ナウシカは風の時代を象徴していた?鏡リュウジらが「グレートコンジャンクション」を語る
と結論づけました。
占星術、神話、宇宙物理学、アプローチは違えど人間の「世界を理解して安心感を得ようとする」という目的は一つなんですね。
一方、ぐらさんは、古代の天文現象の記録やバビロニア占星術における星の意味づけと、ご自身の天体観測の体験とを重ね合わせて解説。ご本人撮影の美しい星景写真を見ながら、実際に空を見上げて星を見ることと知識として知ることをリンクさせる楽しさを教えてくれました。
◎江戸時代、日本でオーロラが見えた?
磯部さんは、江戸時代の記録から日本で大規模なオーロラが見えたときのことを紹介。一晩中、手のシワが見えるくらい明るかったんですって!当時の人々の反応も記録されていて、空から火が降ってくると思って屋根に水をかけている人、諦めて寝ている人、また科学的に考察しようとしていた人もいたようです。
ちなみに、今このレベルの太陽フレアが起こると、放射線の影響で人工衛星、GPSは壊滅してしまうのだそう。また、送電線などの巨大な回路に巨大な電流が流れるので、大規模な停電が起こる可能性もあるのだとか。江戸時代だったから大過なく終わりましたが、現代では大災害になりかねない、というのも時代性ですよね。