LINEは来るのに告ってこない理由はこれ?「惚れた弱み」
漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
■第66回アクマの辞典ハ行
【ホ】
➤「惚れた弱み」(ほれたよわみ)
今回のテーマは、は行から「惚れた弱み」である。
先日別の仕事でアメリカ在住の日本人女性のコラムを読んだ。
そのコラムによると、アメリカは日本と違い女の腕毛や腋毛がボーボボでも特になにも言われることがない。
つまり、日本は女に対する「愛され脅迫」が強すぎるのではないか、ということだ。
飛躍しすぎて意味不明と思うが、可能な限り国語力を捨てて要約するとこうなるのだ。
日本には「女は無駄毛を処理しておくべき」など、欧米に比べ「女とはこうあるべき」というベッキー論が多い。
そして「女は無駄毛を処理しておくべき」のあとに「さもなくば、水中での抵抗が強くなり、海上での戦闘に後れを取る」といった言葉が続くのなら合理的なのだが、大体「さもなくば愛されない」などの言葉が続いてしまうのだ。
両手左右の指毛に「エボニー」