『占いはなぜ当たるのですか』占星術研究家・鏡リュウジが難問に挑む
巻末の、社会学者・宮台真司氏による解説「“世界”から“世界体験”へ」や、増補改訂として収録された英国・占星術界の重鎮であるジェフリー・コーネリアス博士の講演録「占星術は占いか」も読みごたえたっぷり。
かなり厚みがあり、本屋さんで見ても存在感のある本ですが、テンポがいいからか、サクサク読めるところも魅力的です。気になる箇所があったら、付箋を貼ったり、メモしたりしておいて読み返すのもいいかも。
占いは本当に当たるのか。占いには何ができて、何ができないのか。なぜ信じる人と嫌悪する人がいるのか……。
占い好きな人にとっても、興味はあるけれど怖いと感じる人にとっても、この本を読むことは、占いと自分の関係について改めて考える、いいきっかけになりそうです。今日9月9日は「世界占いの日」。
この機会にチェックしてみてはいかがですか。
(文=ココロニプロロ編集部)
プロフィール:鏡リュウジ
雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍し、絶大な人気を誇る心理占星術研究の第一人者。占星術、占いに対しての心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新した。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授など多方面で活動中。