ベッキー(’16年)4月4日、「日本経済新聞」の朝刊に掲載された、マンガ『月曜日のたわわ』(講談社「ヤングマガジン」/以下、『たわわ』)の全面広告をめぐって、現在SNS上で激しい論争が巻き起こっている。“女子高生を性的に眼差す”という内容のマンガの広告が、新聞に載ったことへの批判が飛び交う中、かつて同紙に掲載されたベッキーの“ヌード広告”が引き合いに出され、「たわわがダメなら、ベッキーの広告もダメなのでは?」と話題になっているというが……。「たわわ」広告は、同作第4巻の発売をPRするもので、登場人物である女子高生「アイちゃん」のイラストに、「今週も、素敵な一週間になりますように。」という一文が添えられている。ステレオタイプ助長の危険性「ヤングマガジン」編集部は、広告掲載意図について、ウェブメディア「コミックナタリー」に、「4月4日は今年の新入社員が最初に迎える月曜日です。不安を吹き飛ばし、元気になってもらうために全面広告を出しました」とコメントを寄せていた。「そもそも同作における『アイちゃん』は、主人公である男性サラリーマンが通勤電車の中で出会った少女で、≪憂鬱な月曜日の朝に無くてはならない癒し≫という存在なのですが、その“癒し”は、彼女の豊満なバストによってもたらされているという描かれ方をしています。そんな『たわわ』の広告が新聞に掲載されたことについては、さまざまな観点から批判されており、その主たるものは、男性が未成年女性を性的に眼差し、元気をもらうことを、公共性の高い新聞というメディアが、ある意味“肯定”したという構図への批判です」(ウェブメディア関係者)「日経新聞」に対しては、UN Women(国連女性機関)の本部が4月11日、抗議を行ったことも明らかに。ウェブメディア「ハフポスト」の取材に応じた日本事務所の石川雅恵所長は、≪「明らかに未成年の女性を男性の性的な対象として描いた漫画の広告を掲載することで、女性にこうした役割を押し付けるステレオタイプの助長につながる危険があります」≫とも述べている。「たわわ」広告批判者に対する抗議「一方で、こうした抗議は、表現の自由を脅かすものだと批判する声も根強い。女性を中心とする一部の人間が自身の“不快感”だけを理由に、表現の自由を規制しようとしていると、警鐘を鳴らしているのです」(同・前)そんな『たわわ』広告論争の中、2016年9月29日付の同紙朝刊に掲載された宝島社の広告が、にわかに注目を浴びているという。「上半身裸で、背中をあらわにしたタレント・ベッキーの写真に、『あたらしい服を、さがそう。』というコピーが添えられた広告です。当時、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫スキャンダルで大バッシングを浴び、活動休止に追い込まれたベッキーが、心機一転、再出発するという意味合いのものでした。しかし、医師であり、小説家の知念実希人氏が今になって、この画像と共に、『これ、宝島社が日本経済新聞に出した全面広告なんですけど、現在騒いでいる方々は、このときは何していたんですか?』と、『たわわ』広告の批判者を挑発するようなツイートを投稿したんです。これはつまり『たわわ』広告が問題なら、ベッキー広告も問題ではないかという指摘であるとともに、“女性表象の炎上は、いわゆる男性向けマンガやアニメという一部の限られたものばかりだ”という意味合いが含まれるものとみられます。知念氏は過去に≪表現規制って、最初はほぼ確実に性的表現を標的にするんですよね。≫とツイートしていることからも、“『たわわ』広告の批判者はきわめて個人的な不快感を規制につなげようとしている”と抗議したのでは」(芸能ライター)『たわわ』広告を問題視した人たちは、知念氏のツイートにすぐさま反応を示した。“禊ヌード”は「ジェンダー不均衡」か『たわわ』広告が炎上したのは、『性的に強調した未成年女性キャラクターによって、男性が励まされる』といった構図が物議を醸したのであって、ベッキーの広告にはそういった問題点はまったくないといえる。SNS上では、≪デザインやメッセージ性を読み取らず(読み取れず)肌の露出だけで『何でこれは良くてあれは駄目なの』と≫≪本当に写真や広告ごとの意図やら読み取れないの?≫≪問題提起していることをもう一度見直してください≫など、知念氏の見識を疑う声が噴出。一方でベッキーの広告に対しては、かつて“禊ヌード”といわれたことを踏まえ、また別の角度から問題点を指摘する声も出ているという。「女性タレントが何か問題を起こした際、脱ぐ仕事で再出発を図るのは、業界内では、過去の遺物としてとらえられています。しかしベッキーをはじめ、“タピオカ騒動”で世間を騒がせた木下優樹菜が、写真集『CORRECT』(双葉社)で手ブラヌードを披露するなど、今でも“あるにはある”ことですし、世間的には、ヌードになるのは“スキャンダルを起こした罰”と見る向きも強いのではないでしょうか。つまり、現在もジェンダー不均衡の流れはあるのではないかということです」(芸能ジャーナリスト)SNSではベッキーの広告に関して、その点への批判が散見され、例えば、≪不倫した女は罰として脱がされるのか、痛々しい、禊とは?と批判は上がっていたと思う≫≪これ自体にも当時ヌードの必要性について議論されてたけどな≫といった声が上がっている。「ベッキーは、川谷とは比較にならないほどの制裁を受けたうえでヌードになったということも、ジェンダー不均衡と指摘されていました。『たわわ』広告論争を発端に、過去の広告の問題点が、あらためて議論される流れができつつあるのかもしれません」(同・前)昨今、実にさまざまな広告が女性の描き方をめぐって物議を醸しているが、「一過性の炎上にしてはいけないという風潮がある」(同・前)という。『たわわ』広告論争も、継続した議論になっていけばいいのだが……。
2022年04月20日2022年3月24日に、タレントのベッキーさんが、自身のInstagramを更新しました。かつて通っていた幼稚園が閉園になると聞いた、ベッキーさん。卒園生向けの開放日に訪れたそうです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Becky ベッキー (@becky_dayo)がシェアした投稿 画像の6枚目には、自身が幼稚園生だった頃の写真も投稿。ベッキーさんは、「さびしいなぁ」と心境を吐露しています。じーんとするなぁ。そして、さびしいなぁ。勝手ですよね。毎日幼稚園のこと考えてるわけでもないのに、こういう時に『さびしいー校舎だけでも残してー』なんて思うなんて。でも、本音。素敵な日々をありがとうございました!becky_dayoーより引用現在、2人の娘を育てるベッキーさんは、親としても、幼稚園の閉園にいろいろと感じるものがあるのでしょう。ベッキーさんの投稿には、さまざまな声が寄せられました。・私も卒園生です!やっぱり、ちょっとさびしいですよね。・幼稚園生のベッキーさん、きちんと座っていてとてもかわいい!・私が通っていた園は、いつの間にか駐車場になっていました。あまり記憶がないとはいえ、悲しいですよね。自身が通っていた場所がなくなるのは、誰でもちょっぴり、センチメンタルな気持ちになるものですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月25日過去に3度も個展を開催しているタレントのベッキーさんが『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』のプレス限定イベントに出席。その後インタビューに応じ、バンクシーやアートについて、語ってくれました。ベッキーさん登場!【女子的アートナビ】vol. 231世界で300万人以上動員している話題の展覧会『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』が、原宿駅前の東京・WITH HARAJUKUにてはじまりました。開幕に先駆けて開かれたプレス限定イベントに、ベッキーさんが登場。キュレーターの山峰潤也さんと一緒にトークセッションが実施されました。まず、展覧会の感想について問われると、ベッキーさんは「会場に一歩足を踏み入れた瞬間バンクシーの世界観に入れて、すごいです!」と興奮気味に回答。また、バンクシーについては「愛がある人。世界のこと、先のことをいろいろ知っている人だと思う」といい、もし会えたら「悩みを相談してみたいです(笑)いいアドバイスをもらえそう」と語りました。山峰さんは、「たくさん作品があり、めまいがするくらいの展覧会。バンクシーはアートの世界で時代の寵児。政治などいろいろなメッセージも含まれているので、若い人たちが感化されるような機会になればいい」とアピールしました。ベッキーさんインタビュー!イベント終了後、ベッキーさんにインタビューを実施。まずは、バンクシーの魅力について、語っていただきました。――バンクシー作品の魅力は、どんなところにあると思いますか?ベッキーさん伝えたいことを100パーセント伝えてくれていない感じがいいです。30パーセントくらいポーンと投げかけられて、あとは人それぞれどうキャッチするか。アートは基本そうだと思いますが、なかでもバンクシーは考えさせられます。こういう意味なのかな、とか。謎解きみたいで、その時間が楽しいですね。――本展のバンクシー作品のなかで、特に《ボム・ラブ》が好きだと仰っていました。少女が爆弾を抱えているというシュールな作品ですが、どんな部分に惹かれましたか。ベッキーさん遠くから見たら全体の色がピンクで、女の子がステキな表情で何か抱きしめているから、「ハッピーな絵かな?」と最初は思ったのです。でも、抱いているのは爆弾なんですよね。それって、すごく胸を締め付けられる。相反するものを組み合わせるのがバンクシーらしさなのかもしれませんけど、いろいろ考えさせられます。しかも、この絵の隣に、軍のヘリコプターをイメージした作品が並んでいたので、ふたつセットで胸にぐっときました。「キュン」とした作品は…――ベッキーさんはお父さまがイギリスの方で、イギリスにもよく行かれていたそうですが、バンクシー作品にもそのお国柄が感じられますか?ベッキーさんすごくイギリスらしいです。イギリスに行ったらよく行く大型スーパーの絵が描いてあったり、国旗も出てきたり、あとはケイト・モスをモチーフにしていたり。レンガの町の雰囲気が作品に出てきたりすると「キュン」とします。今は世界一のアーティストといっても過言ではないバンクシーの作品に、イギリス感が満載なのがうれしいです。――バンクシーの活動スタイルはどう思われますか?神出鬼没で謎が多いですよね。ベッキーさん正直、どこまで言っていいのかわかりませんけど……。建物にアートを描いてしまって、ひょっとしたら困っている人もいるかもしれないですよね。だから100パーセント支持をしてはいけないのかもしれないですけど、でも、「次は何をしてくれるのだろう」と楽しませてくれる感じが最高ですよね。バンクシーは、新作を単に発表するだけでなく、この国に行ったとか、いろいろな舞台裏を考えさせてくれることも含めてアート。彼は、生きざまそのものがアートですよね。代表作は、結局彼自身だと思います。周りの人を幸せにしたい――ベッキーさんはご自身でも絵を描かれ、個展も開かれています。ベッキーさんの作品は、とても明るくて、ハッピー感があふれていますね。ベッキーさん自分のルールとして、ハッピーな気持ちでしか筆を持たないと決めています。見た人の目、心を汚したくないという気持ちがあるので。とはいえ、つらいときもある。つらいときは、「つらいな。でもハッピーになりたいな」という気持ちで描くと、ぎりぎりハッピーゾーンに入るから、なんとか前向きになれます。あと、私自身、色が好きなのです。カラフルな色は、心が躍ります。だから遊園地や子ども服、子どもの遊び場なんかもカラフルなんですよね。昔からイラストとか描いていましたし、子ども服とかデザインの仕事もしていました。やはり、私はカラフルなものが好きですね。――絵だけでなく、ベッキーさんご自身も明るくて元気なイメージがあります。ベッキーさんの元気の原動力は、なんでしょうか?ベッキーさん私は、そんなに自分では元気だと思っていないのです(笑)。お仕事もあるし、子育ても家事もあって、いつもヘトヘトになっています。でも、いつも意識しているのは、「周りの人を幸せにしたい」という気持ちです。それが、原動力になっているのかもしれません。アートは、いい世界――アートというのは、高尚なイメージがあったりして、どんな風に見ればよいのかと考えてしまう場合もあります。ベッキーさんアートは、どう考えてもいいと思います。見る人が解釈したものが、それが答えだと思います。それだから、いいんですよね。「1+1=2」だけが答えではない。「私はこう思う」という感じで、人の数だけ正解があり、それぞれの見方でいいんだと思います。例えば「ベッキーの絵は子どもの絵みたいでしょうがない」といわれても、全然傷つかないです。私が楽しんで描いているのだから、それが私にとっての正解。だから、アートはいい世界です。――これまでに感動したアート体験はありますか?ベッキーさんやまもとしんじさんというイラストレーターの方が、イラストをプレゼントしてくれて、それが私の理想とするカラフルさとかわいさがあるステキな絵なのです。いろんな動物とかお菓子とかあって、よく見ると私や旦那さん、昔飼っていたペットが描いてあって。その絵をもらったとき、絵はこっそりと思いを忍ばせて、手紙のように使えたりするすばらしいものなんだと思いました。その絵は、もう宝物です。とにかく楽しいですよ!――最後に、anan読者にメッセージをお願いします。ベッキーさんananを読んでいるおしゃれさんは、アート大好きという方もいるかもしれませんし、いろいろだとは思いますけど、バンクシーのアートは心がワクワクしたり、考えさせられたり、みんなが触れられるアートだと思います。だから、本当に気軽な気持ちで遊びに来て後悔はないと思います。場所も原宿ですし、とにかく楽しいですよ! 「アートって好きかもしれない」と思えるようになると思います。――ステキなお話、ありがとうございました。インタビューを終えて…インタビュー前、バンクシーの「ケイト・モス」作品やバスキア作品の前で写真撮影が行われました。明るくキラキラした笑顔がステキで、まさにテレビで見せる元気なイメージそのものでしたが、お話をうかがうと繊細な部分も多く感じられました。つらいときも常に前向きになれるよう心がけ、仕事や育児、家事、絵画制作に一生懸命取り組んでいるベッキーさん。彼女の生きざまも、ひとつのアートなのかもしれません。年末年始も開催!『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』には、貴重なオリジナル作品、版画、立体作品、映像や本など100点以上が集結。アンディ・ウォーホルやバスキアの作品12点も特別展示されています。バンクシー作品のルーツを探る他作家との比較展示は、日本初登場。特に、ウォーホルの「マリリン」作品から影響を受けた「ケイト・モス」は、必見です。本展は、年末年始も開催しています。原宿駅から数分の便利なロケーションで見られる楽しい展覧会、ぜひ足を運んでみてください!Information会期:~2022年3月8日(火)※2月24日(木)休館会場:WITH HARAJUKU開館時間:10:00~20:00 ※入館は閉館の30分前まで観覧料:※日時指定制平日一般¥1,800、大・専・高¥1,600、中学生以下¥1,200土日祝一般¥2,000、大・専・高¥1,800、中学生以下¥1,400※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。撮影 : 安田光優
2021年12月20日タレントのベッキーが、ABEMAオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました2』(26日23:00〜スタート)の第1話、第2話にゲスト出演する。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。芸能人同士の疑似結婚生活に密着する恋愛モキュメンタリー番組で、シーズン2では俳優・浅香航大とモデルで女優・トリンドル玲奈ペア、俳優・塩野瑛久と女優・足立梨花ペアが、疑似結婚生活を送る。そして今回、ベッキーが第1話と第2話のゲストとして登場することが決定。番組MCの千鳥・ノブ、三浦翔平とともに、2組の結婚生活の様子を見守る。○■ベッキーコメント人気番組のシーズン2の初回収録に呼んでいただけてとても嬉しかったです。本気でこっちがキュンキュンしちゃいました。こんなに感情移入できるんだと思って。普段からテレビで見ていた人たちのプライベートってこんな感じなんだと思いながら見れるのが、ただただ楽しいと思います。視聴者の方々も一緒にキュンキュンしましょう!(C)AbemaTV, Inc.
