失恋の哀しみを乗り越える心理学…「踏み出す一歩」となる行動とは?
ジュリア・ロバーツ主演の『ベスト・フレンズ・ウェディング』という映画をご存知でしょうか。
ヒロインのジュリアンは、ある日元カレのマイケルから「大切な話がある」という連絡を受けます。
2人は別れた後も仲良しで、「28歳になってもお互いに独身なら結婚しよう」と言い交わしていました。
もしやプロポーズ?と思いきや、なんと20歳の女子大生と結婚をするという報告だったのです。
◆お付き合いの終わりは喪失感の始まり
ジュリアンにとってマイケルは好きでたまらない相手ではなく、「なんとなくいつも心の中にいる思い出の彼」という存在でした。
そんな元カレが結婚すると聞いて、「思い出」自体が消えてしまうように感じたのでしょう。
ジュリアンは結婚を阻止しようと躍起になりますが、結局は現実を受け入れるしかないのだと、哀しみながらも理解します。
付き合っていない相手でも喪失感があるわけですから、本気の恋を失った時の苦しみはそれ以上です。
今回は人の心が哀しみをどう受け入れるのか、という観点から、乗り越えるための重要な一歩がどこにあるかを解説しちゃいます!
◆喪失の受容にはプロセスがある
別れてすぐ相手を忘れられる人は、そうそういません。