」とか「お前のそういうところが嫌なんだ」と、あたかもそれが欠点かのように責めて支配しようと男もいるので注意が必要だ。
もちろん、男が気に入らないことをすると「私を大事にしてくれてない」とさらに漠然としたことを言って、手こずらせてくる女もいる。
では「重い」と言われる行動とは何か、というと第一に「束縛」だそうだ。
いつどこで何をしていたか全て把握するだけで飽き足らず、コイツとは会うな、など行動を管理しようとするタイプは「重い」と言われる。
他にもネガティブな発言が多いのも「重い」と思われるようだ。
確かに、赤の他人がネガティブな発言ばかりしていたら「暗くていいなあ!好き!」と、映画『刑務所の中』の山崎努のように逆に元気になれるだろう。だが、家族や恋人がネガティブ発言ばかりしてくる場合、それを励まし続けるのは正直面倒だし、励ましミッションに失敗した時に送られてくる死をほのめかすLINEに逐一対処しなければいけないのも疲れる。