2021年11月24日ベッキー「バンザイしてました」言葉の主は、巨人の三軍野手総合コーチを辞任した片岡治大。「バンザイ」したのは、妻のベッキーだった。■夫の給料はピーク時の「10分の1」11月14日公開のYou Tubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』のゲストに出演した片岡。4年間の指導者生活を振り返り、コーチを辞任した理由についても言及した。人が諸手を挙げて喜ぶのは、いろいろな理由があるが、冒頭の言葉の後、片岡はこう続けた。「(妻が)“毎朝、(僕を)見送るのがきつかった”って言っていました。僕がしんどそうだったんですって。“ああ、今日も見送らなきゃいけないのか”みたいなつらさはあったみたいです」片岡は’17年に巨人で現役を引退すると、その年のオフから二軍内野守備走塁コーチに就任。’19年にベッキーと結婚し、翌年には第一子、今年春には第二子(いずれも女児)が誕生した。しかし、その矢先となる今オフ、三軍コーチを辞任。「フリー」となった。片岡の今季の年俸は1500万円(推定)。昨年のオフシーズンに二軍から三軍コーチに“降格”した際の年俸は変わっていないが、ベッキーと結婚した’19年、なぜか1800万円(推定)から300万円ダウン。ちなみに、現役時代の最高年俸は西武ライオンズ時代、’11年の1億7000万円(推定)だった。当時に比べ、今の給料は10分の1以下になったことに。世間一般からみれば、年収1500万円は薄給とはいえないが、一流芸能人としてバリバリ稼いできた妻としては少し物足りない数字かもしれない。「ベッキーは結婚後、“夫の給料が少ないから、毎朝お弁当を作っているの”と、冗談めかして周囲に漏らしていたそうです。今は2人の子供もまだ小さく、ベッキーは母として、また家族の大黒柱として家計をうまくやりくりしているのでしょう。ただ、球団から離れればその固定給もなくなる。片岡はこれから野球教室で臨時コーチを務めたり、アマチュア野球の資格を取って高校野球の指導者も目指すようなので、収入自体はコーチ時代よりは減る可能性が高い。ベッキーファミリーの節約生活は今後も続きそうです」(スポーツ紙記者)■ベッキーが家庭の稼ぎ頭に?片岡の兄は日本大学野球部の片岡昭吾監督。今年1月に就任ばかりの新任だ。片岡もデーブ氏のYou Tubeチャンネルでもこう言っていた。「アマチュア野球の資格を取って、今ちょうど兄貴も日大の監督をやっているので、高校とか大学とかいろんなところを見に行く機会があればと思っています」今年1年間、片岡がコーチを務めていた三軍は、故障中の選手や育成選手がほとんど。育成の若手は基本的な動作ができない選手も多いが、にもかかわらず練習より試合を多く組まれることで練習時間が少なくなったり、二軍や一軍に呼ばれる際、打撃が重視されるケースが多い。そういったシステムに対して片岡は疑問を持っていた。「片岡は“何より守備が大事。打つだけでは野球選手として長くやっていけない”という考えの選手だった。’08年にはリーグワーストの11失策を記録してしまったが、同時にベストナインも受賞。守備の大切さや難しさを痛感している。それなのに、いくら守備の重要性を若手選手に説いても、バッティングばかり練習するので“もう無理だ”と自分の指導に限界を感じていたのでしょう」(前出・スポーツ記者)デーブ氏の動画では早朝に子供と公園に散歩へ行く中で「パパ友ができた」と笑顔で明かしていた片岡。しばらくは主夫として家庭を支え、稼ぎ頭はベッキーになりそうだ。
2021年11月18日●妊娠中のベッキーの元へ通い制作! 親友・上戸彩も納得の仕事ぶりタレントのベッキーと若槻千夏が、ファッションでコラボレーション。若槻がデザイン・プロデュースを務めるアパレルブランド「WCJ」でのコラボで、若槻のオファーをベッキーが快諾し、「WCJ+B」として全9種を発表した。16日に2人を直撃し、コラボの経緯や互いの仕事ぶりについて話を聞いた。コラボアイテムは、これからの季節に活躍する配色ウールチェックコートやニットコンビデニムジャケットなど、落ち着いた色をベースにベッキーならではの配色や、ロゴ、素材にもこだわり、「WCJ」らしい使いやすい機能面も採用して制作。すでにWCJ OFFICIAL WEB STORE にて発売はスタートしている。コラボレーションの経緯について若槻は、まずは「ラジオ番組で話したい人を呼んでくださいというオファーがあった」と言い、「ベッキーさんがパッと浮かびました。15年間会っていなかったので仕事の話がしてみたくて、ダメ元でオファーしたらOKしてくださったんです」と明かす。ただ、「ラジオは短かったのでウチの会社でお茶でも、となって、その時洋服を見てくれて。『いいな、いつか作りたいな』と言われていたので『今作りましょうよ』と詰め寄りました(笑)」と顛末を明かした。その場で誘いを受けたベッキーも「うれしかったです」と感激したそうで、「これまでの洋服のコラボは全部受け身で、やりたいけれどブランドを自力で立ち上げる力はないので、オファー待ちみたいなところがありました。もともとWCJのインスタを見ていておしゃれだなと思っていたので、すごいタイミングでお話をもらったなと思いました」と述懐する。若槻とのコラボの感想についてベッキーは「ただの洋服屋さんでした(笑)」と仕事ぶりに驚いたそうで、「もうちょっと間にいろいろな人が入って千夏ちゃんは遠くから眺めているだけなのかと思ったら、私の家に素材を持ってきて、何度も足を運んでくれて。素材のチェックを一緒にしました。この人はプロのタレントであり、プロのお洋服屋さんだなと思いましたね」と若槻の仕事への向き合い方に感心したという。若槻は「ベッキーさんのお腹が大きい時期だったので、来てもらうのではなく持って行ったほうがいいだろうと思い、サンプルが出来次第持って行って通いました」とその理由を説明する。「これはお互い表側の人間なので成り立ったと思う。ここにアパレルブランドが間に入っていたら、ベッキーさんが落ち着いてから、みたいな話になると思う。家に行くって相当図々しいこと(笑)。私たちだからできましたね」と語った。ベッキーも「スピード感が同じなのもよかったです」と若槻との仕事は充実していたそうで、「生まれる前にやろうとパンパンな時に来てくれたのですが、共通の友だちである上戸彩ちゃんが『ふたりのスピード感が同じすぎる! 早い!』とすごく言っていました(笑)」と上戸彩も驚いたそう。若槻は3月にベッキー宅に通い始め、プロジェクトのスタートは4月。8月にアイテムの撮影が終わり、3カ月くらいで完成に漕ぎつけた。具体的なコラボの内容について若槻は「私とベッキーさんのコラボというよりも、私のブランドとベッキーのコラボなので、100パーセント、ベッキーさんのデザインです」と事情を説明。「私が普段の作る服との世界観とまったく違うので、作っていて面白かったです。私はベッキーさんがデザインした服を作る裏方の仕事をしただけなので、アパレル10年なのですが、違う作り方の刺激を受けました」と説明する。具体的には「組み合わせ」に刺激を受けたそうで、若槻は「アパレルが長いと、こういう組み合わせが売れる、頭の中で黒を作っておけばいいみたいな(笑)。そういう頭になっていたんですが、ベッキーさんは服が好きなんですよ。気が利く方なので『どっちのほうが需要があるかな?』と聞いてはくるのですが、でも一切私は封印してとにかくベッキーさんの世界観を知りたかった。自分らしさみたいなものを表現できる服作りを今後私もやらなくちゃという刺激を受けたので、今年の秋冬は黒が少なめです(笑)」とベッキーの好影響を早くも受けているという。●「ベッキーさんの背中が押せれば…」若槻の情熱にベッキー感謝出来栄えについてベッキーは「めちゃくちゃ気に入っています!」と満足している。「とても楽しかったですし、大げさかもですが、本当に人生観が変わった。洋服を作りたいという気持ちが爆発中です」と前向きだ。制作へのこだわりも強く、「ちゃんと自分がかわいいと思えることと、デニムやニットなど異素材を組み合わせることが好きですし、今までは蛍光色や原色だった思うけれど、アラフォーみたいなちょっと落ち着いた方たちも着やすい感じにしました。ヴィンテージ感にもこだわって、理想通りの色を出してくれたWCJさんにびっくりしています」と感謝した。若槻いわく「ベッキーさんがほしいものをカタチにしている」そうで、リュックも世のお母さんが使いやすいそうな工夫がなされている。自身にも子どもが生まれたからこその優しさだ。「それは大きいですね。こういうものがあればいいのにって思うんです。千夏ちゃんも『ベッキーさんがほしいもの作ればいいんですよ』と言ってくれたんです」と明かす。若槻も「ベッキーさんが私物で使うものしか作っていないですね」と今回のコラボアイテムのコンセプトを説明する。「世の中の人が喜ぶだろうなという目線では作っていなくて、ベッキーさんがほしいものはファンの方もほしいだろうなと思っていたくらいです。なのでビジネスとしてまったく考えていないですね」と本音を明かすと、ベッキーも「媚びていないです(笑)。媚びずに自分の作りたいものを作らせてもらいました」と正直な気持ちを語った。しかし、ビジネスの採算は度外視みたいな発想はどこから来ているのか。アパレルの世界で10年生きてきた若槻に真意を尋ねると、「ちょっと正直に言いますと……」と説明を始めた。「ラジオの時、ベッキーさんはいろいろやりたいことはあるけれど、落ち着いてからかなみたいな感じだったんですよ。お子さんもお腹にいましたし、未来計画的にゆっくりやろうかと。でも、15年前のベッキーさんは、これもあれもと口にバンバン出す人で、『あれ違うじゃん』って、私言いましたよね(笑)?」とベッキーへの思いを吐露したという。「なんで弱気になってんだろうというのはありました。あこがれで目標としていた人が、モチベーション的に15年前と違う感じを見て、『ベッキーさんできるから! ベッキーさん口に出した言葉、全部叶えて来たんだからもう1回口に出しましょう!』と(笑)。そこから始まったんです。だから売れなくてもよくて、ヘンな話、ベッキーさんの背中が押せればいいんですよ」と説明した。ベッキーも情熱をぶつけられ「びっくりしました」と言う。「地元の後輩に呼び出されて『なにやってんすか、先輩! みたいな(笑)。背中を押すのではく、お尻を叩かれた感じの、目が覚めたというか、私のチーフマネジャーじゃないのかっていうくらい、私の方向性を考えてくれてありがたかったですね」と感謝する。「本当に世界観が変わったし、さっきは抑えめに言いましたけど、絶対に自分のブランド立ち上げると思いました。いつか作りたいと思っています」と目を輝かす。15年前のあこがれの人を応援したい。その気持ちはわかるが、なぜそこまで推すのかと若槻に聞くと、「不思議でしょう?(笑)。私も不思議なんですが」と前置きした上で、「今テレビなどに出させてもらっていますが、ライバルがいないんです。同世代がいないことが一番大きくて、みんな下の子になって、ライバルという相手がいない。なのであこがれている人にまたMCをやってもらいたいと思いました。また私が目標にしたい! じゃないけれど、もう1回あのすごさを見せつけてやりたい(笑)」とベッキーへの思いを伝えるも、当の本人は「これだけハードルを上げられたらMCはしたくないですよね(笑)。まずはロケから楽しくしたいです」と苦笑い。若槻も「でもこれだけ言っていてベッキーさんがいざMCの番組に私が呼ばれなかったらマジでゾッとしますよね(笑)」と、最後は悲しい未来を想像して笑いを誘っていた。
2021年09月17日写真左から東出昌大、福原愛、ベッキー、渡部建相次ぐ芸能人の不倫報道。中でも一途、まじめ、誠実……と浮気とかけ離れたイメージを持つ芸能人の過ちはインパクト大!主婦1000人にもっとも衝撃を与えた不倫とは──。■小さいころのイメージと違いすぎる主婦1000人が選んだ“イメージとのギャップに驚いた”芸能人の不倫騒動。2位と100票以上の差をつけての1位は、福原愛!「3月上旬、夫で卓球選手の江宏傑さんのモラハラに耐えかねて愛ちゃんが離婚を決意していると『週刊文春』が報じました。一方で『女性セブン』は、夫と子どもを台湾に残した愛ちゃんが横浜で一般男性とデートを楽しんでいる写真を掲載したんです」(スポーツ紙記者)福原は不倫報道に対して、「誤ったゴシップ」だと否定したものの、「彼女は一般男性とホテルに宿泊したことについて“別々の部屋に泊まった”と苦しい言い訳をしています」(同・スポーツ紙記者)天才卓球少女として一世を風靡した福原。日本中がその成長を見守った“国民の娘”による限りなく黒に近い不倫報道に、アンケートには驚きと落胆のコメントが並んだ。「小さいころのイメージと違いすぎる。ガッカリ」(53歳)「仲のよい家族写真をよく見ていたから、かなりショックだった」(44歳)「清楚そうで夫とラブラブだったのに。なんとなく裏切られた気分……」(46歳)60歳以上の主婦からの声はより厳しく、「旦那がモラハラでも、不倫するのは納得いかない。子どもはどうするの!?」(67歳)「童顔で優等生に見えていたけど、尻軽女だった」(61歳)「“泣き虫愛ちゃん”から全然成長していない!単なるわがままな女でしょ」(65歳)だが、前出のスポーツ紙記者からは彼女をかばう声も。「何も理由なく、愛ちゃんが不倫するとはとうてい思えない。ちょっと心配です」報道陣に対して常に神対応を心がけてきた福原。テレビ局関係者もこう話す。「僕らは愛ちゃんが小さいころからずっと追いかけていました。彼女はどんなに疲れていても嫌な顔ひとつ見せずに取材に応えてくれた。その恩もあってか、メディア関係者からは彼女を責める声はわりと少ないんです」福原びいきのマスコミを巻き込んで、名誉挽回の“サー!”を決められるか──。■テレビでの妊娠報告も「無神経すぎる!」2位にランクインしたのは、ベッキー。’16年1月、人気ロックバンド『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音との不倫が報じられた。優等生のイメージが強かった彼女に対する反響は大きく、「明るく、善人のように振る舞っていたクセに、不倫していたとはけしからん!」(69歳)「見た目が清純そうなだけに気持ちが悪かった」(55歳)と辛辣な声があふれた。3月14日放送の『行列ができる法律相談所』(日本テレビ系)で、ベッキーは第2子妊娠をにこやかに報告したものの、「他人の家庭を壊しておいて、よくテレビで報告できるよね。無神経すぎる!」(42歳)「元気なベッキーはもう見たくない」(65歳)と批判がおさまらない。ここまでイメージを悪化させた原因は、謝罪会見での発言がのちにウソだとバレたから。「ベッキーが会見で“ふたりは友人関係”と説明した1週間後に、不倫を報じた『週刊文春』が続報で彼女と川谷さんのLINEでのトーク画面を掲載。そこには《友達で押し通す予定!笑》《逆に堂々とできるきっかけになるかも》というやりとりがありました」(前出・スポーツ紙記者)この一件を思い出す人が多いようで、「最近、バラエティー番組に出始めているけど、目が笑っていない」(56歳)「どうしても裏でほくそ笑んでいる彼女のイメージがぬぐい去れない」(42歳)もはやギャップの払拭は不可能。ダーク・ベッキーとして性格の悪さを売りにしていくのもアリ!?■さわやかボーイの不貞行為にドン引き!3位は、東出昌大。昨年1月、映画で共演した唐田えりかと約3年間も不倫関係にあったことが発覚した。ベッキー同様、東出も清純派のイメージが強かったため、「さわやかボーイの東出くんでも浮気するんだ……。もはや不倫していない男はこの世にいない!」(41歳)と、男性全体を嫌いになるほどのショックを受けた人も。だが、もっとも多かった声が“杏ちゃんという妻がいるのに……”。前出のテレビ局関係者はこう話す。「女性から圧倒的な支持を得ている杏さん。そんな彼女との間に子どもが3人もいるのに、なぜあの好青年くんは裏切ったのか──。不倫発覚後の会見で、女性レポーターたちにボコボコにされている彼の姿が記憶から消えませんね……」4位になったのは東出同様、水泳界の好青年キャラだった瀬戸大也選手。昨年9月、キャビンアテンダントの女性と白昼堂々、ラブホテルに入る現場写真は衝撃的だった。アンケートでも、「さわやかな好青年とかけ離れた行動。正直、驚いた!」(50歳)「きれいな妻に一途な男だと思ったのに……幻滅」(41歳)前出のスポーツ紙記者は、「愛ちゃんもそうですが、スポーツ選手はスポーツマンシップという言葉があるように“正々堂々”というイメージが強い。隠れてコソコソする不倫は真逆の行為のため、世間もギャップを大きく感じる」ゲスすぎる行為に世間をドン引きさせた渡部建が5位。複数の女性と関係を持ち、そのうちのひとりとは六本木ヒルズの地下駐車場にある多目的トイレで事に及んでいた。「これが男の本性!?2度と顔を見たくない!」(50歳)「スペースの広いトイレに入ると彼の顔が浮かぶ」(45歳)と、いまだに拒絶状態。ギャップが大きければ大きいほどイメージ回復は困難。彼らの笑顔をまっすぐ受け止められる日は来るのか。
