一番「ダサい」のはフラれること? 男性がイケそうな相手ばかり狙う理由
漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
■第73回アクマの辞典ダ行
【ダ】
➤「ダサい」(ださい)
今回のテーマはダ行から「ダサい」である。
先日、漫画『クッキングパパ』1000話が無料公開されており、仕事や時間、己が何者かも忘れて読みふけったのだが、何せ30年以上も続いている漫画なので、そこかしこから「時代」を感じる。
肉じゃがをダサいというJDに「肉じゃがにダサいもナウいもないさ」とパパが言い放つシーンがあった。
これは「ナウい」が完全にお亡くなりになっている一方で、「ダサい」が未だに生きているという貴重な資料である。
「ダサい」は、毎年生まれる新語に勝ち抜いてきたディフェンディングチャンピオンであり、それだけ「強い」言葉ということだ。
みんな何だかんだ言って「ダサい」のは嫌なのである。
「ダサくてもがむしゃらに頑張る」と言っている人も、ちょっとは「ダサくても頑張っている自分カッコいい」