失恋の哀しみを乗り越える心理学…「踏み出す一歩」となる行動とは?
たいがいは段階を追って、ゆっくりと別れを受け入れていきますよね。
このような喪失の受容は、心理学的に5つの段階があります。
1)否認
2)怒り
3)取引
4)抑うつ
5)受容
まずは、現実を受け入れたくないという「否認」です。
続いて「どうしてこんな目にあうんだ!」と、納得がいなくてもんもんする「怒り」状態になります。
さらに「努力不足だったんじゃないか」「正しい努力をすれば別れを回避できるんじゃないか」と、なんとか状況をくつがえそうとする「取引」に移行します。
そうして、そんな方法はないという現実を前に深い絶望感にみまわれる「抑うつ」に入るんですね。
ここでようやく、「別れを受け入れるしかない」という受容の境地に至るのです。
◆取引を放棄する勇気
失恋を乗り越えるにあたり、一番のポイントとなるのは「取引」のプロセスです。
この段階にいる時には、お互いに納得するための話し合いならば行うといいとと思います。でも中には、別れを否定したくて暴走行動に出てしまう人もいます。
泣きわめいて相手や周りの人に迷惑をかけたり、第三者を巻き込んで無意味な駆け引きをしたり、肉体関係を通して愛情があると思いこもうとしたり。