2021年03月27日お笑い芸人アンジャッシュの渡部建さん(48)が、またしても炎上しています。ことの顛末は、GWの日テレ特番「行列のできる法律相談所」スペシャルに彼が復帰出演する“かも”という情報がリークされたこと。すると、ネット上では三度の炎上。そして日テレ社長の定例会見で、これが完全否定される形となりました。渡部さんといえば2020年6月に六本木の多目的トイレなどで複数女性と不倫しているのがスクープされ、社会人としての規範が問われる炎上を経験。その後、活動を自粛していました。謝罪会見などの対応が遅れたこともあり、その後にシレッと年末特番で復帰するかとおもいきや……。これも事前にリークされ、炎上。そして出演取り消しとなっていました。さらに今年に入って豊洲市場で無償アルバイトしていると報じられたところ、「市場のアルバイトで禊のつもりか?」といった批判が。そして、またしても社会復帰が遅れる形となりました。謝ってもおとなしくしていても、反省を行動に表しても炎上する渡部さん。たしかかに彼がやったことは、社会人としてモラルに欠ける部分ではありました。ただここまで徹底して許されないのは、彼の今まで抱かせたイメージが大きく関係しているように思います。そしてそのイメージは、5年前のベッキーさん(37)に対する執拗な炎上と似ている部分もあるように思います。■優等生は好かれるけど、優等生キャラは好かれないもともとの渡部さんのイメージを称する際、おそらく多くの方は「器用」「多趣味」「食えない」といった小器用さを思い出すのではないでしょうか。それは芸人という立場にはふさわしくないほどの優秀さであり、実際に彼の活動はタレントや文化人的な立ち位置を求められることが多い状態でした。器用という意味で、いわゆる優等生キャラの立ち位置にいた渡部さん。しかしこの優等生っぽい人がスキャンダルを起こすと大きく炎上する流れは、すでに5年前からありました。ベッキーさんがその象徴です。明るく誰からも好かれ、そして器用に立ち回るという万能感をもって人気を博していました。しかしそんな彼女の二面性が当時明るみになり、長きにわたって炎上することになったのです。このように器用に立ち回るタイプの人ほど「腹黒さ」という本来的に誰もが持っている人間らしい弱さが見えると、人は「器用に美味しいところを持っていっていた姿を懺悔しろ」と言わんばかりに強者(のように見える人)の弱点を叩くのかもしれません。ネットは今でこそ誰もが使うツールになっていますが、もともとは“弱者の声をきちんと拾い上げて強者に対抗させる”という側面がありました。小器用に立ち回る優等生キャラはまさしく社会においての強者。そんな彼がまたしても器用に復帰しようと見える姿は一定層にとって脅威であり、不快感を覚えさせるのかもしれません。■反省の最短ルートを模索すると、遠回りになるジレンマ渡部さんの謝罪、反省、更生、そして復帰。全てが裏目に出てしまっている状況です。おそらく本来の才である器用さを発揮しようとすればするほど、誠実に向き合っていこうという印象が薄れて伝わってしまうのかも知れません。知恵と器用さを用いた“最短ルート”で復帰しようと模索する姿は、こういった状況になると逆に「反省していない」と見えてしまうのかも。反省して早く社会復帰を果たしたいのに、結果として復帰が遠回りになってしまうと思います。彼の批判の声を見ていると反感の温度やキッカケはもはや、あら探しでしかありません。個人的には、ここまで批判され続ける彼を不憫だと感じます。だからこそもう外野を無視してでも前につき進むか、原点回帰から再スタートをすれば良いと思っています。特番からの復帰は、一般人から見ればボーナスカードを切るようなもの。もちろん、そういったチャンスをもらえるだけの実力と人望があることは素晴らしいこと。ただ渡部さんなら芸人としての活動を一からスタートするのが、1番遠回りに見えて近道だったりするのかもしれません。(文:おおしまりえ)
2021年03月25日(左から)豊原功補、中村芝翫、小室哲哉、近藤真彦アラフィフ男の不倫は芸能界だけでお盛んなわけではないんです! 男性の浮気率は20代でピークを迎え50代で再上昇するという。なぜ不倫するの!? その問いに彼らが出した答えとは──。世間をたびたびにぎわせる芸能人の不倫報道。最近では、五輪2大会連続メダリストで元卓球選手の福原愛(32)のお泊まり不倫疑惑も取りざたされている。だが、不倫をする芸能人は男性が多く、特に50代に目立つ。とある企業が’13年に行った調査によれば、男性の浮気率は20代がピーク。その後いったんは低下するものの50代になると再び上昇する、というのだ。芸能人でも俳優の豊原功補や近藤真彦、辞任を表明した静岡新聞社の大石剛社長のW不倫疑惑などアラフィフ男性の不倫報道も実に多い。アラフィフ男性はなぜ不倫に走るのか。その現実と心理を詳しく追っていく。■1人目──EDおじさんの「ご褒美不倫」「彼女との出会いは、行きつけのスナックでした。趣味の旅行や食べ歩きの話題で盛り上がったのがきっかけ。よくある話ですよ(笑)」千葉県内で不動産業を営むコウジさん(仮名・54歳)は打ち明ける。高校生の長男を持つコウジさんは現在、ひと回り以上年下の彼女の美嘉さん(仮名・32歳)との恋を楽しんでいる。「彼女は、若いころの岩崎宏美に似ているんです」そう鼻の下を伸ばすコウジさん。しかし、はじめから不倫関係にあったわけではない。「ほかの常連客を含めた複数人でランチに行くそんな“健全”なデートから始まりました。やがて彼女からビジネスの相談も受けるようになり、僕が思う以上に仕事熱心な人だと気づきました。業種は違えども、僕も経営者のはしくれ。今の彼女は若いころの自分を見ているようで、熱く語ってしまいました」──もっと彼女の役に立ちたい。頼られたい。そんな思いがコウジさんに芽生えていった。そこからふたりが男女の関係になるには、さほど時間はかからなかった。実はコウジさん、この不倫が初めてのことではない。「30代のころ、火遊びをしていた時期もあります。当時、妻は子どもにかかりきりで、家に居場所がなかった、というのは言い訳ですよね(苦笑)」そんな前科者にも人知れぬ悩みはある。「最近アッチの調子がイマイチで……先日、バイアグラを処方してもらいました。効果はテキメン、1度は半日以上も持続しっぱなしで、彼女も悲鳴を上げていましたね(苦笑)。錠剤はいつもピルケースに忍ばせていますよ」先日は出張先に美嘉さんを呼び寄せ、逢瀬を楽しんだと語る。その表情に罪悪感は見られない。「彼女といると忘れていたトキメキを思い出すんです。妻も大事ですし、離婚はしない。褒められたものじゃないですが、この恋は人生のご褒美と思って楽しむつもりです」なんとも勝手な“自分へのご褒美”である。■2人目──あくまで親友、元カノと「再会不倫」「家のローンのメドもついたし、子どもも成人した。生活にはなんの不満もない。でもあるときふと『俺の人生これで終わりなのかな……』と考えてしまう瞬間があるんです。そう思った矢先、地元の飲み会で再会したのが、高校時代の元カノでした」そう語るのは埼玉県在住の会社員、弘樹さん(仮名・53歳)。高校時代には、校舎の窓ガラスこそ壊さないものの、夜な夜なバイクで走り出し、流行りのディスコで踊り明かしていたいわゆる“ヤンチャなタイプ”だった。そんな彼が当時ナンパをして付き合っていたのが同い年の元カノ・由紀乃さん(仮名)だった。「金髪だった彼女も今や2人の孫を持つおばあちゃん(笑)。30年近く音信不通だったのに、会話のノリはあのころのまま。付き合っていたときは、お互いガキだったからケンカも多かったけど、今はなんでも話せる仲ですね。妻には言えない本音も、彼女にはついつい漏らしてしまうんです」ときに国道沿いのラブホテルに赴き、身体を重ねるふたり。しかし「それも会えば必ず、というわけじゃないんです」と弘樹さん。「世間が想像するようなロマンチックな関係とも少し違うんですよね。心身ともにコミュニケーションをとれる異性の親友といえばいいのかな。お互い“家庭は第一”ですしね」取材後、弘樹さんは迎えに来た由紀乃さんの車にそそくさと乗り込んでいった。■3人目──いつまでも若い「肉食ギラギラ不倫」「コロナ前までは、彼女は複数人いるのがスタンダード。毎週1人ずつデートしていましたね。このご時世、あまり飲みに行けないのでデートはランチばかりですが(笑)」そう語るのは、グラフィックデザイナーの泰輔さん(仮名・58歳)。同業者の妻は同い年、2人の娘たちはいずれも結婚し、半年前には初孫が生まれたばかりだ。「仕事柄、きれいな女性に会う機会も多いのでセクハラにならない程度に口説いていますね。アラサーの女性は未婚既婚にかかわらず、なにかと悩みが多い年ごろなので、ゴハンにも誘いやすいんです」デートは美術館や映画など文化的催しに連れ出すのが泰輔さん流だ。「ついウンチクを語ってウザがられないように気をつけていますね(笑)。ホテルもラブホは使わず、お台場エリアのシティホテルでいざとなったら“打ち合わせ”と言えるようカムフラージュしています」そんな泰輔さんの日課は、毎朝のランニングだ。「最近は、断糖ダイエットも始めました。あまり大声では言えませんが、恋は“人生のサプリ”。いつまでも若々しくいるため、僕にとっては欠かせないものです。妻も妻で年下の男子とデートをしているようですが、お互い、そこはあえて触れず、家庭生活を送っていますね」では、冒頭でもあげたが、アラフィフ芸能人男性の不倫事情はどうか?■不倫のタイプは4パターン芸能界の事情に詳しいライター、仁科友里さんは次のようにカテゴライズする。「(1)根っからの女好きタイプ(2)昇進記念タイプ(3)リベンジ不倫タイプ(4)ギンギラギン不倫と50代男性芸能人は大きく4つに分けられます」(1) 根っからの女好きタイプ──小室哲哉根っからの女好きで不倫は男の権利だと思っているため何度も繰り返す。自分勝手で家族のことにも無関心。離婚後も養育費を払わないなど、妻子を顧みないタイプも多い。罪悪感もなく、貞操感覚がずれている。ほかにも渡辺謙や石田純一も分類される。(2) 昇進記念タイプ──中村芝翫いい仕事をして、昇進したご褒美が不倫だと思っている。歌舞伎など伝統芸能の世界では襲名後。一般人では中間管理職が出世したタイミングでしがち。愛人が男の芸や仕事のフォローをすることも。“ご贔屓筋”やホステスなど、プロの場合が多い。(3) リベンジ不倫タイプ──豊原功補若いころはパッとしなかった、たたき上げに多い。年齢を重ね成功したことで、当時は高根の花だった同年代のマドンナと愛人関係になり、青春をリベンジしているタイプ。「妻と別れる」と言っておきながら実はその気もないような汚いタイプが多い。(4) アンチエイジングギンギラギン不倫──近藤真彦女好きであることは否定できないが、いちばん好きなのは自分。女性がエステに行って若さを保つ感覚で、不倫を繰り返す。いちばん大事なのは自分なので、不倫がバレても離婚するつもりはないし、相手の女性をばっさり切り捨てることも一般人でいちばん多いのが(2)のタイプ。昇進とともに気が大きくなったり、時間ができたことで理性というタガがはずれて不倫に走ってしまうようだ。(3)のタイプは、同窓会をきっかけに不倫関係になると言われている。愛人も人生のステータスだと曲解する。ちなみに(3)(4)のタイプは若いころモテなかったコンプレックスも手伝って不倫となる。(1)のタイプはいちばん結婚に向いていないはずなのに、何度も結婚を繰り返すのも特徴。仁科氏いわく、「不倫は“する”のも“される”のも圧倒的に女性が不利な状況」まずは「する」場合。「男性芸能人は不倫がバレても社会的な制裁は甘く、大みそかにバラエティー番組でお尻を叩かれたら終わり(苦笑)。しかし不倫相手だった小泉今日子やベッキー、矢口真里らのケースを見てもわかるように女性は仕事への影響も大きく、世間からの風当たりも強いのが現状です」(前出の仁科さん、以下同)夫に不倫“された”ワイドショーでは、不倫された妻を執拗に追いかけ、“されたほうが悪い”と報じる傾向があった。最近では露骨な報道は減ったものの、これも不倫における男女格差の一因だ。「前述の(2)のような場合は、女性側もいろいろと我慢をして積み上げてきた経緯があるので、“ここで離婚をしたら、これまでの自分の苦労が水の泡になってしまう”と耐え忍んで、離婚を踏みとどまるケースもあります。いずれにしても男性に面と向かって文句を言ったり三下り半を突きつけることは少ないようです」さらに不倫男と付き合う女性に関しても、「既婚男性と知ったうえで付き合っているのは、女性も共犯。なのに、いざ明るみに出たら、被害者ヅラをするのには、違和感がありますね」と仁科さんはピシャリ。■最後のひと花を咲かせたい……さらには世間からの注目度には大きな差はあるものの、一般人も芸能人もアラフィフ男性が「不倫に走るマインド」には共通項があるという。漫画家でラブホテル評論家の日向琴子さんは語る。「50代は仕事もプライベートも一段落し、“最後にもうひと花咲かせよう”と考えてしまう時期。自らの加齢を認めながらも、心の中では“まだまだ男として見られたい”という欲もくすぶっています」しかし「もうひと花!」と気ばかり急いても、身体は追いつかないのが、悲しき中高年のサガ。「アラフィフ男性にとって深刻なのは、男性機能の衰えです。よく“長年連れ添った妻とでは、勃たないよ”と口にする男性もいますが、なにもほかの女性だったら勃つわけではありません。正確には“勃たない自分を妻にだけは、見られたくない”と考えている」(前出・日向さん)普段いくら家でだらしない格好をしていても、ベッドではカッコよくありたいと願うのが男性の心理。「私の知人のアラフィフ男性にも“行きずりの女性なら、もし勃たなくても『旅の恥はかき捨て』ができるので精神的なダメージは少ない”と語る人がいましたね」(前出・同)万一、ダメだったら立ち(勃ち)直れない──。けっして不倫の免罪符にはならないが、男性が抱く「勃起へのこだわり」は、女性が思う以上の切実さをはらんでいるのかもしれない。では、不倫をする男性の末路とは一体どのようなものか。「一般には“妻にも不倫相手にも見捨てられて寂しい老後を送る”と思われがちですが実は世の中、そう単純ではありません(笑)。特に前述の(1)のような女好きタイプの男性は、根っからの寂しがり屋。あの手この手で女性を口説いて、口説かれた女性側もなんだかんだ情にほだされて、面倒を見てしまう例が多いです」(前出・仁科さん)また日向さんは、「アラフィフともなれば、子どもも成人して、たとえ離婚をしても養育費の心配もない。そのため不倫相手と再婚をして第2の人生を考えるケースも少なくないようですね」ときに理屈だけでは割り切れないのが、恋というもの。しかし身勝手な行為で、妻や子ども、仕事関係者を裏切り、大切な人を傷つけることは、決して許されない。「男性も女性も、身近な幸せにきちんと気づけた人が、最終的に幸せになります。あれもこれもと目移りをして不倫に走るのではなく、まずは今の生活に満足すること。『足るを知る』ことが大切ですね」(前出・日向さん)幸せの青い鳥は、すぐそばにいるのだ。お話を聞いたのは……仁科友里さん●フリーライター。週刊女性PRIMEにて『ヤバ女列伝』を連載中。週刊誌などにタレント論や女子アナ批評などを寄稿。ほかにも婚活相談に応じるなど幅広く活躍日向琴子さん●ラブホテル評論家、コラムニスト、漫画家、Webテレビ局の経営など多彩に活躍。2020年末に仏教の高野山真言宗別格本山「清浄心院」で行われた得度式にて出家
