男女問わず“ステキな人”と思われる為にすべきこと〜『繕い裁つ人』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第21回〕【恋占ニュース】
というアピールも時には必要。
ただし、市江自身も“本当の意味で愛され、求められる人”になるのには、ある変化を必要としました。それは劇中、彼女が胸に秘めていた“自分が生み出すデザインで、服を作ることへの勇気”。それまでは、相手の意思を尊重し過ぎたり、相手に合わせてばかりいて、ある意味“都合の良い人”状態になり得る部分も。
「本当にステキな人だから、この人に会いたい!」そう思われるには、自分の意見をはっきり言えて、褒めてくれる人に対しては素直に「ありがとう」と言えることが重要。人や自分に対してポジティブな発言をする人こそ“本当にステキな(愛される)人”なんですよ。
あらすじ:
神戸の街を見渡す坂を上ると、その店はあった。「南洋裁店」という小さな看板が掛けられた、古びた洋風の一軒家。
店主の南市江が作る服は、いつも即日完売。すべて昔ながらの職人スタイルを貫く手作りの一点ものだ。
神戸のデパートに勤める藤井は、市江にブランド化の話を持ち掛けるが、まるで“頑固じじい”のような彼女は、全く興味を示さない。一代目である祖母が作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少しだけ、市江はそれで満足だった。