好きにさせるテクニック〜『百瀬、こっちを向いて。』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第2回〕【恋占ニュース】
だからノボルにデレッとする瞬間は実は偽り。普段はツンとしていてノボルには相当ドライな態度をとる。これは度を越しているとしても、感情に素直でいることは魅力的。相手に好かれたいからといつも笑顔を心がける必要は無く、弱い顔(元気の無い顔)を見せたっていい。相手の顔色を伺って、無理に好かれようとして媚びるしぐさより、笑ったり寂しそうな顔を見せたり、コロコロ変わる表情は、男心をくすぐるから。
ノボルが気付いた百瀬の本来の魅力は、「見かけと違う意外な一面」。誰にでも好かれようとすると「愛され女子のコピー」になるだけで、個性も何も無く、偽りの好感度アップテクしか身に付かない。それでは同じ対応をするカワイイ女の子がいたら勝ち目ナシ。
大切なのは、自分の感情に素直に生きること。
それに気付いた男性はあなたの本来の魅力に惹かれて離れない。
そうわかっていても、いつも自然体ではいられないのはなぜ…?
映画の結末から全ての真実が見えて来るはず!
あらすじ:
高校卒業以来、久々に故郷に降り立った、相原ノボル。文学新人賞を受賞した記念にと、母校からの依頼で講演をする為、帰省してきたのだった。変わらない街並みに触れたノボルは、高校時代のある「嘘」