2021年03月22日タレントのベッキーさん(37)が、第二子を妊娠中であると明らかになりました。ベッキーさんといえば、5年前の2016年1月に不倫が発覚。そこから芸能界の不倫バッシングのブームを生み、ご自身はタレントとしてのイメージを大きく崩すこととなりました。現在は第一子の子育てをしながら、タレント活動をしているベッキーさん。めでたい第二子妊娠ということで、もう5年も前のできごとは過去のことになっているかと思いきや……。いまだアンチはちゃん健在。ネットの掲示板には「なんでまた出てくるの?」「ひっそりしてればいいのに」「あれ以来ずっと不快」といった心ないコメントがあり、またベッキーさんのSNSにも不快を示すようなリプライがついているのを確認しました。悲しいリアクションに筆者も心を痛めてしまったのですが、ふと思うのは「なぜ、アンチは時間がたっても相手を攻撃し続けるのか」という疑問です。たとえスクープがあって、当事者をそのとき嫌いになったとしましょう。しかしその反感の熱量を保ち続け、批判の声を上げ続けるのはとてもエネルギーがいることです。数年が経ったことで数こそ減ってはいるのですが、一部の心ないユーザーは今も残っています。その心理はどこにあるのか、考えてみたいと思います。■時間がたっても批判し続けたくなる理由「好きの嫌いは無関心」「好きと嫌いは表裏一体」とは良くいったもの。アンチとは何かのはずみで相手を嫌いになってしまっただけで、実はファン予備軍とえるのでしょう。嫌いを原動力にして相手に接触をはかるって、それだけでエネルギーを消費します。またタレントのファンとアンチはある程度、比例して増えるのが常といわれています。ベッキーさんの件で考えてみると、もともと彼女は多くのファンとアンチを抱えていました。だから長期間にわたって批判が残るというのも、それだけ熱量高く人の関心を集めるパワーがあるということの裏返しなのでしょう。とはいえ、5年も前の感情を温存できるのはなぜなのか。その理由の1つはその人が凄い嫌な奴……という話ではなく、そもそも感情には時間軸がないからです。何なら人は、10年20年前の恨みすら根に持ち続けることができます。つまり5年前の不倫報道に「信じられない!裏切られた」と感じ、その感情がご自身の個人的な体験や感覚と強く結びついている人ほど彼女のニュースを目にするたびに不快な感情も再燃させ続けるのです。■相手を負かしても感情はキレイに消えないアンチが望んでいることは、基本的には叩いた当事者がダメージを食らうことです。でも残念ながら自分や複数人が誰かを叩いて相手がダメージを受けたとしても、あなたの中のネガティブな感情は消えません。消えないどころか、相手に具体的な攻撃でダメージを食らわせたことへの罪悪感が上乗せされていく。そしてさらに、ご自身を苦しめることのほうが多いでしょう。最近であればアンチに法対応をする芸能人も増えたので、物理的なダメージが返ってくるかもしれません。つまり叩くことのメリットはご自身のなかで湧いた負の感情を、今この瞬間だけ正当化させて発散できる。たったそれだけであり、長い目でみるとあまり良いことがないです。むしろ誰かを見たときに感じる負の感情は、自分の中にある嫌悪感や思い込みと向き合って自分を深く理解するチャンスだったりします。なにはともあれ負の感情は抱かれた人だけでなく、抱いた本人にも実はダメージを残します。不倫という行為は賛否判断が分かれることですが、そこに並々ならぬ負の感情を持つということは何か自分の中に引っかかるポイントがあるのかも。そう思えると、また見えてくる世界も変わってくるのかもしれません。(文:おおしまりえ)
2021年03月20日ミュージカル『ウェイトレス』の日本初演が、3月9日に東京・日生劇場にて開幕した。開幕に先駆け囲み取材が行われ、出演する高畑充希、宮野真守、宮澤エマ、LiLiCo、浦嶋りんこが出席した。本作は、映画『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』(’07年)をベースに製作されたブロードウェイミュージカル。とびきりのパイを出すと評判のレストランを舞台に、ウェイトレスのジェナ(高畑)をはじめとする女性たちの人生の岐路を描いた作品で、全米ツアー公演やロンドン・ウェストエンド公演なども行われる大ヒット作となった。主演を務める高畑は開幕にあたり、「どうなるかわからない中でみんなで一生懸命やってきました。やっとお客さんと一緒にこのミュージカルを楽しめるんだ、とかなりワクワクしています」と笑顔。高畑は海外でも本作を観劇しており、「最初はニューヨークで拝見して、あまりに面白くて感激して、もう一回観たくてロンドンで観て、そしたらまたもう一回観たくなって(笑)、ニューヨークに行って観ました。何度観ても楽しい作品」と絶賛。宮澤も同じく観劇しており「楽しいし、歌もキャッチーだし、だけど話はすごくディープ。なにひとつ共感するシチュエーションはないのに、大号泣ってこういうことかな!?ってくらい泣きました。向こうではパイも売っていたので、パイをむさぼりながら泣きながら観て、劇場を出る時は浄化されるっていう(笑)」という体験を告白。共に日本初演に出演できる喜びを語った。宮野は、高畑演じるジェナの不倫相手となるポマター医師を演じるが「充希ちゃんと対面すると、物語の登場人物に自然となれる。それが楽しくてしょうがない。劇中では本当にポマターとして喋ってるし、ジェナとして話しかけてくれるんです。当たり前のことなのですが、それができるってなんてすばらしいんだと思いました」。ミュージカルは今作が初挑戦のLiLiCoは「50歳にしてデビューします!お稽古ではポンコツでしたが、みんながいろんなことを教えてくれました」と明かし「コメディですが、感動できるところもいっぱいあるすごくいい作品です。早くみんなに届けたいです!」と気合十分。LiLiCoとWキャストで、ウェイトレス仲間として姉御肌としてジェナに時に厳しくアドバイスを与えるベッキーを演じる浦嶋は「お客様が劇場に入って、お客様のお声や拍手が聞こえる中で上演できる喜びを噛み締めたい」としみじみ語った。高畑が「お客さんが入ってやっと最後のピースがはまる感じ」と開幕を待ちわびた本作。公演は3月30日(火)まで日生劇場にて上演中。文:中川實穂
2021年03月10日あだ名付けの天才・有吉弘行ここ最近、話題を集めている、小学校など教育現場での“あだ名禁止”問題。いじめにつながるおそれがある、というのが理由らしいが、あだ名やニックネームは、親しみを込めて名付けたり呼んだりする、プラスの要素も大きい。そのため、さまざまなメディアでこの“あだ名禁止”をめぐり、議論が繰り広げられている。■“見た目いじり”で命名された高木ブーところで、芸能界は古くからあだ名やニックネームが当たり前のように使用される世界である。最近でも、みちょぱやフワちゃんなど、ニックネーム的な芸名を使用する人気者も多数いる。今回の話題の発端は、クラスメートなどに、身体的特徴や不名誉なことなど、本人が嫌がるようなあだ名をつけてしまうことがあるという点だが、芸能界にはこういう例は昔から存在する。「高木ブーさんなんかは、ズバリその見た目で、クレージーキャッツのハナ肇さんが命名した、“見た目いじりの代表”のような名前ですし、たけし軍団も、ギリギリのラインの名前をノリでつけられています。ジャニーズのグループ名だって、ジャニーさんから最初に聞かされたとき、戸惑ったというエピソードは結構ありますしね。パワハラにつながる可能性もあるため、本人が嫌がれば無効になるようなことも今後は出てくるのでしょうが、そういう文化です」(芸能記者)「おしゃべりクソ野郎」(品川祐)「クソ煮込みうどん」(狩野英孝)「元気の押し売り」(ベッキー)「月9バカ」(木村拓哉)「昼メガネ」(タモリ)「迫りくる顔面」(高橋英樹)近年のテレビ界でのあだ名といえば、有吉弘行ではないだろうか。彼の再ブレイクのきっかけのひとつになったのが、共演者たちに数々のあだ名をつけていったことだった。「有吉さんの付けるあだ名は、ディスりの領域ではありますが、その人の本質を臆することなく発せられたものなので、多くの人にウケました」(前出・芸能記者)■教育現場であだ名禁止令が出たら…こういったあだ名が面白いとして、そのノリが学校に持ち込まれた場合、たしかに問題が生じる可能性は考えられる。大人の世界と子供の世界では大きな差はあれど、言う側と言われる側の信頼関係が必要だと言うのは、バラエティー番組などを手がけるある放送作家。「いじりやディスを盛り込んで笑いもとるというのは、相当高いセンスが必要です。つける側はもちろんですが、これを受けて返す側にもセンスが必要なんです。あだ名にかかわらず、いじりやディスりを、いじめやパワハラ的に見せないというのは、そこにたくみなセンスと技術があるからなんです」お笑いやバラエティーの世界では、“あだ名禁止”に繋がってしまう身体的特徴などをいじって笑いを取る、“容姿いじり”が問題視されたばかりだ。たんぽぽの川村エミコは、幼少時代に「粘土」というあだ名をつけられた過去をもち、容姿について自虐ネタを披露してきたが『わたしもかわいく生まれたかったな』というエッセイ集を発売している。アジアンの隅田美保は、大御所芸人らから横顔が“靴ベラ”と言われて笑われるのが実は嫌だったと告白したことも。「そこで笑いをとるのは違うんじゃないの、という流れができました。もちろん、自らの容姿をうまく活かして笑いをとる人もたくさんいます。それがいじめやパワハラに感じられるかどうか、行き過ぎないようなラインの見極めは大事ですね」(前出・放送作家)近年は、後輩芸人やスタッフを叩いたり蹴ったり、または過激なチャレンジをさせることで笑いを取るスタイルは減少し、マイルドなものに置き換えられたりしてきている。「食べ物を粗末にしたり、外国人いじりをしたりで笑いをとるなど、さまざまなことが問題視され、変化してきました。学校のあだ名問題も、今は全面的に禁止という流れにはならないと思いますが、これが世の中的に『あだ名で呼ぶのはどうか』という空気ができたとき、テレビ界でも対応をしていくことになるのではないでしょうか」センスあるいじりが見られなくなってしまうのは、できれば避けてほしいところだ。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2021年02月25日小川彩佳アナ「やっちまったな」そんな声が聞こえてきそうだ。不倫が報じられた小川彩佳アナの夫、豊田剛一郎氏の不倫相手(ここではA子さんとする)が不倫交際の一部始終を『週刊ポスト』(2月19日号)で告白したのだ。芸能人の不倫騒動が起きたとき、報道があった後に不倫相手の女性が週刊誌に告白したり、さらにグラビアに登場したりするのはよくある光景だ。週刊誌の記者たちが編集長から、「この女性を見つけて告白させろ。できればグラビアもできるように口説いてこい」とはっぱをかけられるものだ。ただ、そういったかたちで週刊誌上に登場する“お相手”というのは、大抵がタレントや女優など芸能人(元芸能人)であることが多い。一般人の場合でも、週刊誌に登場することをきっかけに、芸能界デビューを目論んでいるような女性たちばかり。■本人以外は撮ることが不可能な写真もなぜ純粋な一般人が告白するパターンが少ないか。それは、メリットがなければわざわざ週刊誌で喋る必然性がないからだ。今回の豊田氏の相手、A子さんは、ウェブ関係の仕事をしている一般人だという。そんな彼女が『週刊ポスト』で告白するメリットがあるとは思えない。第一報でもないので、雑誌サイドからの謝礼があったとしても、高額な料金は見込めないだろう。「豊田さんの不倫をスクープした『週刊文春』では、A子さんの友人が記者に話をリークしたことになっているが、“実際はA子さんがリークしたのだろう”と疑う人も多かった。おそらく彼女の周りでもそうみている人がいるんでしょう。あるいは、記事を出されたあとの自身に対する世間の反応に納得がいかなかったということかもしれません。どちらにせよ、そういったモヤモヤを抱えているときに、週刊誌から取材のオファーがあったんでしょうね。渡りに船ということで取材を受けることを了承したのだと思います。週刊誌サイドはおいしいでしょうが、彼女は果たして疑惑を晴らすことができたのか疑問です」(写真誌記者)不倫報道だけではないが、記事中に“友人”や“知人”の証言というのがよく出てくる。実際に友人や知人が語っていることもあるのだろうが、疑わしいものもある。また掲載されている写真についても、本人以外は撮ることが不可能と考えられる写真も多々見受けられた。特にベッド写真やラインのスクリーンショットだ。《豊田さんとの関係を打ち明けていた友人が何人かいますし、私の家に泊まりに来た時などはスマホも見られたかもしれない》彼女はそう『ポスト』の取材に答えている。豊田氏のベッド写真やライン画像が、彼女の家に泊まりに来た友人か知人によって盗み出されたのではないかと言っているのだろう。だが、この証言を信じるかどうかは各人各様。“苦しい言い訳”だととる人も少なくないだろう。また、告白を載せた『ポスト』サイドにとっても“リークしたのは私じゃない”という弁解だけでは記事にならない。まだ知られていない不倫交際の詳細を語ってもらう必要がある。しかしそれが彼女にとって新たなバッシングを生むことになるとは気づかなかったのか。「ベッキーや渡部建らのときと比べて、豊田氏のケースは不倫内容としては“何の変哲のない”です。また小川彩佳アナの夫だとしても豊田氏はいわば一般人。世間の興味はすぐになくなるものです。現に報道から1週間たつと、大きく扱うメディアも減りました。メディアにとっては小川アナが離婚するのかどうかは気になるところですが、ほぼほぼ鎮火しつつあったわけです。にも関わらず、あの告白で再び火が付いた感があります」(前出・写真誌記者)小川アナの心労を察してか、確かにネットの声をみても、メディアを“渡り歩く”A子さんへの風当たりは強い。そして、この時代において、さらに危惧されるのは彼女が特定されることだ。“キジも鳴かずば撃たれまい”ではないが、告白記事が出たことで、この女性がどんな人物なのか、どんな容姿なのか知りたいと思う人が必ず出てくる。“ネット探偵”は匿名報道された人物を特定するのに必死だ。そして、気になるのは小川アナの今後の動き。「女性が週刊誌に豊田氏との交際の詳細を語ったことで、かなりショックを受けているようです。内容も生々しく、できれば知りたくなかったでしょうし。“電話での直接対決”の内容まで話されてしまった怒りもあるようです。離婚も視野に入れていると聞きましたが、そうなると夫に慰謝料の請求もあるかもしれません。