2014年1月16日 10:15
結婚できれば幸せ?人気ライター・雨宮まみが考える幸せのカタチ~映画『パリ、ただよう花』トークイベント【恋占ニュース】
【雨宮まみさんトークイベントレポート】
この作品を大好きだと言う女性も多い一方、「ホアに共感できない」と述べる女性もいる、という司会者の言葉を受け、
「ホアのような(恋多き)女性って、そんなに特殊ではなくてあり得そうだから、身近にこんな女の人がいたら嫌だな、自分の友達にはいてほしくないと感じるんじゃないでしょうか。
ホアが別の女性から『誰とでも寝る女』と罵倒されるシーンがありますが、あれが、一般的な女性が抱く感想なのかもしれませんね。平和に生きている私たちの日常を脅かす存在としてのホアが見えてしまうから」
と話す雨宮さん。
ホア自身はそんな同性の目を意識することなく、また自分の評判や社会的地位を気にすることもなく、パリの路上で出会った建設工の男マチューとセックスを重ねていきます。どんなに求められても笑顔は見せず、無気力な表情のまま、流されるように生きる彼女。
「でも、ホアの周りの男性は、てんてこ舞いだけど幸せだと思います。マチューなんか滅茶苦茶振り回されてるけど、たぶん『今、俺、最高に恋してる』っていう充実感がある。俺をこんなに狂わせたのは君だよと思って、すごく盛り上がり、たぶんその感情がホアにも伝染して、お互いに熱病のような時期を過ごせたんじゃないかという感じがします」