男女問わず“ステキな人”と思われる為にすべきこと〜『繕い裁つ人』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第21回〕【恋占ニュース】
仕事は、先代である祖母が過去に作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少し作るだけ。「世界で一着だけの一生もの」それが市江の服が愛される理由なのだが、藤井だけは、彼女の胸に秘めた想いに気付いていたのだった。
市江が多くの人に愛され、求められるのには理由があります。それは彼女が、時間をかけてお客一人一人をしっかり見て、その人の魅力を引き出す服を作り上げるから。相手の顔を見て向き合って、その人のために時間を作ることを大切にし、それぞれに合った服を作りたいからこそ、ブランド化して量産しないのです。
恋愛も同じです。誰だって自分をちゃんと見てくれる人に惹かれるし、親身になって真剣に耳を傾けてくれる人を好きになる。
いい人だと思われたいし、好かれたいから、お誘いはなるべく断りたくない、と短時間でも会うのは分からなくはない。
けれど、実はそれって逆効果。一日に数人と小刻みに予定を入れているのが知られたら、相手にも「この人は忙しくて、友達が多い」と八方美人のレッテルを貼られてしまう。だからこそ、大切にしたいと思う人に会う時には前後の時間にゆとりを持って。「今日はアナタの為に一日時間をとってある」