また女性に対しても賠償請求をする権利がありますので、小川アナの怒り方次第では女性もタダでは済まないでしょう」(スポーツ紙記者)A子さんはただ単に、弁明がしたかっただけなのかもしれないが、告白はあまり得策ではなかったようだ。数か月後、グラビアに登場していたら話は別だが──。<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2021年02月15日謝罪会見でのベッキー(’16年)ベッキー(36)・川谷絵音(32)の“ゲス不倫”騒動から丸5年が過ぎた。発覚が2016年の年明けで、ベッキーは1月末に活動休止。その年の5月に復帰したが、テレビではめったに見かけない状態が続いている。■“ゲス不倫”から5年、ベッキーの現在地その間、プロ野球・巨人の片岡治大(37)コーチと結婚。昨年3月には母親になった。が、ほとぼりが少し冷めたぶん、彼女への世間の関心自体も低下したようだ。1月23日には『きじまりゅうたの小腹すいてませんか?』(NHK総合)に出演。30代になってから料理に目覚めたそうで「料理番組、やったことは?」と振られると「今、やりたいんです。そのアピールで来てたりして、今日は」と語った。また、不祥事タレントの“避難場所”ユーチューブにも興味があるらしい。きじまから「料理番組、一緒にやりません?」と誘われると「やりましょうよ。か、ユーチューブ」と答えていた。ゲス不倫後の主婦ウケの悪さを思えば、テレビで料理番組はさすがに無理、ユーチューブのほうが安全だと考えたのかもしれない。ただ、このやりとりも話題にはならなかった。それでも、実際にテレビで料理番組を始めたら、やはり非難はされるだろう。モグラ叩きみたいなもので、目立つところに顔を出せば、引っ込めと言い出す人がいるはずだ。矢口真里もそうだった。不倫騒動から3年後に、カップヌードルのCMで自虐ネタをやったところ、炎上。わずか8日で打ち切りとなった。今の時代、不倫のダメージはそれくらい尾を引くのだ。それにしても、このつらい5年を経て、ベッキーは結婚・出産以外に何か変わったのだろうか。実は昨年9月、興味深い発言を耳にした。■メールは騒動のもと……『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(フジテレビ系)に水川あさみが出演。その友人として、ベッキーがVTRで交流エピソードを明かしたのだ。水川はせっかちな性格のため、メールの返し方がかなり雑なようで、ベッキーはこんなアドバイスをした。「ちゃんとメール読んで!納得した文章を送り返して!って思います。焦んないで、って感じ」思わず笑ってしまったのは、5年前に注目された川谷とのLINEの会話を思い出したからだ。べ「友達で押し通す予定!笑」川「逆に堂々とできるキッカケになるかも」べ「 私はそう思ってるよ!」川「ありがとう文春!」べ「センテンス スプリング!」これが叩かれ、痛い目に遭ったことで、SNSでのやりとりは慎重にしなくてはと学んだのだろう。なにせ彼女は、口は騒動のもと、ならぬ、メールは騒動のもと、の時代を切り開いた人だ。彼女のおかげで、不倫が犯罪並みに非難されることも、文春砲には二の矢三の矢があることもわかった。そのわりに教訓にできているタレントは少ないが、ある意味、功労者といえる。『小腹すいてませんか?』では、今後の目標について「ずっとテレビのなかにいられたらいいなとは思います」と答えたベッキー。あれだけテレビに愛されていたのに、今ではそのなかにいられるだけで幸せだという切実な心境のようだ。全盛期には有吉弘行に「元気の押し売り」というあだ名をつけられたが、できれば、その元気を買い戻したいくらいだろう。まぁ、こうして地道に頑張っていれば、そのうち、テレビの派手な仕事も回ってくるかもしれない。料理番組はちょっと難しいとしても。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年02月10日「バイキングMORE」(フジテレビ系)でMCを務める坂上忍(53)が1月25日、ゆきぽよこと木村有希(24)を番組で擁護した。しかしその発言に対して、「二枚舌だ」と厳しい声が相次いでいる。ゆきぽよは親しい間柄にあった男性が19年5月、彼女の自宅でコカインを使用。男性が逮捕されただけでなく、彼女自身も尿検査を受けていたと「週刊文春」によって報じられた。Instagramで彼女は謝罪し、《今後は、過去の未熟な自分を見つめ直し、責任ある社会人となるよう日々頑張っていきたいと思いますので今後とも応援よろしくお願いいたします》とつづった。すると「バイキングMORE」で坂上は「若気の至りといったらそれまでですけど、これ逮捕でしょ」「せっかくゆきぽよちゃん絶好調だと思うんですけどね」と発言。しかし、こう続けた。「ただ事実なんだったらちゃんと潔く謝ったら、その後どんないばらの道が待ち受けていようと、あとは頑張るしかないわけで、それ以上、批判する対象ではないと僕は思っているんだけど」「何年前のことまで責められるの?」そんな坂上だが19年7月、同番組で吉本興業の闇営業問題について取り上げた際にこう語っている。「相手の素性が分かってないのに、ノーギャラっていうのは僕らの感覚では“ない”わけですよ」「大事なのは、たまたま悪い人たちに当たっちゃったんだっていう意識はやめた方がいい。調べなきゃいけない」■不倫問題でも、人によって扱いが違うゆきぽよも吉本の闇営業も“反社会的な人物との関わりがあった”ということが問題とされている。しかしゆきぽよについては「あとは頑張るしかない」といいながらも、吉本の闇営業問題については「たまたま悪い人たちに当たっちゃったんだっていう意識はやめた方がいい」とまで指摘していた坂上。そんな彼に対して、ネットではこんな声が上がっている。《毎回自分都合の話がよくでるMCですね》《ある意味印象操作だよね。それをおおっぴらにやるってどうなの》《宮迫さんらが許されなくて、ゆきぽよが若気の至りで許されるなら、Wスタンダードそのものですよね》《相手によって言う事変えすぎなんだよね》坂上は前進番組の「バイキング」で16年1月、不倫騒動を起こしたベッキー(36)の擁護派が芸能界に多いことに触れ「身内だからこそ、安易に擁護すべきじゃない!」とコメント。いっぽう19年5月、お笑いタレント・千原せいじ(51)の不倫が発覚した当時、「ぶっちゃけモテないわけないと思う」などと発言。そして最後まで千原を批判することなくコーナーを進行し、「せいじくんのお人柄が伺えるようなニュースでした」と結んでいた。
2021年01月25日昨年1月に発覚した俳優の東出昌大さん(32)と女優の唐田えりかさん(23)の不倫騒動。気づけば、あっという間に1年がたちました。片方は離婚し再出発を果たし、片方はふわっと雲隠れ中。そんな雲隠れ中だった唐田さんが12月19日発売の「日本カメラ」1月号で復帰を果たしたとあって、一部で話題を呼んでいます。「mirror」と題された新連載は“カメラ好き”を自称する彼女が切り取った日常の一コマと、思いのまま綴られたエッセイによってまとめられています。謝罪会見や文書もなく、ふわっと消えてふわっと戻ってきた彼女。まだまだ売れっ子女優とはいえない立場だから許されることかもしれませんが、不倫した女性有名人が歩む道のりは容易いものではりません。では、不倫した側の女性の復活はどうしていくと良いものか。少し考えてみたいと思います。■嫌われる理由は不倫したことだけではない不倫した側は問答無用で叩かれる時代。ただ女性の場合は不倫をしたことよりも、「性格の悪さ」や「二面性」を感じさせる行為があるほど批判されているように思います。たとえば「不倫ブーム」のスタートを切ったベッキーさん(36)や、「クローゼット不倫」なる言葉を生み出した矢口真里さん(37)がそうです。彼女たちのしたことがどうこうというより、「したたかさ」のようなものが見え隠れしたから問題が大きくなったという典型です。いっぽうで斉藤由貴さん(54)や鈴木杏樹さん(51)は、不倫をしてもそこまで批判にさらされることがありませんでした。ファン層の違いもあるかもしれませんが、不倫したからといって全員が叩かれ続けるわけではない。それが、今の時代の特徴といえそうです。■いい意味で“自分勝手さ”を伸ばせば良いけれど……唐田さんはInstagramに匂わせ投稿などをしていたため、「したたかな女」のイメージがついているのは明白です。では「したたかな女」が今の時代に復活を果たすには、どうしていけば良いのでしょう。1つは今から謝罪会見をして、真正面から問題を受け止めて再スタートすることです。しかしこれは雲隠れの後でふわっと復帰したため、今から行うのは難しいかもしれません。2つ目はいっそしたたかに外野を完全にスルーし続け、マイワールドを築き上げる方法です。昔であれば、葉月里緒奈さん(45)などが近い対応をしていたかもしれません。あそこまで悪女感を出せとは言いませんが、唐田さんの場合は写真やポエムといった外野をスルーするツールも持っています。そういったコンテンツ発信を尖らせていき、独自の世界に浸っている感を出し続けていく。すると、だんだん外野の批判も薄れていくかもしれません。ちなみに途中で半端に謝ったりスルーしたりほとぼりが覚めるのを待ったりしてしまうと、炎上したアンジャッシュの渡部建さん(48)のように再び突っ込まれることになりかねません。大事なのは総スルーか、きちんと謝罪対応するかの二択。複雑な時代だからこそ、スタンスやキャラ設定に芯がある人が良く悪くも時代を切り抜けられるのです。若い彼女の才能が、これから適切な形で花開くことを祈るばかりです。(文:おおしまりえ)
2021年01月16日動物好きで知られるタレントのベッキー(36)。テレビや雑誌で動物にまつわるエピソードを語ったり、自身のインスタグラムで愛犬・お市の写真を紹介したり、動物好きな一面を垣間見ることができる。このたびベッキーにインタビューし、動物好きになったきっかけや愛犬とのエピソードを聞いた。――まず、動物好きになったきっかけを教えてください。生まれつき好きだと思います(笑)。生まれたときから動物がいなかった時期がないんです。犬だけではなく鳥やウサギ、ヘビなど、常にいろいろいたので、動物を飼うという感じではなく、家族みたいな感覚で身近に感じていました。――今はカメも飼われているとか?今はお市と一緒に暮らしています。カメは実家にいて、実家にも犬がいます。――犬とのコミュニケーションで意識していることを教えてください。犬は人間の言葉がしゃべれないだけで理解はできていると思うので、ちゃんと文章にして心に向かってしゃべるようにしています。例えば、「今日は長い時間お留守番になるけど頑張ってね」とか。ただ、「バイバイ」と言って出るより、ちゃんと言葉にして説明し、「大好きだからね」と伝えるようにしています。――しっかり言葉にして話すようになったきっかけがあったのでしょうか。今実家で飼っている犬が元保護犬で、保護した飼い主さんが突然亡くなられてうちが保護するという、2段階で保護することになったわんちゃんなんです。最初はすごく心を閉ざしていたんですけど、「私があなたを守るから。絶対大丈夫だから」と毎日話しかけていたら、めちゃめちゃ心を開いてくれて家族になれたので、ちゃんと言葉をキャッチしてくれているんだなと感じ、しっかり話しかけるようになりました。――動物たちに学ばせてもらったなと感じていることを教えてください。たくさんありますが、動物の種類によっても、犬というひとくくりで見てもそれぞれ接し方が変わってくる。この子はおなかを触られるの嫌いだからやめておこうとか、この子は目線を低くしないとダメだなとか、相手に合わせるというのは人間関係にも通じていて、そこは学べているポイントなのかなと思います。――お市ちゃんからはどんな発見がありますか?普段はおしっこをちゃんとシートにするのに、ちょっと留守番が長かったりすると違うところでしてアピールしたりするので、本当に心のケアは大事なんだなと。人間と同じように犬も心をケアしてあげて、一緒に時間を過ごしたり触れ合うことが大事だと感じています。――愛犬たちに救われたなと感じたエピソードを教えてください。温もりがあるだけでほっとしたり心が救われたりします。寂しいときや落ち込んだときに膝の上にポンと乗ってくれると、それだけで心が温まりますね。――動物好きのベッキーさんは、「愛犬用炭酸入浴剤ぬくりん」のアンバサダーに就任され、愛犬家の犬たちを「ぬくりん」を使ってボディケアする体験をされましたが、いかがでしたか?なで洗いするだけなので、家でこんなに楽しく気軽にできるのは良いなと思いました。なでるというのは普段から飼い主がしている行為なので、その延長線できれいになれるのはすごくうれしいです。――自宅でお市ちゃんのシャンプーをする際に心がけていることを教えてください。声を高めにして、楽しいことをしているという雰囲気づくりをするようにしています。お風呂に呼ぶ時点で察して行きたくないとなることがあるので、これから楽しいことが始まるよという空気づくりをすることを大切にしています。――シャンプーはけっこう頻繁にやっていますか?ドッグランに行って土ぼこりがついているなと思ったら洗ったり、頻度は決めてはいないですけど、匂いが気になったら洗うようにしています。――お市ちゃんへの愛情がたっぷり伝わりますが、お市ちゃんはベッキーさんにとってどんな存在ですか?本当に我が子のような存在で、大切な家族の一員です。そして、この季節は触れ合っていると温かく、巨大なホッカイロです(笑)■ベッキー1984年3月6日生まれ、神奈川県出身。1998年『おはスタ』でデビュー。以降、テレビ、映画、ラジオ、雑誌、CM などで幅広く活躍。現在インスタグラムのフォロワー数が約132万人、ツイッターが約200万人。LINE公式アカウントのフォロワー数は320万人を超えている。カラフルなアクリル画が印象的な「Becky art」も人気。Netflix『あいのり』では全シリーズでMCを務めている。
