2016年5月12日 12:45
「仕事ではまだまだ未熟、婚活では嫁き遅れ、つらいです」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第35回
と呼ぶのはなぜかというと、まず第一にライバルが多いこと。MACCOさんがよっぽどの目利きで、まだ発掘されていない才能を見出して好きになっているのなら別ですが、40歳で仕事ものってる男の人、たぶんそこそこお金もあるでしょうし、髪が薄いとかお腹が出てるとか、たいしたハンデにはなりません。
そして、第二には、業種が近い場合や、その仕事に憧れがある場合、ずっと「自分のほうが能力がないんだ」という劣等感に苛まれる可能性がある、というのがあります。
第三には、関係がダメになったあとでも、相手の才能を目にする機会がたびたび訪れること、目立つ人であれば、次に誰とつきあったとか結婚したとかまで情報が飛び込んでくること……。まぁ、細かいことまで挙げるといっぱいありますが、個人的には「才能に惚れてしまうと、その才能だけは否定できないから、自然と自分が下に立つことに慣れてしまう」みたいなことが起こりがちなので、そこが怖いと思うところです。仕事の才能は仕事の才能、人としての魅力はまた別だし、自分が一緒にいて居心地のいい人かどうかも別の話、と割り切って考えられるならいいのですが、才能って魅力のうちに入りますから、そこはなかなか難しいですよね。