寝室を分けるとレスになりやすい? カップルの円満度に関わる「添い寝」の作法
漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
■第63回アクマの辞典サ行
【ソ】
➤「添い寝」(そいね)
今回のテーマはさ行から「添い寝」だ。
パートナーに腕枕をしてもらうというのは恋人持ちのステータスでもあるが、それが嬉しいのはわずかな期間である。
大体人間の腕というのは人間の頭を乗せる用にはできていないので、枕としては「頭を乗せる面積が足りなすぎるし、首が痛くなりました」と☆1レビューとかだろう。
カップルや夫婦にとって一緒に寝るのは重要なコミュニケーションだと思うかもしれないが、実は逆で、寝室を分けることが健康、そして円満の秘訣だそうだ。
なぜなら、ベッドを巨大な生暖かい棒が半分占拠しているというのはどう考えても邪魔くさいからである。
さらに場合によってはその棒は騒音を立てたり、突然「プルコギ!」など意味不明な言葉を口走ったりするし、こっちが入眠3秒前のところで「ただいマンボ!」とか言いながら部屋に電気をつけて入ってくることがあるのだ。