2020年12月29日●ぶっ飛んだ役で芝居の面白さを改めて実感女性ファッション誌やバラエティ番組などで活躍し、女優としても存在感を発揮しているタレントのベッキー(36)。今年春には第1子を出産し、母としても奮闘中だ。そんなベッキーにインタビューし、最近の活動やコロナ禍における変化などについて話を聞いた。「お仕事は全部やりがいを感じる」と笑顔で話すベッキー。「大人の方たちが会議をして、ベッキーでいこうと決めてくれたということがうれしいので、オファーをいただいた時点でやりがいは感じていますが、自分がよく見えることより、例えばテレビだったら番組が面白くなることが大事なので、収録のあとに『面白かった』と言われるとうれしいし、お芝居でも『面白かった』と言われるとうれしいです」と仕事の喜びを語る。最近は女優としてインパクトの強い役を演じる機会が多く、振り切った演技で見る者を魅了。NHK『これは経費で落ちません!』では、わがままな秘書・有本マリナを演じ、悪女役がハマっていると話題に。映画『麻雀放浪記2020』では、麻雀クラブのオーナー・八代ゆきとAI搭載のアンドロイド・ユキの二役に挑戦し、感情を持たないAIという難しい役どころを演じきった。また、映画『初恋』では、彼氏を殺され復讐の鬼と化す女性・ジュリを熱演し、狂気に満ちた演技に絶賛の声が上がった。ぶっ飛んだ挑戦的な役を見事にものにし、演技の幅の広さを見せつけたが、ベッキー自身も演技の面白さを改めて感じることができたという。「基本的にいただいたお仕事はなんでも受けるようにしていて、たまたま最近はぶっ飛んだ激しい女性の役が多いんですけど、やりがいはすごく感じます。『よかったよ』『面白かった』『台本以上のことをしてくれてありがとう』などと言われたときにうれしいなと思います」『初恋』での演技を評価され、第45回報知映画賞 助演女優賞にノミネート。「個人としてのお芝居の賞は、ノミネートですけど初めてだったのでうれしかったです」と喜び、マカオ国際映画祭にキャストの一員として参加したことも「うれしかったです」と振り返った。ぶっ飛んだ役への抵抗はまったくないという。「お仕事をする上で抵抗があったら自分の幅を狭めるだけ。そのキャラでバラエティに出てくださいと言われているわけではないですし(笑)、激しい役やブチギレる役への抵抗はありません」むしろ楽しんでいるそうで、「自分とは違う性格の人を演じるので楽しい。私、怒るとこういう表情になるんだとか、新しい自分を知るきっかけにもなっています」とにっこり。さらに、「普段言えないことが言えたり、普段できないことができるのは、最高に楽しいです。普通の生活の中でブチギレたらいけないですけど、お芝居の中だったらブチギレることができる。普段からキレたいわけではないですけど、普段できないことができるという意味でお芝居は最高ですね」と魅力を語った。今後もさまざまな役に挑戦したいというベッキー。「いっぱい演じたいです。スケジュールが許す限り、どんな役でもやってみたいです」と意欲を見せ、特に挑戦してみたい役を尋ねると「ただただありがたく役を受け取っている感じなので、どんな役でも演じさせていただきたいですが、最近はぶっ飛んだ役が多いので、引き続きぶっ飛んだ役もお待ちしています!」と笑顔でアピールした。●コロナ禍で「おうちでの暮らし」を見つめ直しコロナ禍における変化も尋ねると、「おうちでの暮らしを見つめ直しました。家が心地よくないとダメだと思ったので断捨離をしたり。また、いつどういうお別れが来るかわからないということも考えるようになったので、会える時間やコンタクトをとれる時間を大切にしようと思いました」と答えた。健康もより強く意識するように。「免疫を上げることを大切にしたり、健康をより考えるようになりました。食べ物が直接体を作るので調味料もこだわりたいと思って、醤油を作ったり豆板醤を作ったり、発酵食品を作ったり。できるだけ自然のものを、ということを意識するようになりました」ステイホーム期間にインスタライブも行っていたベッキー。SNSで心がけていることを尋ねると、「人それぞれ役割があると思いますけど、私はただただ見ている人が嫌な気持ちをしない投稿をしようと思っているくらいです」と説明。SNSを通じてファンから元気をもらうこともあるという。「それは日々思います。応援してくださる方もいて。SNSの便利さも素敵さも感じていますが、この時代にまだファンレターをくださる方もいらっしゃって、温もりを感じます。両方いい面があるなと思います」とファンへの感謝を語った。インスタでは、仕事に関する写真からプライベートの写真までさまざまな写真をアップし、愛犬・お市の可愛らしい写真も掲載。動物好きで知られるベッキーはこのたび「愛犬用炭酸入浴剤ぬくりん」のアンバサダーに就任したが、お市のシャンプーをする際のコツについて「声を高めにして、楽しいことをしているという雰囲気づくりをするようにしています。お風呂に呼ぶ時点で察して行きたくないとなることがあるので、これから楽しいことが始まるよという空気づくりをすることを大切にしています」と明かした。「我が子」「家族」だというお市にも癒やされながら、日々の生活を大切に生きているベッキー。「20代は勢いや気持ちでいけましたが、30代はよりメンテナンスが大事だなと感じています。引き続き食生活に気をつけたり、ジムに行ったり、たまに酵素欲ですっきりしたり、心も体もちゃんとメンテナンスしながら前進していきたいと思います」と、年齢に伴う変化にもしっかり向き合っている。最後に、思い描いている将来像を尋ねると、「まずは目の前の暮らしを大切にしながら、やっぱりお仕事も好きで欲張りなので、バラエティだけに限定せず、お芝居もファッションのお仕事もいろいろやっていけたらと思います」と幅広い活動に意欲を見せた。■ベッキー1984年3月6日生まれ、神奈川県出身。1998年『おはスタ』でデビュー。以降、テレビ、映画、ラジオ、雑誌、CM などで幅広く活躍。現在インスタグラムのフォロワー数が約132万人、ツイッターが約200万人。LINE公式アカウントのフォロワー数は320万人を超えている。カラフルなアクリル画が印象的な「Becky art」も人気。Netflix『あいのり』では全シリーズでMCを務めている。
2020年12月27日国内で最も権威と実績の映画賞「毎日映画コンクール」。第75回となる同コンクールの各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定した。「毎日映画コンクール」は、1946年、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。今回の対象作品は、2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品となっている(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。<日本映画大賞・日本映画優秀賞>候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』が決定。特に、黒沢清監督が初めて歴史の闇に挑んだ、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞も話題となった『スパイの妻劇場版』は、劇中で夫婦役を演じた蒼井優と高橋一生の女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなった。次いで、8ノミネートとなったのは、森山未來、北村匠海、勝地涼がメインキャストで出演する、人生から見放された三匹の負け犬たちがリングの上で巡り合う『アンダードッグ』。森山さんが男優主演賞、勝地さんと北村さんが男優助演賞、ほかスタッフ部門でノミネート。ほかにも、<男優主演賞・女優主演賞>には石橋蓮司、草彅剛、森崎ウィン、芦田愛菜、土村芳、長澤まさみ、水川あさみ。<新人賞>には岡田健史や宮沢氷魚、芋生悠、森七菜ら注目の若手が。<外国映画ベストワン賞>には、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソンらが出演する『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』、アカデミー賞受賞で大きな賑わいを見せたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』ほか。<アニメーション映画賞・大藤信郎賞>には、現在も大ヒット公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』、市川染五郎と杉咲花が参加する『サイダーのように言葉が湧き上がる』、「おジャ魔女どれみ」20周年を記念して製作した『魔女見習いをさがして』などがノミネートされている。なお、発表は来年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上で行われ、その後、表彰式も行われる。<主なノミネート作品&ノミネート者>【作品部門】■日本映画大賞・日本映画優秀賞『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』■外国映画ベストワン賞『異端の鳥』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『TENET テネット』『はちどり』『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』【俳優部門】■男優主演賞石橋蓮司『一度も撃ってません』草彅剛『ミッドナイトスワン』高橋一生『スパイの妻劇場版』森崎ウィン『本気のしるし劇場版』森山未來『アンダードッグ』■女優主演賞蒼井優『スパイの妻劇場版』芦田愛菜『星の子』土村芳『本気のしるし劇場版』長澤まさみ『MOTHERマザー』水川あさみ『喜劇愛妻物語』■男優助演賞阿部サダヲ『MOTHERマザー』宇野祥平『罪の声』勝地涼『アンダードッグ』北村匠海『アンダードッグ』成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』東出昌大『スパイの妻劇場版』■女優助演賞浅田美代子『朝が来る』神野三鈴『37セカンズ』岸井ゆきの『空に住む』ベッキー『初恋』蒔田彩珠『朝が来る』渡辺真起子『37セカンズ』■スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』岡田健史『望み』奥平大兼『MOTHERマザー』下倉幹人『アイヌモシリ』宮沢氷魚『his』寄川歌太『滑走路』■スポニチグランプリ新人賞(女性)芋生悠『ソワレ』佳山明『37セカンズ』工藤遙『のぼる小寺さん』服部樹咲『ミッドナイトスワン』モトーラ世理奈『風の電話』森七菜『ラストレター』【アニメーション部門】■アニメーション映画賞・大藤信郎賞『生きる壁』『いしのしし」『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『劇場版ごん -GON, THE LITTLE FOX-』『音楽』『かたのあと』『サイダーのように言葉が湧き上がる』『The Balloon Catcher』『ジョゼと虎と魚たち』『DINO!』『どうにかなる日々』『Birth-めぐるいのち-』『附子』『魔女見習いをさがして』『Radio Town』『レベッカ』『わたしたちの家』第75回毎日映画コンクールの表彰式は2021年2月17日(水)めぐろパーシモンホールにて開催予定。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film PartnersMOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年12月23日松本まりか今年でデビュー20周年を迎えた松本まりかが旬を迎えている。’18年に放送された『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で“あざとかわいい”主婦を演じると、その怪演ぶりで一躍、注目の的に。「可愛らしさの中に狂気さを備えた演技は素晴らしかったですね。透明感のある彼女だからこそ、狂った役でも同性からも嫌われない女性として演じきれたと思います」(ドラマ評論家の北川昌弘氏)現在もテレ朝系で放送中のドラマ『先生を消す方程式。』に出演しているほか、写真集を発売するなど絶好調。“苦節20年で遅咲きのブレイク”と紹介されることも多いが、デビュー当時を知るテレビ局関係者はこう証言する。「’00年放送のNHKドラマ『六番目の小夜子』では、ドラマデビュー作ながら主要な役どころを演じ、業界注目の“ネクストブレイク女優”の仲間入り。事務所もアイドル的な売り方をしていました」その言葉を裏づけるかのように、’01年に放送されたドキュメントタッチの深夜ドラマ『株式会社o-daiba.com』(フジテレビ系)では現在の売れっ子女優たちと肩を並べて出演していた。■アニメ声優やナレーションも「当時、同世代で期待されていた宮崎あおいさんや栗山千明さん、ベッキーさんらとともに起用されました。メンバーは私生活でも仲がよく、それぞれがインタビューなどで“親友”としてよく名前を挙げていたほどです」(アイドル雑誌編集者)女優として期待されていたものの、19歳を過ぎたころから、その印象的な声を生かして声優業にシフトする。「’01年に発売された『ファイナルファンタジーX』の主要キャラクター・リュック役にオーディションで抜擢。当時は“普通の声がよかった”と悩んだそうですが、プロの声優に負けないよう声のトレーニングを開始。そのかいあり、アニメの声優やナレーションの仕事を増やしていった努力家の一面も」(アニメに詳しいライター)前出の北川氏は、その特徴的な甘すぎる声が女優としてはマイナスに働いた部分もあるのではと分析する。「松本さんのように可愛らしいルックスに甘すぎる声だとどうしても演じられる役が限られてしまう。特に若いときであれば役とはいえ、ぶりっ子だと同性から反感を買いかねない。だから10代後半からしばらく声優業中心の活動にシフトしたのは正しかったと思います。その間、地道に実力をつけて、30代でその才能が開花したわけですから」デビュー当初から注目されていた逸材は、“あざとくない”一面も持ち合わせていたようだ。
2020年12月17日謝罪会見をした渡部建完全に失敗に終わったと思われる、アンジャッシュ渡部建の謝罪会見。謝罪の場で、自分をさらけ出し、誠心誠意詫びる“最後のチャンス”を活かしきれず、致命傷となってしまった。「これまで多くの場で言われているように、会見のタイミングも受け答えも、いずれもよくありませんでした。さまざまな問題をスッキリさせるために開く会見であるはずが、余計にモヤモヤを残してしまいました」と語るのは、あるテレビ関係者。報道によると、渡部は大晦日に放送されるダウンタウンの『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)に出演し、芸能活動復帰の第一歩にする予定だったと言われている。会見のタイミングは、そこから逆算されたものでありそうなこともまた、不評をかう一因となり、前出の関係者も「芸能活動の復帰は、また遠のいた感じですね」という。■ダダすべりの”すれ違い会見”そんな状況の中、渡部がまた人気タレントとして復帰するため、そして世間に許されるために、いったいどのような手が得策と考えられるだろうか。バラエティー番組などを手がける放送作家に聞いた。「やはり原点にかえり、お笑い芸人としての芸を見せること、舞台でも配信でもいいと思いますが、アンジャッシュとしてのネタを見せることが一番だと思います。お笑い芸人に限らず、お芝居でも音楽でも、“芸”のある人なら、まずはそこに真摯に打ち込む姿勢をみせることが一番です。コンビとしていちからまた愚直にがんばっていくことに尽きるでしょう。児嶋さんの好感度がどんどん上がっている今、協力してもらうべきではないでしょうか」同じお笑い芸人で、新婚直後に不倫をしていたことが発覚した狩野英孝は、その後の三角関係や6股疑惑、さらには未成年との交際が発覚して謝罪するも謹慎処分を受けた。が、狩野は比較的早い段階で地上波番組への復帰ができている。渡部と比較すると、何が見えてくるのだろうか。「狩野さんの場合、もともと“ダメな芸人”というイメージを持たれていたため、スキャンダルに際しても、『やっぱりダメな奴だったんだ』という目で見られ、恨まれないところがありました。一方の渡部さんは、“ポンコツ”の児嶋さんに対してしっかりしていて、奥さん思いである、グルメに精通しているといった、プラスイメージが多かっただけに、そのギャップが大きかった。スキャンダル前まで好感度がよかった、クローゼット不倫の矢口真里や、ゲス不倫のベッキーのパターンと完全に一緒です」好感度の高さが災いした部分は大きいという。近年の渡部は芸人というよりもタレントとしてのイメージが強かった。タレントは、イメージ=好感度という存在だけに、地上波の民放テレビは特に好感度を意識するという現実。渡部の多目的不倫発覚から、今回の要領を得ない謝罪会見は、多くの芸人への見本になったのでは、というのは芸能記者だ。「あの謝罪会見は、世間を相手に『すれ違いコント』をしているようで、スベってしまった感が否めません。不倫発覚直後に全てを正直に話し、これまでのようなキレのある“すれ違いネタ”を盛り込みながら、巧みに報道陣を扱えば、ここまで好感度を失うことはなかったと思います。一歩間違えれば“茶化すな”と余計に怒りを買うことにもなりますが、渡部にはその賭けをする勇気がなかった。ほかの芸人さんたちには、日ごろの行い含め、今回はいい教訓になったのではないでしょうか」「笑ってはいけない」での年内復帰が潰えた渡部。「笑ってもらえる」芸人としての復帰への道のりはまだまだ険しい。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2020年12月12日不倫謝罪会見を行った原田龍二(’19年)「ゲス不倫」と呼ばれたベッキーをはじめ、東出昌大や瀬戸大也、時をおきすぎた記者会見で大きくミソをつけた「多目的トイレ不倫」のアンジャッシュ・渡部建など、立ち位置のスタンスを大きく揺るがすのが芸能人の不倫騒動。そんな中、不倫騒動発覚後に、信じられないくらい活躍しているのが俳優の原田龍二だ。■なぜ、こんなにも早く復帰できた?原田といえば、2019年5月、妻子がいながらインスタグラムのDMで知り合った複数のファン女性と不倫をしていたことが、週刊文春の報道で発覚。しかも自家用車の中で、10分程度でコトをすませていたというなんとも情けない目撃報告から、「4WD不倫」「10分不倫」などと揶揄されたものだった。舞台など、キャンセルとなった仕事はいくつかあったものの、特に芸能活動を休止することなく、コンスタントに仕事を受け続けた原田。そして、『絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)の2019年大みそかの特番にも、無事(?)出演。その後もテレビやCM依頼、連載企画などが引きも切らず、“文春砲命中後最速”とも言われるほどの驚異の回復ぶりを見せている。挙句の果てに12月21日には、31日間すべてが全裸というカレンダー『原田龍二 毎日反省 日めくりカレンダー』(扶桑社刊)を発売する。“全裸俳優"ともいわれている原田が、自身の反省を糧に日々を生きるための教訓を紹介。毎日、身も心もさらけ出した彼の直筆による言葉が並ぶ。「原田さんの場合、人柄もあるでしょうが、記者会見をすぐ開くなど、対応の早さもあったからでしょう。あまりバラエティー番組に出演しない俳優さんならまだしも、お茶の間の人気者的な売り方をしている芸能人は、自分のキャラクターを出した状態で早めに釈明の会見をしたほうが、世間は納得する。その好例だと思います。反対に、企業的な謝罪方法や、弁護士同伴など、型にはまった会見をすると違和感を感じられてイメージが悪くなってしまう可能性が高いのです」(危機管理ジャーナリスト)そんな原田の復帰ぶりには、立役者と言われている存在がいる。彼の個人事務所の社長兼マネージャーである森卓一さんだ。原田とは30年近い付き合いで、独立して事務所を構えてから2020年でちょうど10年になったという。■二人三脚だったからこそ、やってこられたもともと役者をしており、有名俳優の付き人をしていたこともあるという森さん。俳優業に見切りをつけた後は、マネージャー一筋でやってきた大ベテランだ。なお、最近では千鳥の『相席食堂』(朝日放送系)をはじめとして「出たがりのユニークなマネージャー」として、世間にも認知され始めている。「龍二がやりたいということをやらせてやる、のがポリシー」という森さんが、あの不倫騒動前後の模様を、初めて克明に証言してくれた。「日曜日に原田の自宅に文春の記者がやってきて、(不倫の有無を)直撃したんですよ。その日に原田から記者の名刺を受け取って翌日、連絡をし、記事の内容を聞いたものの、教えてはもらえませんでした。結局、水曜日に文春の早刷りを見て、ことのすべてを知りました。それは焦りましたよ。やってしまったことはしょうがないけど、仕事先にどう謝ったらいいか。龍二と話をし、『つらいかもしれないが、原田龍二は逃げ隠れしないまっすぐな人間で今まで来たので、記者会見を開こう』と。龍二も納得しました。水曜日にはニッポン放送のラジオ番組のレギュラーがあったのですが、局の外には早刷りで知った各社の記者たちが龍二にコメントをとろうと出待ちをしていました。まだ文春が発売されていないため、発言はさせず、集まって来た記者たちには金曜日に、(原田が司会でレギュラー出演している生放送の番組)『5時に夢中!』(TOKYOMXなど)の放送後にTOKYOMXの会議室で記者会見を行う旨を伝えました。水曜日から記者会見の直前まで、いろんなところからひっきりなしに電話がかかってきて、さすがに大変でした。ウチは基本、何ごとにもNGなしなんで、記者会見についても当然、取材NG媒体などもないためウエルカムにしたら、100社以上、200人くらい集まってしまった。あまり広くない会議室だったからすごいことになっていましたね。記者から『会見は何時までですか?』という質問が飛んだので『質問が終わるまでやります。でも朝までは勘弁してください』と返事したら、どこかの局の音声さんが『そんなにいられるか!』とツッコんできて、ドッとウケけたんですよね。傍から見ていて、聞いている記者たちが原田の回答にびっくりしていたことが印象的でした。『ここまで答えるんだ』みたいな感じで驚いていた。いつでも全裸になれるのが原田龍二なんでね。隠すわけないじゃないですか(笑)」よく言われている芸能界の組織の理論としたら、大きな事務所にいた方が安心・安全なはず。“真逆の二人三脚だったからこそ、やってこられた”と森さんは語る。「なにがよかったって、ウチは二人きりで、すぐ話し合える距離にいるということ。これが大きな組織だったらこうはいかないでしょう。いい意味で行きあたりばったりなんです。あと、龍二の直感についていっているだけ」■不倫騒動は「忘れさせないように」このように、原田に絶対的に信頼を置いている森さん。初めて原田に会ったころの場面を、いまでも鮮明に覚えているという。「スカウトされたての原田はとてもぶっきらぼうでね。挨拶するときもブスっとしていた。でも、新人って誰にでもペコペコするものだから、逆に新鮮に見えたんです。それから少しして、現場の近くの駅で偶然、反対側のホームにたたずんでいる龍二を見かけたんだけど、なんともいえないオーラがあってね。思わず見とれてしまったんですよ。そのとき、こいつのよさを伸ばす!って、心に誓いましたね。実際はとても礼儀正しいいいやつで。元々ヤンチャだから(笑)、上下関係の大切さが身についている。見た目とは裏腹にお笑いが大好きで、お笑いをやりたいと。会えば会うほどいろんな魅力があることがわかってきて、やりたいことをやらせてやりたいな、と思うようになりました。その後、独立を決めて、龍二に相談したら『森ちゃん辞めるんなら俺も辞める。一緒についていく』と。まだ辞めてどうするかも考えていなかったのに。うれしかったですね」当の原田にも話を聞くことができた。「僕は直感はあるけど、スケジュールとかお金の管理とか全然できないので。森ちゃんに全部任せてるんです。だから余計な心配することなく、いろんなことができた。森ちゃんがいるから、まさに気持ちよく全裸でいられるんですよ」全裸になりすぎて、マイカーでいらぬこともしてしまったわけだが……。これに対し森さんは、「(あの騒動は)忘れさせないようにしています。あのせいで、周囲のみんなに迷惑をかけてしまったわけだから。むしろ、みんなが気を遣って言わなくなるほうが困るんですよね」と、ベテランマネージャーらしい見解を見せる。今回のカレンダーも、50を過ぎた中年男性が一糸まとわぬ姿を31日間という、芸能界史上に残りそうな衝撃的なコンセプトだ。ためらいはなかったのか。「いや、あるわけないでしょう(笑)。原田の可能性しか引き出さない企画じゃないですか」(森さん)当の原田龍二もこう続ける。「今回のカレンダーには、なによりうちの妻が喜んでいるんですよ。『原田龍二の集大成じゃない』って。むしろ、脱ぐ仕事のオファーがまだ来ること自体がありがたい。このカレンダーを飾って、ひとりでも多くの人が『こんなことやって~』と笑って元気になってくれたらうれしい。そして、こういう仕事をおもしろがって取ってきてくれる森ちゃんには感謝しかないですね」森さんをはじめ、人に恵まれたのが、原田の復帰力につながったのかもしれない。原田龍二 毎日反省 日めくりカレンダー
2020年12月08日眞子さまの婚約内定者とされる、小室圭さん11月30日に報じられた秋篠宮さま55歳の誕生日にともなう会見で、眞子さまと小室圭さんについて、結婚を認める発言をしたことが大きな話題を集めた。13日には眞子さまは結婚について「私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」という現在のお気持ちを文書にしたためた。それを受けて、「それは結婚することを認めるということです」と秋篠宮さまは会見でご発言された。■『海の王子』と金銭トラブルのギャップ「皇室のご結婚に際して、そのお相手については雅子さま、紀子さまなど、常に国民の大きな注目を集めるわけですが、眞子さまと小室圭さんの結婚がどうなるかの注目度は、小室さんという“人物のキャラクター性”も大きな要素はあると思います」と語るのは、あるウェブメディアの編集者。眞子さまと東横線内で身体を密着させてデートする写真がスクープされ、白のポロシャツにベージュのチノパン姿、眞子さまのことを「まーちゃん」と呼ぶその“お相手”は、瞬く間に国民の注目の的となった。眞子さまの婚約者という立場が公になり、世の中が最初に知った小室さんの“情報”は、神奈川県藤沢市が毎年開催する「湘南江の島海の女王&海の王子コンテスト」で2010年度の『海の王子』に選出された過去がある、ということだった。「慶應卒でTOEIC950点という噂もあり、当時は法律事務所に勤務、メガバンクにも勤務経験があり、ある程度ルックスもいい。そのハイスペックさに、リアルの世界での『王子』になれるのかと言われていました」(同前)ところがその後、小室さん母子の金銭問題が浮上してくる。「さわらかなイメージから一転、『もしかして、小室さん、うさんくさくない?』『眞子さま、大丈夫?』と、世間のトーンの風向きが一気に変わりました。最初は『海の王子』というさわやかさがあっただけに、そのギャップはより大きくなったといえますね」(同前)■世間は「小室圭さん」が気になって仕方ないもともと印象がよかった人に、ネガティブな情報が入ると、その落差は激しいもの。好感度のあったベッキーや矢口真里などの不倫騒動のように、好感度タレントが脱落していくのと近いものを感じると、放送作家も指摘する。「お茶の間の好感度が高ければ高いほど、落ちたときにそこから回復するのは難しい。愛子さまや、眞子さまや佳子さま、悠仁さまは、国民の多くが“親目線”で見守る部分があるので、お相手となる人には厳しい評価をするものです。国民も、秋篠宮さまと同じ気持ちなんですよ」さらに「小室圭さん」というひとりの男性について、なぜこんなに世間が気になっているのだろうか。「『海の王子』とか海外留学の経験があるなど、断片的な情報は出てきますが、それほどふんだんに情報があるわけではない。その断片的な情報から、見ている側が勝手に“それぞれの小室圭像”を作っているのだと思います。昔のスターは私生活が不透明なだけにカリスマ性を感じ、多くの人を魅了してきました。小室さんの場合も不透明さが多いだけに、ある意味、国民を惹きつけるのではないでしょうか」そのミステリアスな魅力を、先に出た“ギャップ”がさらに増幅させていく。一連の金銭トラブルの対応から、「よさそうな人」だったのに「なんでこの人と?」という親目線の心理になり、より気になる存在になったのではないかと分析する。ちなみに、放送作家としても小室さんは「気になる存在」だと言う。「まぁ、彼がタレントになることはないでしょうが」と苦笑しつつ、テレビマンとして彼に感じる魅力を語る。「トーク力は全然わからないですが、ストレートにプライベート密着は、すごく興味をひくと思います。あとは、クイズ番組や料理番組などでどんな感じになるかというところも気になりますね。しゃべったら意外に天然だったり、ときどき噛んだりすると、一気に好感度が獲得できそうな気もしますが(笑)」国民が気になって仕方ない「小室圭さん」という存在。眞子さまとの交際発覚から3年がたち、目に見える“前進”はないが、おふたりが結婚したとしても、その存在感の強さは消えることはなさそうだ。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2020年12月04日昨年3月、娘を名門大学に裏口入学させたことで逮捕されたフェリシティ・ハフマン(「デスパレートな妻たち」)が女優業に復帰する。「デスパレートな妻たち」や「American Crime」(原題)など、フェリシティが出演したドラマを放送してきたテレビ局「ABC」によるドラマに主演するという。テレビや映画に出演するのは、昨年10月に刑期2週間(実際は11日間に短縮)を務め終えてから初めて。250時間の社会奉仕活動も終え、1年間の保護観察期間も明けている。「Deadline」によるとタイトルは未定、1話30分の野球コメディ。脚本は「NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち」「スイッチ~運命のいたずら」のベッキー・ハートマン・エドワーズ。フェリシティ演じる主役の女性は、実在するマイナーリーグのプロ野球チーム「サクラメント・リバーキャッツ」のオーナー、スーザン・サベージがモデルとなっている。夫が突然他界し、野球チームのオーナーを引き継ぐことになった女性が、ダウン症で野球好きな息子の助けを借りながら新生活をスタートさせるという話だという。息子役は『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』のザック・ゴッツァーゲン。関係者によると、フェリシティは「このプロジェクトに携わることができ、光栄に思いますし、感謝しています」と語っているという。(Hiromi Kaku)■関連作品:デスパレートな妻たち [海外TVドラマ]
2020年12月01日近藤真彦「キャァー、マッチもそんなことするの!信じられない」『週刊文春』によって報じられた近藤真彦の不倫報道。ジャニーズの“長男”もここまで騒動が大きくなるとかばいきれないのか、活動自粛と相成った。お相手オーダースーツの会社を経営する25歳年下の女社長(31歳)、5年に渡って不倫関係を続けていたという。近藤には’94年に結婚した2歳年下の妻と中学生の息子がいる。芸能記者になって34年になる私だが、“近藤真彦と現妻”と聞いて思い出されるのが、近藤が結婚を発表した3年前、’91年の出来事である──。■マッチと現妻、スクープの瞬間その日私は、同じ『たのきんトリオ』の田原俊彦とある女優の熱愛を取材していた。いわゆる“張り込み”だ。車の中で田原の帰宅を待っていたのだが、休憩しようと近くの自販機で缶コーヒーを買い、飲んでいたところ、目の前の信号で真っ赤なフェラーリが停止した。やがて信号は青に変わったのだが、フェラーリはすぐに発進しなかった。停止線より少し前に出て止まってしまったのと、車のフロントガラスの傾斜の関係で、ドライバーは信号を確認しにくかったようなのだ。だから顔をダッシュボードの前に出して上を見上げるようにして信号を確かめるしぐさをとったのだが、ガラス越しに見えたその顔は紛れもなく“マッチ”だったのだ。こんな深夜に、自宅方向とは違う場所でいったい何をしているのだろう?ピンときた私は一緒に張り込みをしていたカメラマンと彼の追跡を開始。車が首都高速道路に入り、料金所に差し掛かったとき。当時はまだETCもなく、料金所の窓口は日本車用に右側だけだった。フェラーリのハンドルは左で届きようがない。そのとき助手席の窓から出てきたのは、イタリアンレッドのマニキュアが施された、白磁のように美しい手だった。間違いない。女性が乗っている。必死に追いかけようとしたが、なにせ向こうはフェラーリ。国産の大衆車が敵う相手ではない。料金所を抜けたとたんに引き離され、見失ってしまったのだ。それから執念の取材が始まった。降りたと思われる高速出口を張り込んで数か月、ついに赤いフェラーリを発見し、マッチが足しげく通っていた“現妻”の実家を探し当てることができたのだった。それから3年たって結婚を発表したとき、正直、まだ交際が続いていたのかと驚きもしたが、彼が結婚も視野に入れて真剣交際をしていたということに感心したものだった。■証拠はないのだけれど……それから26年、折に触れて見せる子煩悩な父親像もあってか、世間が抱く彼のイメージは家族思いの元トップアイドル。しかも年齢を重ねても“自動車レース”という過激な趣味を続けているカッコいいオジサンだ。そんなマッチが若い女の子と不倫していたと聞いて、ショックを受けたファンは多いだろう。『文春』の取材は長期間にわたって行われており、完ぺきと思えた。さまざまなツーショット写真もあり、よくぞここまで調べ上げたと感服するが、ただ1点だけ足りないところがある。それはふたりが不倫関係にあることを確信させる証拠だ。記事には《二人きりでタクシーに乗り込む日もあった》《二人は(ホテルの)最上階の部屋へと消えていった》とあるが、不確定要素も多い。タクシーでどこに消えていったのかは書かれていないし、最上階にも部屋は複数あるだろう。近藤は女性と行動する際は、いつも複数人の取り巻きを同行させ、カモフラージュをしていたというのだから、その周到さはなかなかのものだ。ベッキーと川谷絵音のときは生々しいLINEのやり取りが、東出昌大と唐田えりかのときはふたりとも関係を認めた。瀬戸大也はそれこそラブホテルで写真を取られている。文春記者は女社長にも直撃してはいるが、“ゴルフ旅行中に一緒の部屋に泊まっていない”と否定され、それを覆す証拠を突きつけることができていないだろう。これでは、仲のいい女社長を誘って仲間とゴルフに出かけただけだと言われても、それ以上の追及はできない。また富士スピードウェイや鈴鹿サーキットで行われたレースに彼女を招待していたというが、それもこれも業界ではよくある話。いや業界でなくても聞かれる話だろう。──そんな“決定的証拠”もないなかで、本人が交際を認めたため今回のような、“無期限活動自粛”という処分が下されたのだろう。日に日に大きくなるネット世論を前に「このままでは後輩たちにも示しがつかない」との事務所の判断もあったのではないだろうか。あのマッチが、仲間と一緒に自分よりはるかに若い女の子たちを連れて泊りのゴルフ旅行とは。いかにも“会社役員”風情がただようのである。今回の報道を受け、近藤は「ケジメ」をつけて妻に謝罪したという。《奥さんは必死の弁明にも聞く耳を持たず、一時は『離婚する』と言って突き放したといいます》(『週刊文春』12月26日号)25年前にあんなにも“さわやかな交際”をしていたマッチがこんな状況に追い込まれようとは……。しかし、それにも少しづつ前向きな進展があるようで、「家族間のことですから他人がとやかく言うことではないんでしょうが、少なくとも今は“家族3人で手を取り合っていこう”と前進しているようですよ」(芸能プロ関係者)<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2020年11月19日成河の一人芝居『フリー・コミティッド』が、11月13日に東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで開幕した。ベッキー・モードが脚本を手がけた本作は、米・オフブロードウェイで1999年に初演されたコメディ。マンハッタンの人気レストランで予約受付係として働く売れない俳優のサムが、次々にかかってくる電話に翻弄される様子を描く。2018年に千葉哲也の演出、成河のキャスティングで上演された本作が、Withコロナにおいて“究極のソーシャルディスタンス”を実現した一人芝居として蘇る。クリスマスを控えたある日、出勤したサムは同僚の遅刻によって業務のすべてを一人で背負う羽目に。オーバーブッキングな上に「このテーブルでないとイヤ」と一方的に指定するセレブからの無茶なオーダーをはじめ、パワハラ気味のシェフ、事なかれ主義のスタッフによる内線で、サムはタイトル通り“Fully Committed(全力投球)”の大忙し。なかなか来ない最終オーディションの連絡を待ちわびながら、帰省を待つ故郷の父や予約トラブルの対応を目まぐるしくこなし、彼の苛立ちはピークに達して──。ステージ中央にはレストランの予約端末2台、上手に厨房・ホール、下手にシェフのオフィスと繋がる内線3台が設置されている。地下の予約オフィスにベルが鳴り響く中、成河は終始電話の間を汗だくで全力疾走。サムに扮する一方で、同時に電話の話し相手である社交界の夫人、日本人観光客、ボーイ長の女性ストーカー、そして猫にいたるまで30以上もの役を、声色や口調を変幻自在に操りながら演じ分ける。ストーリーは、サムと電話相手の掛け合いを軸に進む。取材日だった初日に客席から大きな笑い声があがったのは、VIPのダブルブッキングをシェフとホールスタッフから非難された彼が己に非のないことを証明した瞬間。成河は、開き直ったようにガッツポーズを取り、ふんぞり返って予約電話に応じるサムを体現し、観客を沸かせた。サムの心情を吐露するモノローグは登場しない。しかし、父や兄、マウントを取ってくる役者仲間との会話を通じて、予約係の仕事に忙殺され、うまくいかない俳優業に対する苦しみが覗く。成河は多彩な表情と仕草で、サムの内面までも舞台上に立ち上げた。上演時間は約110分(休憩なし)。公演は11月30日(月)まで。なお、アフタートークが16日(月)14時、21日(土)18時開演回で実施されるほか、16日(月)14時と千秋楽の30日(月)14時開演回にはPIA LIVE STREAMでライブ配信が実施される。アーカイブ配信は、各回の開演時間から24時間後まで視聴できる。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年11月16日その高い身体能力で縦横無尽に駆け回り、ストレートプレイからミュージカルまで幅広い演技で魅了する俳優・成河。野田秀樹やジョン・ケアード、サイモン・マクバーニーら国内外の著名演出家からも絶大な信頼と高い評価を受ける彼が38役を演じ分ける一人芝居『フリー・コミティッド』が11月13日(金)より東京・DDD青山クロスシアターにて開幕する。本作は、劇作家・女優・TVプロデューサーとマルチに活躍するベッキー・モードが、劇作家で俳優のマーク・セトロックの協力を得て創り上げた傑作コメディ。1999年にニューヨークのチェリー・レーン・シアターで初演されて以降、アメリカやイギリスで役者を変えて何度も上演されており、日本では2018年に成河が初演。38役を次から次へと演じる姿に客席は圧倒されながらも抱腹絶倒。大いに沸かせた話題作の待望の再演だ。主人公は、売れない俳優で、マンハッタンの超人気レストランの予約電話受付係をしているサム。その仕事内容は、人気店だけにすでに満席だが、なんとか予約を取ろうと電話をしてくる客たちに応対するというもの。オーディションの結果を待ちながらも仕事に勤しむサムだが、予約とは関係のない人物、ひとり暮らしの父まで電話をかけてきて……。成河はサムを演じながら、電話をかけてくる金持ちの社交界夫人、レストラン支配人、日本人観光客、カリスマ・シェフ、サムの父親、変わり者のボーイ長、ドミニカ共和国出身のコック、大柄でタフなフランス女、医者、優しい性格のウェイトレス、下っ端のマフィアなどなど、国籍も性別も違う様々なキャラクターを演じ分ける。演出を手掛けるのは初演に続き千葉哲也。近年は俳優のみならず演出家としても活躍する千葉と成河は、昨年再演された舞台『BLUE/ORANGE』でも息の合ったステージを見せている。ふたりのタッグにも期待が高まるステージだ。なお11月16日(月)、11月30日(月)にライブ動画配信も予定している。詳細は「PIA LIVE STREAM」 文:伊藤由紀子『フリー・コミティッド』作:ベッキー・モード翻訳:常田景子演出:千葉哲也出演:成河2020年11月13日(金)~ 11月30日(月)会場:DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京)【ライブ配信】対象公演:2020年11月16日(月)14:00 ※アフタートーク付2020年11月30日(月)14:00※各公演開演時間より24時間後までアーカイブあり(チケット販売は各公演開演時間より22時間後まで)視聴方法詳細→PIA LIVE STREAM
2020年11月13日「パワーレンジャー」が新たに映画化、テレビ化されることが明らかになった。「Variety」誌などが伝えた。「パワーレンジャー」は、日本の「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズとして、1993年にアメリカで「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」としてスタートしたテレビドラマ。2017年にも「ライオンズゲート」と「SCGフィルムズ」によって映画化され、ナオミ・スコット、ベッキーGらが出演したが、制作費が1億500万ドルに対して世界興収が1億4230万ドルと、興行収入的には振るわなかった。今回は、玩具メーカーの「ハズブロ」と同社が昨年買収した制作スタジオ「エンターテインメント・ワン」が映画とテレビドラマを制作することが決定。Netflixドラマ「このサイテーな世界の終わり」のクリエイター、ジョナサン・エントウィッスルがプロジェクトの先頭に立ち、映画・ドラマともに監督を務める。エントウィッスルは「パワーレンジャーを観たことのない世代、観たことがあって待ちわびているというような熱狂的なファン世代、どちらにも新しいパワーレンジャーを届けることができるなんて、信じられないようなチャンスだ」と喜びを語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アラビアの女王愛と宿命の日々 2017年1月21日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2013 QOTD FILM INVESTMENT LTD. ALL RIGHTS RESERVED.パワーレンジャー 2017年7月15日より全国にて公開Motion Picture Artwork © 2016 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.POWER RANGERS and all original names, original characters, distinctive likenesses thereof and original trademarks and logos are the exclusive property of Toei Company,
2020年10月21日6月に複数の女性との不倫行為が報じられたアンジャッシュ・渡部建(48)。ラジオ、テレビともに多数のレギュラーを抱えていたが、すべて降板することに。離婚せず支えることを決めた妻の佐々木希(32)は夫の更生に勤しんでいた。「騒動後、近隣住民から好奇の目で見られることも多々あり、佐々木さんの知人らは引っ越しを勧めました。しかし、佐々木さんは頑なに拒否したそうなんです。“そうした目にも逃げないで夫を更生させる!”という覚悟があるのでしょう。また、今後についても渡部さんと日頃からよく話し合っているそうです。最近、『外出する際の場所、時間、会う相手』『その日あったこと』などを必ず報告するよう夫婦間の“ホウレンソウ”を徹底しようというルールを決めたそうです。渡部さんは、ほとんど外出をせず、家事や育児に取り組み、佐々木さんの力になれるよう頑張っているといいます」(ファッション関係者)佐々木の助けも借りながら更生に励む渡部だが、目の前には問題が山積している。「渡部さんは多数の企業と契約をしていただけに、違約金も桁違いです。まだ金額の算出すらできていませんが、最低でも1億円以上にのぼるとみられています。16年に不倫したベッキーさん(36)は地上波に復帰するまでに約3年かかりましたが、会見もせず、なんの釈明もしなかった渡部さんのイメージはさらに悪い。地上波のテレビ復帰も5年は難しいでしょう。賠償金が満額請求となれば、仕事のない渡部さんでは返済できず、佐々木さんが支払うしかないでしょう」(テレビ局関係者)そして、違約金問題は渡部の所属事務所まで波及しているという。「請求が来れば億超えともいわれる違約金を事務所がまず肩代わりします。稼ぎ頭の渡部さんの仕事がなくなり、違約金の準備もしなくてはならないため、今年は事務所社員へのボーナスがなくなったそうです。渡部さんは一刻も早く復帰して、稼ぐ必要があるのです」(所属事務所社員)“ゲス不倫”の大きすぎる代償と渡部はどう向き合っていくのだろうか――。「女性自身」2020年10月27日号 掲載
2020年10月14日映画『ゴーン・ガール』や海外ドラマ「シャープ・オブジェクト KIZUー傷ー」などの原作者ギリアン・フリンがクリエイターをつとめる新しいAmazonオリジナルシリーズ「ユートピア~悪のウイルス~」が10月30日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信されることが決定した。イギリス版「ユートピア/Utopia」から着想を得た本作は、若者たちが自分の居場所を見つけようとしながら、世界の終わりから人類を救おうとする姿を描くスリラードラマ。「ユートピア」というフィクションコミックのファンとして集まったオンライングループの若者たちが、コミックの中に隠された意味を明らかにし、人類への脅威を予言する。彼らはそれが陰謀ではなく、いま世界が実際に直面している危機だと気づく。一か八かの冒険に出た彼らは、コミックの中の主要なキャラクターに出会うことになり…。「ユートピア」に心酔し、オンラインで出会った若者グループのメンバーである、イアンを「クーガータウン」のダン・バード、ベッキーを『フィフティ・シェイズ・フリード』のアシュレイ・ラスロップ、サマンサを『ハッピー・デス・デイ』のジェシカ・ローテ、ウィルソンを「You’re the Worst」(原題)のデスミン・ボルヘス、グラントを「ユーフォリア/EUPHORIA」ジェフォン・ワナ・ウォルトン、アリスを『ローガン・ラッキー』のファラ・マッケンジー。さらに、彼らの世界を救うミッションに協力する、謎を隠し持った有名なコミックのキャラクター、ジェシカ・ハイド役には『アメリカン・ハニー』でブレイクしたサーシャ・レーン。ケビン・クリスティー博士役を『ハイ・フィデリティ』などのジョン・キューザックが演じるほか、マイケル・スターンズ博士役を『MEG ザ・モンスター』レイン・ウィルソンが演じ、アビー役を『アルゴ』のクリストファー・デナム、トーマス・クリスティー役を「GOTHAM/ゴッサム」コーリー・マイケル・スミスが演じる。製作総指揮には、ギリアン及び、ジェシカ・ローデス(フリンとは「シャープ・オブジェクト」でタッグ)、シャロン・ホール、カレン・ウィルソン、デニス・ケリーが名を連ねる。「ユートピア~悪のウイルス~」は10月30日(金)よりAmazon Prime Videoにて配信開始(全8エピソード)。(text:cinemacafe.net)
2020年09月30日